僕がこれまでに泊まって「素晴らしい!」と感じた北海道の旅館・ホテル13選

2013年 7月 16日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

もうすぐ夏休みということで、北海道への旅行を計画している方もいると思います。

そこで、北海道を愛するあまり移住してしまった私が、これまでに実際に宿泊したことのある旅館・ホテル・民宿のなかから、「これは素晴らしい!」と感じた宿を、いくつか紹介していきたいと思います。

「価格」「温泉」「食事」「部屋」「環境」の5項目について、★5つで評価していますが、それぞれ宿泊プランによっても違ってくるので、あくまで参考程度に考えてください。
「価格」については★が多いほど安い宿ということになります。「環境」は自然や風景、雰囲気、情緒などを総合して評価しました。

最初はランキング形式にしようと思ったのですが、どこも甲乙付け難いいい宿だったので、順位は付けずに並べていきますね。

※掲載している写真は、私が撮影したものと、「じゃらん」からお借りしたものがあります。

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あかん鶴雅別荘 鄙の座(阿寒湖温泉)


マリモで有名な阿寒湖畔に建つ、全室露天風呂付きの高級温泉旅館です。

最近、流行りの和モダンなテイストの旅館で、高級感がありながらも落ち着ける空間になっています。

温泉は上階にあり、阿寒湖や周囲に広がる原生林を眺めながら、ゆったりとお湯に浸かることができます。岩盤浴も無料で自由に利用することが可能。

食事は和食を中心としたコース料理で、前菜からデザートまで、もうどこにも文句のつけようのないクオリティです。特にこの宿の名物だというキンキの鍋が旨すぎ!

ちなみに、私がこれまでに泊まった北海道の宿で、最も宿泊料金が高い宿ですw

価格:★☆☆☆☆
温泉:★★★★☆
食事:★★★★★
部屋:★★★★★
環境:★★★★☆

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湯宿だいいち(中標津、養老牛温泉)


道東の豊かな自然に抱かれた養老牛温泉の旅館です。

渓流沿いの広々とした混浴露天風呂をはじめとして、檜の内風呂や丸太風呂など、温泉が非常に充実しています。

食事も、山菜や川魚といった山河の幸から、キンキやタラバガニといった海の幸まで、北海道の豊かさを実感できる品々が並びます。

可愛らしいエゾクロテンや、北海道に100羽程度しかいないと言われるシマフクロウを見ることができるのも魅力ですね。

価格:★★★☆☆
温泉:★★★★★
食事:★★★★☆
部屋:★★★☆☆
環境:★★★★★

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ヘイゼルグラウスマナー(標茶)


標茶、虹別の原野に建つ、英国領主の館(マナーハウス)を模した全8室のオーベルジュです。

館内は、ロビーからラウンジ、部屋、レストランまで、全てにわたって高級感に溢れています。

ここに紹介した宿の中で一番リピートしているのがこのヘイゼルグラウスマナーなのですが、夕食に供されるフレンチのコースは、いつ来ても期待を上回る美味しさ。鹿肉などのジビエを味わうこともできます。

まさに上質な時間というものを味わうことのできるホテルです。

価格:★★☆☆☆
温泉:なし
食事:★★★★★
部屋:★★★★★
環境:★★★★☆

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温泉旅館 銀婚湯(八雲、上の湯温泉)


北海道では珍しい鄙びた雰囲気満点の温泉宿です。

それぞれに趣の異なった貸切の露天風呂が3ヶ所あり、自然の中でのんびりと湯浴みを楽しむことができます。もちろん源泉掛け流しで泉質も抜群。秘湯好きには堪えられない魅力がありますね。

雰囲気のいい旧館に泊まれば、宿泊料金も1泊2食で10000円ちょっとからと、とてもリーズナブルです。

食事はオーソドックスな旅館料理でしたが、一品一品手がかけられていて、この価格帯の宿としては十二分に満足できる内容でした。

価格:★★★★★
温泉:★★★★★
食事:★★★☆☆
部屋:★★★☆☆
環境:★★★★☆

▼公式サイト

望楼NOGUCHI函館(函館、湯の川温泉)


函館、湯の川温泉のハイグレードな温泉旅館。一人部屋以外は全て源泉かけ流しの客室風呂を備えています。

館内は和と洋が調和した高級感のある空間で、水盤や竹林など、随所に滞在者がくつろげる演出がなされています。

夕食は和洋の創作会席で、地産地消をテーマとし、津軽海峡の海産物や自社農園で穫れた野菜など、道南の新鮮な食材が一皿一皿に使われています。なかでもイカ醤油で頂くイカの刺身はこれまで味わったことのないような美味しさ!さすがに宿泊料金が高いだけあって、これまで泊まった北海道の宿でも屈指のクオリティでした。

最上階の展望露天風呂は、湯の川温泉で最も高い位置にあり、函館の街から函館山、津軽海峡までを一望。夜には夜景や漁火を眺めながらの入浴を楽しめます。

すぐ近くにある函館空港の滑走路の延長線上に位置しているため、離着陸する飛行機がすぐ頭上を飛んでいく迫力のシーンが見れるのも楽しい。

価格:★☆☆☆☆
温泉:★★★☆☆
食事:★★★★★
部屋:★★★★☆
環境:★★★☆☆

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ぬくもりの宿 ふる川(札幌、定山渓温泉)


札幌の奥座敷、定山渓温泉の旅館です。

館内に飾られたさまざま民芸品が懐かしい雰囲気を醸し出していたり、各所にくつろげる休憩所があり、それぞれにちょっとした飲食物が無料でサービスされていたりと、宿泊者がゆったりとくつろげるような演出が嬉しい宿です。

食事は和食のコースでしたが、非常にクオリティが高く、この価格の宿でこれだけの料理を食べられるところは、なかなかないと思います。定山渓温泉では同価格帯の宿にいくつか泊まりましたが、ここの料理がダントツで良かったですね。

ロビーにいる看板うさぎの温(ぬく)ちゃんも可愛いですよ。

私が宿泊したときのレポートはこちら。
▼定山渓の温泉旅館「ぬくもりの宿 ふる川」に泊まってきた | ロプログ

価格:★★★☆☆
温泉:★★★☆☆
食事:★★★★☆
部屋:★★★☆☆
環境:★★★☆☆

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オーベルジュ 北の暖々(網走)


網走湖を見下ろす丘に建つオーベルジュ。「じゃらん北海道」の宿泊満足度ランキングホテル部門で全道1位に輝いたこともあるという、とても評判のいいホテルです。

屯田造りをイメージしたという建物はユニークな造りで、館内にはレトロな看板やアイヌの古写真、熊の剥製、各種民芸品などなど、さまざまなものが飾られていて、不思議な雰囲気があります。

ここはなんと言っても夕食のフレンチのコース料理が秀逸!自家農園で穫れた野菜や、オホーツクの新鮮な魚介類などが、見事な逸品となって次から次へと食卓に現れます。北海道で料理の美味しい宿にはいくつも泊まって来ましたが、ここのコースはその中でも一二を争う素晴らしさでした。

樽風呂と陶器風呂のある露天風呂からは、網走湖を一望する絶景を楽しむこともできます。

私が宿泊したときのレポートはこちら。
▼絶景と美食と温泉を一度に楽しめる、網走の「オーベルジュ北の暖暖」に泊まってきた | ロプログ

価格:★★☆☆☆
温泉:★★★☆☆
食事:★★★★★
部屋:★★★☆☆
環境:★★★★☆

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心のリゾート 海の別邸 ふる川(白老、虎杖浜温泉)


虎杖浜温泉の太平洋を一望するリゾートホテルです。

この宿の魅力はやはり圧倒的なオーシャンビュー。ロビー、部屋、温泉、食事処と、宿のどこからでも雄大に広がる海を眺めることができます。

特に開放感満点の露天風呂からの眺めが素晴らしく、肌触りのいいお湯に浸かりながら、大海原を見渡すのは爽快そのもの。

食事は和食会席で、前浜で揚がる魚介類や地元のブランド牛(白老牛)、近隣で獲れる野菜などを、存分に味わうことができます。

価格:★★☆☆☆
温泉:★★★★☆
食事:★★★★☆
部屋:★★★☆☆
環境:★★★★★

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ラビスタ大雪山(東川、旭岳温泉)


北海道最高峰の旭岳を仰ぎ見る山岳リゾートホテル。建物は欧州の山荘を思わせるような造りですが、随所にアイヌ文化のテイストが加えられています。

温泉は檜風呂や露天岩風呂のある大浴場の他にも、予約不要無料で入れる貸切風呂が3ヶ所あり、源泉掛け流しの湯を心ゆくまで楽しむことができます。

食事はフレンチのコース、鉄板焼き、鍋料理から選ぶことができます。フレンチと鉄板焼きを頂いたことがありますが、どちらかというと鉄板焼きのほうがお勧めです。

価格:★★★☆☆
温泉:★★★☆☆
食事:★★★☆☆
部屋:★★★★☆
環境:★★★★☆

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御宿きくち(奥尻島)


奥尻島の民宿。おかみさんをはじめ、宿の人のホスピタリティが暖かい宿です。

部屋はこじんまりとしていますが、清潔で居心地は良く、Wi-Fiも完備しています。

一番の魅力は道南の海の幸を存分に味わえる夕食。特にウニ鍋は絶品!それまで「ウニは生で食べてこそ至高」と思っていたのが覆されました。

残念ながら宿に温泉はありませんが、島の西側に神威脇温泉という源泉掛け流しのいい日帰り入浴施設があります。

価格:★★★★★
温泉:なし
食事:★★★★☆
部屋:★★☆☆☆
環境:★★☆☆☆

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チミケップホテル(津別)


人里離れた森の中に、ひっそりと佇むチミケップ湖。その湖畔にただ1軒建つ小さなホテルです。

魅力は静謐な雰囲気。湖畔にはこのホテル以外の人工物は全く見えず、まるで別世界に迷い込んだような感覚になります。

ここに紹介した宿の中でも最も辺鄙・・いや自然豊かな場所にあるため、携帯の電波も通じませんでした。日常を全て忘れてのんびりとした時間を過ごすには最適のホテルですね。

夕食は道東・オホーツクの食材を使ったフレンチベースのコース料理です。

価格:★★★☆☆
温泉:なし
食事:★★★☆☆
部屋:★★★☆☆
環境:★★★★★

▼公式サイト ▼じゃらん

ホテル ・ドローム(赤井川)


「日本で最も美しい村連合」のひとつ、赤井川村の森に囲まれた静かなホテルです。

建物はスウェーデンの民家をイメージしたもので、鉱山跡の廃材が随所に利用されていて、独特の雰囲気を醸し出しています。

夕食は自家農園で収穫された野菜やハーブをはじめとした、地元産の食材が使われたコース料理。朝食のブルーベリーマフィンも絶品です。

価格:★★★★☆
温泉:なし
食事:★★★★☆
部屋:★★★☆☆
環境:★★★★☆

▼公式サイト

民宿 船長の家(常呂、サロマ湖)


サロマ湖の民宿。「北海道の海産物をお腹いっぱい食べたい!」というのなら、この宿です。

とにかく料理の量がすごい!タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ、花咲ガニ、ホタテ、カキ、ホッキ、ツブなどなど、豊富な海の幸が「これでもかっ!」というほどテーブルに並びます。いえ、並べきれなくてお皿を重ねるほどですw

露天風呂などはないのですが、温泉浴場も備えています。

ちなみに、知床のウトロにも同名の民宿がありますのでお間違えなく。

価格:★★★★★
温泉:★☆☆☆☆
食事:★★★★☆
部屋:★★☆☆☆
環境:★★☆☆☆

▼公式サイト


高級温泉旅館からリーズナブルな民宿まで、全部で13の宿泊施設を紹介してきました。

ここに紹介したのは、私が実際に泊まったことがある宿だけなので、他にも北海道にはまだまだたくさんのいい宿があると思います。

個人的に未宿泊だけど気になる宿としては、十勝川温泉の三余庵、洞爺湖のウィンザーホテル、登別温泉の滝乃家、玉の湯、望楼NOGUCHI登別、積丹の美国観光ハウス、清里町のホテル清さとなどなど。

みなさんも、「ここがお勧め!」って宿がありましたら、ぜひ教えて下さいね。

それでは、またー。

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