2024年に行った14回、合計112日間の旅行を振り返ってみた

2024年 12月 30日
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どうもどうも、ロプロス(@ropross)です。

はい、毎年恒例、年に一度のブログ更新、今年一年間の旅行の振り返りです。

今年は各種旅行支援もなくなり物価高騰も進んだことで、旅行にかかる費用もずいぶんと増大してしまったのですが、大きなトラブルに遭うこともなく、無事に一年中旅行を楽しむことができました。

少しずつですが海外にも行くことができたし、前々から泊まりたかった温泉宿・ホテル、行きたかったサウナ、訪れたかった寺社など、憧れだった場所に数多く行くことができて大満足の一年になりました。

それでは、写真100枚超えの長い記事ですが、のんびりと楽しんでいただけると幸いです。

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大阪・京都・奈良 1月10日~19日(10日間)

今年最初の旅行は関西へ。初めて訪れる冬の京都をメインに大阪と奈良にも立ち寄りました。


オーバーツーリズムが問題となっている昨今の京都だけど、この時期は比較的空いています。相国寺、大徳寺、龍源院、妙心寺などは歴史ある名刹なのに外国人観光客はまず来ないので、静かな雰囲気のなか参拝することができました。

寺社以外にも、日本の伝統技能の粋を集めた京都迎賓館や、三井家の別邸で重文に指定されている旧三井家下鴨別邸を見学したり。


ずっと前から行ってみたかった宇治にある黄檗宗の寺院、萬福寺にも参拝。日本式の寺院とは一風異なった中華風の意匠を鑑賞し、隠元禅師が中国から伝えたという普茶料理を頂いてきました。


下鴨神社で御粥神事を見たり、妙心寺の塔頭、東林寺で小豆粥と精進料理を頂いたりと、新年ならではの体験も。


奈良では歴史建築を活かした高級ホテル「紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良」に宿泊。正規の宿泊料金は17万円とびっくりするような値段の部屋だったけど、マリオットAMEXの無料宿泊特典で泊まることができました。


奈良の鰻の名店「うな菊」では、登録有形文化財の建物で絶品のうなぎコースを。


大阪では「スパワールド」に宿泊し、通天閣を眺めながらのサウナを楽しんできました。

お笑いの聖地「なんばグランド花月」でよしもと新喜劇を見て大笑いしたのも良い思い出。

沖縄・MSCベリッシマ 2月13日~21日(9日間)

2月は生まれて初めてのクルーズ旅行。沖縄・那覇から「MSCベリッシマ」に乗り、4泊5日のショートクルーズに参加してきました。


全長315m、乗客定員5000人以上という超巨大クルーズ船「MSCベリッシマ」。実際に目の当たりにすると圧倒的な存在感。こんな巨大な建造物が海に浮かんでいて動くというのは、なんとも現実感がない。


クルーズ船のランクとしてはカジュアル船なんだけど、船内はスワロフスキーのクリスタルガラスが散りばめられた階段などキラキラとしたゴージャスな空間です。


広大な船内はお散歩して見て回るだけでも楽しい。プールサイドで寛いだり、ジムで筋トレしたり、ショーを見たり、料理を食べたりと船内で過ごすだけでも忙しいくらい。


石垣島に寄港するので、レンタカーを借りて川平湾や平久保崎といったスポットを周りました。天気が悪くて海の色がいまいちだったのが残念。


台湾の基隆にも寄港。台湾は何度も訪れているけど基隆は行ったことがなかったので嬉しい。気軽に海外の地を踏めるのもクルーズ旅行の魅力です。

カラフルな建物の並ぶ「正浜漁港 彩色街屋」や基隆港を見下ろす「基隆中正公園」を訪れ、基隆廟口夜市で台湾グルメも楽しんできました。


このクルーズ船で最も印象深かったのが、毎日行われるショー。歌やダンス、歌劇、アクロバット、マジックなど、さまざまなパフォーマンスを日替わりで楽しむことができます。「こんなのタダで見せてもらっていいの?」というようなクオリティの高さ!

船内で味わう料理もクルーズ船の楽しみのひとつ。船内レストランの料理は、一部の有料レストランを除いてバイキング・コースともに追加料金なしでいただくことができます。フォーマルナイトもあったので、十数年ぶりにスーツを着用しました。さすがに巨大なカジュアル船なので料理の味はまずまず。


せっかく2月に沖縄を訪れるので、ファイターズの名護キャンプも見学してきました。


もちろん、沖縄そばやサータアンダギー、アグーしゃぶしゃぶなど、沖縄グルメも味わってきました。名護球場近くのお気に入りの店「宮里そば」のソーキそばは相変わらずの美味しさ。

九州 3月3日~12日(10日間)

3月は九州へ。憧れの観光列車「或る列車」や九州を縦断する「36ぷらす3」に乗ったり、鹿児島の温泉を巡ったりしました。


運行開始時からずっと乗りたいと思い続けてきた「或る列車」に念願叶ってついに乗車。九州の伝統工芸が随所にあしらわれた車内はこれまで乗った観光列車のなかでも一番の贅沢さ。


車内でいただける世界的に評価の高いシェフが監修する九州の食材を使ったコース料理。どの品もとてもクオリティが高くで大満足!


九州を一周する観光列車「36ぷらす3」。福岡から鹿児島までの一番長いコースに乗車し、車内でいただく料理、車窓風景、沿線でのおもてなしを楽しんできました。


由布院では由布岳を望む温泉宿「柚富の郷 彩岳館」に宿泊し、部屋や露天風呂からその風景を満喫。


ずっと行きたいと思っていた薩摩川内の川内高城温泉へ。鄙びた風情漂うレトロな温泉街は雰囲気抜群!


南九州はちょうど柑橘類が旬の時期だったので、せとか、不知火、はるか、パール柑、ブラッドオレンジなどをお土産に買って発送しました。


鹿児島では「城山ホテル鹿児島」に宿泊し、桜島の勇姿をたっぷりと拝むことができました。


この旅行で最後に泊まったのは妙見温泉「おりはし旅館」の露天風呂付きの離れ。食事処は大正時代築の趣ある建物だし、露天風呂の雰囲気は抜群だし、内湯にはのんびり入れるぬる湯もあるし、お湯は緑褐色の濁り湯が掛け流しだし、どこもかしこも素晴らしい。

他にも、地鶏すき焼きや地鶏刺身が美味しい川内高城温泉の「高城の湯 山桜桃」、古い湯治宿を改装した水俣・湯の鶴温泉の「温泉ゲストハウス tojiya」、地上80mの屋上露天風呂からの眺めが素晴らしい「ブラッサム大分」、上質なアフタヌーンティーが部屋でいただける「ザ・ワンファイブヴィラ福岡」と、印象的な温泉宿・ホテルに宿泊することができました。

新潟・北信州 4月2日~10日(9日間)

4月は新潟と信州北部へ。千曲のあんず畑や新潟の桜名所を巡ったり、サウナや温泉を楽しんだりしてきました。


千曲市の「あんずの里」へ。タイミング良く青空の下で満開のあんずの花が一面に広がる美しい景観を楽しむことができました。


新潟では新発田城址公園をはじめ、「日本さくら名所100選」に選ばれている大河津分水桜並木と村松公園を訪れ、桜を鑑賞してきました。


新潟市の老舗ホテル「イタリア軒」に宿泊。明治7年創業のレストランがルーツというだけあって、夕食のコース料理は絶品揃い!


森に囲まれた野尻湖のサウナ「The Sauna」へ。薪ストーブで温められたログハウスのサウナ小屋、沢水かけ流しの水風呂、自然に抱かれての外気浴と、素晴らしいサウナ体験ができました。


ずっと前から泊まってみたかった野沢温泉の「村のホテル 住吉屋」にもついに宿泊できました。ステンドグラスのある雰囲気最高の浴場も、名物の取り回し鉢をはじめとした食事も素晴らしい!今年泊まったベスト温泉宿はここかな。


昨年も訪れた新潟市の「鮨・割烹 丸伊」で、今年も絶品握り寿司「極み」をいただきました。特に南蛮エビの甘さは驚き!


この旅行最後の一泊は月岡温泉の高級宿「白玉の湯 華鳳 別邸 越の里」。100平米以上という広すぎるくらいの部屋には田園風景を望める展望露天風呂も。

他にも「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」で隈研吾氏のデザインによる「住箱」と呼ばれるモバイルハウスに泊まったり、越後湯沢の「御湯宿 中屋」で雄大な山岳風景を眺めながら露天風呂に入ったりと、思い出に残る宿での滞在を楽しむことができました。

十勝 4月24日~26日(3日間)

4月下旬は2泊で十勝に小旅行。これまたサウナと温泉を楽しむ旅です。


幕別町の「パークホテル悠湯館」に宿泊。開放感抜群のルーフトップサウナには、セルフロウリュできる2棟の個性的なサウナと、ワイン樽の浴槽には水風呂と掛け流しのモール泉があり、広い空を眺めながらの外気浴も最高!


十勝川温泉の全室露天風呂付きラグジュアリー温泉宿「静寂房」にも宿泊。十勝出身の世界的建築家による個性的なデザインの宿で、つるすべのモール泉もゆっくりのんびりと満喫してきました。

愛知 5月9日~17日(9日間)

ゴールデンウィーク明けには愛知へ。名古屋だけでなく、三河湾に浮かぶ日間賀島と佐久島へ渡ったり、城下町・犬山を訪れたりしてきました。


知多半島の先端から渡れる、「タコの島」として知られる日間賀島へ。平坦で小さな島なので歩いて一周することができました。「ひっぱりダコ」の語源となったと言われる干しタコが並ぶ風景も。


続いて「アートの島」として有名な佐久島へ。島内の各地にはさまざまなアート作品が展示されています。日間賀島よりは広いので、自転車を借りて島内を一周。


佐久島の西に位置する「三河湾の黒真珠」と呼ばれる黒壁の家屋が並ぶ集落も散策。


日間賀島では「癒しの宿 風車」、佐久島では「鈴木屋」に泊まり、のんびりと島の空気を堪能。夕食ではタコやワタリガニをはじめとした島の美食を満喫することができました。


国宝に指定されている犬山城の天守を訪れました。これで国宝五城をすべて制覇!

犬山のもう一つの国宝「茶室 如庵」のある庭園「有楽苑」を見たり、登録有形文化財の建築でフレンチがいただける「フレンチ奥村邸」で食事したり、犬山城と有楽苑を望むことができる「ホテルインディゴ犬山有楽苑」にも宿泊しました。


日本各地から移設された明治期や大正期の貴重な建築が60軒以上立ち並ぶ、古い建物好きにはたまらないテーマパーク「明治村」へ。フランク・ロイド・ライト設計の「帝国ホテル」中央玄関を見れて感激!


「矢場とん」の味噌カツ、「海老どて食堂」の海老どて串盛り、「おかげ庵」のおだんご、「赤福茶屋」の赤福氷、名古屋の新名物「ぴよりん」など、グルメも大いに満喫。


旅程のうちの一日はナガシマリゾートへ。驚くほど広い浴場で温泉に入ったり、「なばなの里」のイルミネーションを鑑賞してきました。


重要文化財に指定されている名古屋テレビ塔に入っている「THE TOWER HOTEL NAGOYA」に宿泊。登録有形文化財の宿は数あるけど、重要文化財の建物に泊まれるところは極めて稀少です。部屋から久屋大通を見下ろしたり、誰もいない深夜・早朝の展望台に登ったりと、思い出に残る滞在を楽しめました。

釜山・慶州 6月10日~18日(9日間)

6月は超久しぶりとなる韓国旅行。ソウルや済州島よりもホテル代が安く、魅力的なスポットも多い釜山と慶州を選びました。


釜山の甘川文化村。朝鮮戦争時の避難民が住み始めたという急な傾斜地に立ち並ぶ家屋が、現在ではカラフルにペイントされて、釜山を代表する観光地となっています。各所にはアート作品も点在していて散策するのも楽しい。


海雲台ブルーラインパークのスカイカプセル。海岸線に沿って延びる線路を小さなカプセルに乗ってのんびり進みます。


海雲台ビーチに面した「ウェスティン朝鮮釜山」に宿泊。部屋やクラブラウンジからは白砂のビーチとその向こうに聳える高層ビルを一望することができます。

他にも釜山ではチムジルバンが併設された東莱温泉の「ホテル農心」や、釜山港が一望できる「アスティホテル釜山」、釜山の夜景やナイトプールが楽しめる「ロッテホテル釜山」に宿泊しました。


韓国旅行と言ったらやはり食べることが大きなお楽しみ。カンジャンケジャンやヘムルジャン(海鮮醤油漬け)、ナッコプセ、テジクッパ、ミルミョン、チーズタッカルビ、東莱パジョンなどなど、数々の韓国グルメを思い切り満喫することができました。


さらにはトッポッキやシアホットクといったストリートフード、ソルビンやパッピンスといった甘味も楽しんできました。食の満足度では台湾にも勝るとも劣らない。


広安里ビーチで行われるドローンショーも見てきました。わずか10分程度だけど、初めて見るドローンショーだったし、充分に楽しむことができました。


韓国の高速鉄道SRTに乗って、かつて新羅の都が置かれていた歴史ある街、慶州へ。古墳の並ぶ大陵苑や東洋最古の天文台と言われる瞻星台、新羅時代の貴重な遺品が展示されている国立慶州博物館など、世界文化遺産に登録されている歴史地区を散策してきました。


月精橋や雁鴨池のライトアップも綺麗です。


歴史地区と並んで世界遺産に登録されている仏国寺と石窟庵にも訪れました。


慶州では韓国伝統の木造建築、韓屋に泊まることができる「Soi Hanok Stay」に宿泊。趣たっぷりの空間で一夜を過ごすことができました。

北東北 7月2日~10日(9日間)

7月上旬は青森県・岩手県・秋田県を巡り、前々から泊まってみたかった温泉宿にまとめて宿泊することに。


寺社建築のような貫禄たっぷりの建物が印象的な台温泉の「中嶋旅館」。昭和初期に建てられたという木造建築は4階建。木造3階建の温泉宿は結構あるけど、4階建となるとかなり稀少です。


乳頭温泉郷の「鶴の湯温泉 別館山の宿」に泊まって名物の山の芋鍋を食べたり、八幡平の秘湯宿「藤七温泉 彩雲荘」で開放感抜群の露天風呂に入ったりもしてきました。


盛岡では岩手銀行旧本店本館や旧第九十銀行本店本館、旧盛岡高等農林学校本館と、近代建築を見て回りました。


初めて訪れる「民話の里」遠野へ。のどかな風景に癒やされたり、カッパ淵で河童を探したり、名物のジンギスカンを味わったりしてきました。


遠野では登録有形文化財の民宿「古軒」に宿泊。建物の趣も素晴らしいのだけど、さらに人懐こく可愛い猫ちゃんの母子がいて、たくさん遊んでくれました。この子たちが今年会ったベスト猫ちゃん。


十和田湖のクラシックリゾートホテル「十和田ホテル」。天然秋田杉を使い、80人もの宮大工の手によって昭和13年に建てられた木造3階建の建築は、登録有形文化財です。

さらに、重厚なログハウス建築と美味しいコース料理が楽しめる「八甲田ホテル」にも宿泊してきました。


かつて鉱山の町として栄えた小坂町を訪れ、まるで欧州の宮殿のような「小坂鉱山事務所」や、洋風の外観の貴重な芝居小屋「康楽館」、鉄道車両が展示されている「小坂鉄道レールパーク」を見て周りました。


大鰐温泉では「ヤマニ仙遊館」に宿泊。登録有形文化財の明治期建築の雰囲気に浸ることができるだけでなく、美しいマジョリカタイルの浴室と源泉掛け流しの温泉を楽しめる、誰にでもお勧めしたくなるような宿でした。


津軽では、極めて個性的な和洋折衷建築が遺る「盛美園」や、ちょっと見頃には早かったけど田舎館村の田んぼアートを見てきました。

十勝・釧路 9月9日~12日(4日間)

今年の夏は北海道内ですら出かける気にはならないような厳しい猛暑でした。そのため8月はどこにも行かず、暑さも落ち着いてきた9月中旬に十勝と釧路方面へ行き、サウナと温泉を楽しんできました。


北海道を代表する秘湯宿「然別峡かんの温泉」に宿泊。日帰りでは訪れたことがあるのだけど、泊まって名湯と味わい深い雰囲気をたっぷりと堪能することができました。

さらには「つるいむら湿原温泉」でモール泉と極上コース料理を味わったり、「民宿あっけし」で花咲蟹と牡蠣に舌鼓を打ったり。


前から行きたかった憧れのサウナ、標茶町塘路の「THE GEEK」へ.。重厚な薪ストーブ、曲線が美しい檜材の座面、窓に映る雄大な釧路湿原、開放感抜群眺望絶佳の外気浴スペース、摩周湖の伏流水を使った水風呂と、どこをとっても最高クラスのサウナ体験を満喫することができました。


さらに昨年オープンした阿寒町のサウナ「KIELO SAUNA」へ。木々に囲まれたサウナ小屋はまるでフィンランドにいるかのよう。フィンランド行ったことないから知らないけど。大きな窓に緑が映るサウナ室も、北海道の自然を間近に感じられるウッドデッキの外気浴スペースも素晴らしい!


釧路からの帰りには帯広を通ったので、もちろん「インデアン」のカレーを食べるのは忘れない。

あと、この旅行では霧多布岬で野生のラッコを見ることができたのも嬉しかったです。遠すぎてまともな写真は撮れなかったのだけど…

小樽 9月18日~20日(3日間)

9月の下旬には2泊で小樽へ。このときもサウナがメインでした。


朝里川温泉の「旅房はなえみ」のサウナの魅力は、裏手に流れる朝里川を水風呂にできること。川の流れに身を浸したり、川の中に椅子を置いて、自然のど真ん中で外気浴を満喫したりするのは得難い体験でした。


オープンしたばかりのサウナ施設「Otaru arch」。サウナ界のレジェンド、エレガント渡会氏のプロデュースによる、水着着用男女共用のサウナ施設です。それぞれに趣向を凝らした4つのサウナと4つの水風呂、開放的な外気浴スペース、サウナ内に流れるヒーリングミュージック、小樽をモチーフとした雰囲気抜群の空間などなど、どこをとっても最上級!


大型商業施設のルーフトップに設けられたグランピング施設「ウイングベイキャンプガーデン海と空」に宿泊。石狩湾とマリーナを望む広々したスペースに5基のグランピングテントが並びます。自然の中ではなく、商業施設の屋上というロケーションでグランピングできるのは貴重な体験でした。車の音がうるさくてよく眠れなかったけど…

宮城 9月30日~10月5日(6日間)

秋になったら宮城にはらこ飯を食べに行かねばならない。ということで、はらこ飯を食べることを目的に宮城へ。


宮城名物のはらこ飯。鮭の煮汁で炊いた旨味たっぷりのご飯、ふっくらした鮭の身、プチプチした食感のイクラが三位一体となって極上の美味しさ!有名店からスーパーのお弁当まで、合計で7食ものはらこ飯を堪能することができ、もうそれだけでもこの旅行は大満足でした。


今年からマリオットAMEXのおかげで、マリオットのプラチナエリートになり、客室アップグレード・クラブラウンジの利用・朝食無料などの特典を受けられるようになったので、なんとなくマリオット系のホテルに泊まるようになりました。

仙台では「ウェスティンホテル仙台」に宿泊。高層階のクラブラウンジに入り浸り、仙台の街並みを眺めながら優雅な時間を過ごしました。


遠刈田温泉では「星灯りの宿 まほろば 別邸」に宿泊。部屋には蔵王石をくり抜いた巨石露天風呂が付いていて、源泉掛け流しのお湯をいつでも楽しむことができます。部屋付きの露天風呂でこれだけ立派な湯船は珍しい。


仙台の奥座敷、秋保温泉を代表する大型温泉ホテル「ホテル瑞鳳」にも宿泊。夕食バイキングでは牛タン食べ放題!

パース 10月27日~11月6日(11日間)

今年の旅行のハイライト。長年の夢だったロットネスト島のクオッカに会うため、オーストラリア西部のパースに行ってきました。


パースの沖合18kmに浮かぶロットネスト島。ここには「世界一幸せな動物」と呼ばれるクオッカが棲息しています。クオッカ達は人間に対して全く警戒心がないので、直ぐ間近で写真を撮ることができ、ローアングルから見ると、まるで笑っているかのようなたまらなく可愛い表情を見せてくれます。


ロットネスト島ではリゾートホテル「Samphire Rottnest」に2泊して、思う存分にクオッカの可愛らしい姿を満喫してきました。


あー、かわいい!かわいい!


ロットネスト島の魅力はクオッカだけでなく、島のあちこちに美しいビーチが点在しています。温帯でこれほどまでに綺麗な海を見られるとは驚きです。


ロットネスト島で見ることができる野生動物はクオッカだけでなく、島の西端の岬からは、まるでアーティスティックスイミングのようなポーズで海に浮かぶニュージーランドオットセイの姿を眺めることができました。


「世界一美しい街」とも呼ばれる西オーストラリアのパース。世界一広い都市公園、キングス・パークを散策すると、日本では見たことのない謎の花や謎の鳥を見ることができて楽しい。展望所から望むパースの市街地の風景も素晴らしい。


セント・メアリーズ大聖堂やロンドンコート、総督官邸など、100年以上前に建てられた古い建築があちこちに遺っているのもパースの魅力です。


パースから電車で20分ほどの場所にあるコッテスロービーチ。インド洋に沈む夕陽を見ることができました。そう言えばインド洋を見たのも初めて。


正直、食べる楽しみが豊かとは言えないオーストラリアだけど、フリーマントル名物のフィッシュアンドチップスやムール貝のチリソース煮、ロブスターのクリーム焼き、シーフードチャウダーといった海の幸や、朝食の定番スマッシュドアボカド、ハンバーガーなど、あれこれとグルメも楽しんできました。ただ、外食費の高さにはちょっとげんなり…


パースから電車で30分の場所にある港町、フリーマントル。19世紀の建物が今も数多く並んでいてヨーロッパのような街並みを作り出しています。


世界遺産に登録されているフリーマントル刑務所。ガイドツアーに参加し、19世紀半ばから使われてきた監獄の内部を案内してもらいました。


フリーマントルは歴史的建築が並ぶフォトジェニックな街だけど。このレインボーコンテナのような現代的な映えスポットも。


パース最後の一泊は「ウェスティン・パース」。高層階のクラブフロアにアップグレードしてもらえました。大きな窓からはパースの街並みを一望することができます。朝食は1902年にアイルランド人の集会所として建てられた歴史建築のレストランでいただくことができました。


エリザベスキーで見た夕刻の風景。これまでに都市部で見た夕景のなかでも最も印象的なシーンでした。

高松・滋賀 11月20日~30日(11日間)

11月下旬には、父の実家の高松への墓参と滋賀での紅葉見物を組み合わせた変則旅行へ。


高松では屋島の隣、庵治半島の先端に位置する「あじ温泉 庵治観光ホテル 海のやどり」に宿泊。部屋やテラスから瀬戸内の風景を楽しめました。


高松に行ったからには讃岐うどん巡りは外せない。一日一時間しか営業しないという人気店「日の出製麺所」をはじめ、4軒のうどん店を巡ることができました。


紫式部ゆかりの寺としても知られる石山寺や三井寺など、滋賀県内のいくつもの寺院を巡り、紅葉を楽しんできました。

今年の紅葉は猛暑の影響は例年よりもかなり遅れたようで、11月の下旬ではほとんどの場所でまだ見頃は始まったばかりという状況でした。それでも色付きの早いモミジも随所にあり、美しい光景を見せてくれました。

紅葉だけでなく、渡岸寺観音堂の名仏、十一面観世音菩薩さまとも念願のご対面を果たすことができました。


湖北地方の石道寺と鶏足寺、湖南三山に数えられる常楽寺と長寿寺、聖徳太子創建と言われる教林坊、明智光秀ゆかりの西教寺と、数々の歴史深い古刹を参拝し、国宝や重文に指定された貴重な堂塔と共に紅葉を鑑賞してきました。


高島町マキノのメタセコイア並木。約2.4kmにわたって道路に覆い被さるようなメタセコイアのトンネルが続く様は圧巻。


滋賀県から少し離れて京都の修学院離宮にも紅葉を見に行きました。江戸時代初期に後水尾上皇により造営された山荘で、最も奥にある上離宮の浴龍池の紅葉が一番見事でした。京都の数ある紅葉スポットのなかでも屈指の美しさだと思う。


長浜の「グランドメルキュール琵琶湖」、大津の「びわ湖大津プリンスホテル」、守山の「琵琶湖マリオットホテル」と、部屋から琵琶湖を見渡すことができるレイクビューのホテルに宿泊。


大津では登録有形文化財の古民家宿「大津町家 粋世」に宿泊。昭和8年に建てられた米問屋を改修した建築は町家の趣がそのまま遺されていて雰囲気抜群!

さらに「おふろcafeニューびわこホテル」に泊まり、隣接する「おふろcaféびわこ座」で唖然としながら大衆演劇を見たことも深く印象に残りました。


滋賀に来たからには近江牛を味わいたい!ということで、「岡喜本店」の近江牛鉄火重と近江牛ひつまぶし、「ニクバルモダンミール」の近江牛ミスジステーキ、「おいしや」の近江牛入りメンチカツと近江牛餃子と、あれこれと食べてきました。


この旅行最後の一泊は、大阪駅の歴史をコンセプトとしたデザインのラグジュアリーホテル「大阪ステーションホテル」でした。ここで特に印象に残ったのが朝食ビュッフェ。クロワッサン、フレンチトースト、ローストビーフ、握り寿司、モンブランといった品々はビュッフェのクオリティを遥かに超える驚きの美味しさ!これまで幾多のホテルや温泉宿で朝食ビュッフェを食べてきたけど、ここが間違いなくNo.1です。

福岡・佐賀・長崎 12月12日~20日(9日間)

今年最後の旅行は福岡県・佐賀県・長崎県を巡りました。観光列車、島旅、ホテルステイ、ハウステンボス、サウナ&温泉とバラエティに富んだ内容盛り沢山の旅行です。


西鉄の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗車してきました。沿線のレストランで活躍する3人のシェフ監修によるコース料理を車内で味わえるレストラン列車。これまでに多くの観光列車に乗ってきたけど、車内で食べた料理のレベルは3月に乗った「或る列車」と並ぶ最高ランクでした。


隠れキリシタンが潜伏していた島として知られる佐世保市の黒島に渡りました。島のシンボル、黒島天主堂は堂々とした煉瓦造りの教会で、内部のステンドグラスやリブ・ヴォールト天井も美しい。120年以上前にこれほど壮麗な教会が小さな島に造られたのは驚きです。


黒島は電動レンタサイクルを借りて周りました。島内には戦時中に造られた軍事施設の廃墟が点在していて、廃墟マニアにとっても魅力的な島です。


黒島の食堂「海鮮味処さざんか」では黒島で穫れた海の幸や島野菜、名物の黒島豆腐などを味わえる「島めし」をいただきました。


黒島では明治期に建てられた農家住宅を改装した宿「古民家とーぼし」に宿泊。一日一組限定、一棟貸しの宿で、古民家ならではの趣に満ちた空間で一夜を過ごすことができました。


長崎ではオープンしたばかりのホテル「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」に宿泊。明治期に修道院として建てられた煉瓦造の重厚な建築は、貴重な被爆建造物としても知られています。部屋のテラスから眺める長崎港の風景や、かつて聖堂だった建物でいただく朝食など、思い出深い時間を過ごすことができました。

翌日には長崎駅隣接の「長崎マリオットホテル」に宿泊。ハーバービューの部屋やクラブラウンジから、刻々と移り変わる長崎の風景をゆっくりと楽しむことができました。


坂本龍馬ら幕末の志士が通ったことでも有名な「史跡料亭 花月」へ。こちらもずっと前から憧れだったところです。坂本龍馬が切りつけたという刀傷が遺る大広間で、日本・中国・南蛮の料理が融合した卓袱料理をいただきました。


これが3度目となるハウステンボスへ。12月なのでパーク内はクリスマスムード一色です。世界一とも称される圧巻のイルミネーションを2夜に渡って満喫してきました。


ハウステンボスではオフィシャルホテルの「ホテルデンハーグ」と「フォレストヴィラ」に宿泊。まるで北欧の湖畔のような雰囲気のフォレストヴィラは、オランダ風のパーク内とはまた違った雰囲気を楽しめました。


今年最後の一泊は武雄温泉の「OND HOTEL」でした。全9品のうち8品にも佐賀牛が使われているという佐賀牛三昧のコース料理は創造的で絶品揃い!今年泊まった宿・ホテルの料理のなかでも、ここの夕食が一番でした。その上、こだわりの極上サウナがまた素晴らしい。今年一年を締めくくるに相応しい宿でした。

まとめ

旅行回数:14回
総日数:112日
入った温泉:64湯
泊まった温泉宿:37軒
飛行機搭乗回数:25回

今年は物価高騰だけでなく、「行きたいところには早く行かなくては」という意識もあって、一年間の旅費が過去最高を記録してしまいました。

でも、そのおかげで、ずっと行きたかった場所に行けて、ずっと泊まりたかった温泉宿やホテルに泊まれて、ずっと乗りたかった列車や船に乗れて、例年以上に大満足の一年になりました。

来年も引き続き国内外のさまざまな場所を訪れて、美味しいものを食べ、美しい風景を見て、気持ちのいい温泉やサウナに入り、素晴らしい宿やホテルに泊まって、豊かな旅の時間を満喫できればいいなと思っています。

あと、歳を重ねるごとに健康を損ない旅行ができなくなるというリスクも高まっていくので、日々身体には気を付けて暮らしていきたいですね。

詳しい旅の様子はいつもTwitter(@ropross)に投稿しているので、旅行が好きな方はフォローしてもらえると嬉しいです!

ではでは、またー。

■去年までの旅行まとめはこちら
▼2023年に行った15回、合計90日間の旅行を振り返ってみた
▼2022年に行った22回、合計119日間の旅行を振り返ってみた
▼2021年に行った17回、合計76日間の旅行を振り返ってみた
▼2020年に行った17回、合計128日間の旅行を振り返ってみた
▼2019年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2018年に行った17回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2017年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
▼2015年に行った14回、合計113日間の旅行を振り返ってみた
▼2014年に行った14回、合計105日間の旅行を振り返ってみた
▼2013年に行った15回、合計72日間の旅行を振り返ってみた
▼2012年に行った16回、合計64日間の旅行を振り返ってみた
▼2011年に行った15回、合計66日間の旅行を振り返ってみた
▼2010年に行った17回、合計56日間の旅行を振り返ってみた