2018年に行った17回、合計116日間の旅行を振り返ってみた

2018年 12月 30日
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どうもどうも、ロプロス(@ropross)です。

更新は年に一度が定着してしまいそうなこのブログですが、年末恒例になっている一年の旅行の振り返り記事だけは書いておこうと思います。

今年もありがたいことに、いろいろなところを訪れ、美しい風景を見て、美味しいものを食べて、気持ちのいい温泉に入ることができました。特に今年は例年以上に、以前から行きたいと思っていた場所、憧れ続けていた場所に数多く訪れることができた一年になりました。

写真80枚以上の長い記事になりますが、このまとめを見て一ヶ所でも「ここに行きたい!」という場所を見つけてもらえれば嬉しく思います。ではでは、どうぞー。

香港・マカオ 1月19日~28日(10日間)

今年最初の旅行は香港とマカオへ。どちらも訪れるのは初めて。

香港では夜景やグルメや高級ホテルでの滞在を、マカオでは世界遺産の趣ある街とド派手なカジノ街という対照的な二つの顔を楽しんできました。


SNSなどで話題になった超巨大密集マンション「益発大廈」へ。見上げるような高層建築が数多く立ち並ぶ香港だけど、この光景は圧巻。しかし、私達が行ったしばらく後に立入禁止になったという話を聞きました。

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九龍半島と香港島を隔てるヴィクトリアハーバー。香港島に立ち並ぶ摩天楼を望む夜景は文句無しに素晴らしいんだけど、ここで毎夜行われる光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」はちょっと期待外れかな。


ずっと前から見たいと思っていたヴィクトリアピークからの「百万ドルの夜景」も見てきました。


長年の憧れだったアジアを代表するクラシックホテル「ザ・ペニンシュラ香港」と、部屋からヴィクトリアハーバーを見渡せる「インターコンチネンタル香港」と、高級ホテルにも宿泊。空間の重厚さや高級感だけじゃなく、スタッフのホスピタリティの高さにも感服。


マカオでは立派なファサードだけが遺る聖ポール天主堂跡や、セナド広場、媽祖廟など、世界遺産に登録されている名所を見て回りました。趣のある街並みはフォトジェニックなスポットでいっぱい。


そしてマカオのもう一つの顔、カジノエリアでは、思わず笑ってしまうようなド派手な建物や巨大過ぎるホテルに圧倒されっぱなし。

全3000室がスイートルームという世界でも有数の規模を誇るホテル「ザ・ベネチアン・マカオ」にも宿泊しました。

網走・知床 2月5日~8日(4日間)

2月の上旬には流氷観光をメインに道東方面へ。北海道に10年以上住んでいながらも体験していなかった流氷クルーズと流氷ウォークと、知床の美しい冬景色を楽しんできました。


網走の流氷砕氷船「おーろら」に乗船。流氷をバリバリ割りながら進む様は迫力満点。


さらに知床ウトロでは流氷ウォークを楽しんできました。ドライスーツを着ているので全く寒くなく、流氷の海にプカプカ浮かぶのは貴重な体験。


ウトロのプユニ岬から見渡す流氷に埋め尽くされた知床の海。


知床半島の付け根に位置する直線道路「天に続く道」。

ベトナム(ホイアン・フエ・ダナン) 2月26日~3月9日(12日間)

2月下旬から3月上旬にかけてはベトナム中部へ。ランタン祭りが行われるホイアンや、チャンパ王国の遺跡ミーソン、古都フエ、そしてダナンのビーチリゾートを周ってきました。


憧れだったランタンの灯る世界遺産の街、ホイアン。旧暦の1日に行われるランタン祭りに合わせて行ってきました。色とりどりのランタンが古い町並みを彩る様は、うっとり見惚れてしまうほどの幻想的な光景。


チャンパ王国のヒンドゥー遺跡が残るミーソン聖域。ここも世界遺産に登録されています。


さらに阮朝の王都だったフエの建造物群も世界遺産。3ヶ所の世界遺産を気軽に巡れるのがベトナム中部の魅力ですね。現在も残る王宮や寺院を見学し、名物の宮廷料理を味わったり、ドラゴンボートに乗ったり。


ベトナムを代表するリゾート地、ダナンでは、リーズナブルなのにリゾート感充分の「メリアダナン」、スパインクルーシブの高級ホテル「フュージョンマイア」、広々したヴィラに泊まれる「プルクラリゾート」と3軒のリゾートホテルに宿泊。のんびりと南国リゾートを満喫しました。


ビーチリゾートでゆっくりするだけでなく、大理石でできた山に洞窟や寺院が点在する五行山にも。


ダナンのビーチから望む朝焼けに染まる風景も強く印象に残りました。

糠平温泉・十勝 3月25日~27日(3日間)

3月下旬は十勝地方へ。糠平温泉の小さな宿と十勝川温泉の高級宿という二軒の対照的な温泉宿に宿泊してきました。


糠平温泉の「中村屋」。源泉掛け流しのお湯を楽しめる開放感ある露天風呂や、地元十勝産の素材をふんだんに使った滋味溢れる食事の他にも、宿泊者に充実した時間を過ごしてもらおうという工夫と努力が多分に伺える好感の持てる宿でした。


十勝川温泉のラグジュアリー温泉宿「三余庵」。希少な琥珀色のモール泉を部屋にいながら楽しめ、北海道産の素材を存分に使った食事のクオリティもとても高く、館内の空間も洗練された雰囲気。贅沢な時間を過ごせるお宿でした。

山梨・横浜 4月8日~16日(9日間)

4月は桃の花を見ることと温泉をメインに、これまであまり訪れたことのない山梨県へ。その帰りには少しだけ横浜にも寄ってきました。


今年は開花が例年よりもだいぶ早かったようで、平地の桃の花はもう見頃を過ぎていたんだけど、小高い山の斜面にはまだまだ一面のピンク色が広がっていました。


日蓮宗の総本山、身延山久遠寺にも参拝。宿坊にも泊まり、精進料理を味わい、朝のお勤めにも参加してきました。


トロットロの極上湯を満喫できる奈良田温泉の「白根館」や、ギネスに登録されている世界最古の宿、西山温泉の「慶雲館」に宿泊。


富士急行の観光列車「富士山ビュー特急」にも乗車。車内では系列ホテルのパティシエによる極上スイーツをいただきました。


河口湖ではペンション「ブルーポピー」に宿泊。この宿の魅力はなんと言っても可愛い猫ちゃんたちがちゃんと「接客」してくれること。お出迎えにお見送り、さらには部屋にまで遊びに来てくれます。猫好きさんには絶対おすすめの宿です。


羽田から北海道に帰る前に横浜にも一泊。みなとみらいの「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」のクラブフロアに宿泊しました。ミドルクラスの温泉宿と同じくらいの値段だったんだけど、みなとみらいの夜景を一望できるスタイリッシュな部屋、クラブラウンジでのフリードリンクに質の高いスイーツ・軽食・朝食を考えるとかなりお得感があります。

立山・信州 5月7日~16日(10日間)

5月はずっと前から行ってみたかった立山黒部アルペンルートを通り、雪の大谷を見て、さらに信州の温泉巡りへ。


富山駅から信濃大町駅まで、立山黒部アルペンルートを横断。富山地方鉄道のダブルデッカーエキスプレス→立山ケーブルカー→立山高原バス→立山トンネルトロリーバス→立山ロープウェイ→黒部ケーブルカー→関電トンネルトロリーバス→路線バスと個性的な8つの乗り物を乗り継ぎました。


この時期のアルペンルートのハイライト、高さ15mにも及ぶ雪の壁が道の両側に続く「雪の大谷」。見上げんばかりの雪壁は圧巻のひとこと。


公共交通機関に乗るだけで、登山することなしに憧れの雪山風景を見ることができるのには感激。

さらに日本一高所に位置する温泉宿、室堂の「みくりが池温泉」に宿泊し、標高2400mの地で温泉を満喫するという贅沢を味わってきました。


日本最大級のダム、黒部ダムも見学。風景の美しさに感動するというよりも、こんなものを作った人間の力に畏怖の念を覚えてしまうほどの圧倒的なスケール。


信州では温泉巡り。山菜を使った個性的な料理を味わえる鹿教湯温泉の「三水館」、堂々たる木造建築が3棟も並ぶ田沢温泉の「高楼 ますや旅館」、島崎藤村ゆかりの宿でりんご風呂が楽しめる小諸の「中棚荘」と、印象深い宿に宿泊。

他にも霊泉寺温泉、別所温泉、戸倉上山田温泉、布引観音温泉と、信州中部の温泉にいろいろと入ってきました。


軽井沢から戸倉まで、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」にも乗車。「ななつ星」などで有名な水戸岡鋭治さんデザインの列車で、外観は真田の赤備えをイメージしています。


そして最後は憧れだった高級温泉宿、扉温泉の「明神館」に宿泊。上質な空間、新緑を湯面に映し出す美しい温泉浴場、感動的な美味しさの料理、スタッフのホスピタリティ、どこを取っても素晴らしく、極めて満ち足りた時間を過ごすことができました。

今年泊まった数々の宿・ホテルのなかでも、食事の美味しさでは文句なしのナンバーワンです。

東北 6月3日~12日(10日間)

6月は八戸から仙台まで東北を縦断しながら温泉三昧の旅。私の「泊まりたい宿リスト」に入っている温泉宿に立て続けに泊まってきました。


ずっと前から乗りたいと願っていたレストラン列車「TOHOKU EMOTION」に念願の乗車。八戸-久慈間を往復するんだけど、往路はランチコース、復路がデザートビュッフェを味わえます。

今は全国各地にレストラン列車が走ってるけど、九州の「おれんじ食堂」と並んでそのパイオニア的存在。料理のクオリティ、車窓の風景、乗務員や地元の人々のホスピタリティ、全てに満足でした。


かつては遊郭だったという八戸の「新むつ旅館」や、湯治宿の趣を残す大正時代の建築に泊まれる温湯温泉「飯塚旅館」と、趣ある歴史的建築のお宿に宿泊。


紅葉の真っ赤な情景が有名な蔦沼だけど、緑の季節も美しい。


雪解けの八幡平に現れる「ドラゴンアイ」と呼ばれる光景。


そして今年の旅行で一番深く印象に残ったところが、ここ。長年憧れ続けた秘湯宿の最高峰、乳頭温泉郷の「鶴の湯温泉」です。半年前の予約開始と同時に電話して予約した人気の本陣に宿泊。


建物の佇まい、浴場の雰囲気、お湯の質、全てが素晴らしいとしか言いようがなく、これまで「泊まりたい宿No.1」だったのが、「泊まって良かった宿No.1」になりました。これで我が温泉人生に悔いなしと言っていいくらい。


キレイに着飾った農耕馬が鈴の音を響かせながら行進していく岩手県のお祭り「チャグチャグ馬コ」。名前がユーモラスなので気になっていたお祭りなんだけど、まさか偶然開催日に盛岡に居合わせるとは、なんてラッキー。


「鶴の湯」の他にも、南八甲田の「蔦温泉旅館」、網張温泉の「岩手休暇村 網張温泉」、大沢温泉の「菊水館」、台温泉の「はな 台の湯」、鳴子・中山平温泉の「琢ひで」と宿泊し、東北の名湯・秘湯をたっぷりと満喫することができました。

川湯温泉・阿寒湖 6月27日~29日(3日間)

6月下旬は道内旅行。道東の名湯、川湯温泉と阿寒湖畔の温泉に1泊ずつしてきました。


川湯温泉では「欣喜湯」に泊まり掛け流しの強酸性泉を満喫し、阿寒湖温泉では「ニュー阿寒ホテル」に泊まり阿寒湖を一望する天空ガーデンスパを楽しんできました。


川湯温泉から硫黄山にかけての散策路では、この時期に咲き誇る白いエゾイソツツジの花を見てきました。

野付・知床 7月9日~13日(5日間)

すっかり暑さに弱くなった私達は、夏場は北海道外に出る気がしないので、7月は例年通り道内旅行。道東の野付半島や知床半島を巡ってきました。


野付半島の奇観、立ち枯れたミズナラやトドワラの木が並ぶ「ナラワラ」「トドワラ」を見てきました。


知床・羅臼ではホエールウォッチングに参加。一番のお目当てだったシャチは残念ながら姿を現してくれませんでしたが、世界で2番めに大きなクジラ、ナガスクジラやイシイルカを見ることができました。


「羅臼の宿 まるみ」では、毛ガニをはじめ、ボタンエビやツブ貝の刺身、イクラ、鮭カマやズワイガニ脚の海鮮焼き、鮭のアラ汁などなど、知床の海の幸をたっぷりと堪能。


冬には一面の流氷で覆われていた知床・ウトロの海も、夏場はキレイな青色が広がっています。


清里町の「さくらの滝」では、遡上してきたサクラマスが高さ3mの滝を乗り越えようとジャンプする姿を見ることができました。激しい流れに何度も跳ね返されても、繰り返し滝に挑み続けるサクラマスの姿には感動を覚えます。30分ほど見ていて滝を超えられたサクラマスは一匹もいなかたけど・・・

十勝 7月26日~27日(2日間)

7月下旬には1泊で十勝へ。


中札内村のカラマツの森に佇む「十勝オーベルジュ」に宿泊。ドイツ民家風の二階建コテージに貸切で泊まることができ、夕食は「十勝フレンチ」と銘打った地元産食材を中心とした質の高いフルコースを満喫してきました。周りの森ではエゾリスの姿を見ることも。


おびひろ動物園では生まれたばかりのビーバーの赤ちゃんを見てきました。姿も仕草もたまらなく可愛い。

福岡・熊本・大分 9月4日~13日(10日間)

9月は福岡県・熊本県・大分県へ温泉三昧の旅。歴史的建築の宿から、素朴な湯治宿、料理自慢の宿、ラグジュアリーな離れの宿まで、バラエティに富んだ宿での滞在を楽しんできました。


阿蘇の草千里ヶ浜。風景も空気もまるで天国のような爽やかさ。


何度も阿蘇には行ったことがあるんだけど、火口を見れたのは初めて。


神秘的な雰囲気に包まれた石段の参道が続く「上色見熊野座神社」にも参拝。


あか牛丼などグルメも満喫。


美味しい蕎麦と5ヶ所の貸切湯が楽しめる小田温泉の「草太郎庵」、リーズナブルな価格で露天風呂付きの部屋に泊まれる白水温泉の「竹の倉山荘」、飛瀬温泉の一戸建て離れという隠れ宿「天河山荘」、絶品創作料理とプライベートな温泉が魅力の由布院温泉の「料理宿ZEN」、お湯・料理・雰囲気と全てに満足度が高かった長湯温泉の「翡翠之庄」と、温泉王国九州ならではの良宿に立て続けに宿泊。


わいた温泉郷の「豊礼の宿」では、材料を持ち込んで名物の温泉地獄蒸しを体験。


昭和初期の面影が随所に残る別府の「山田別荘」や、江戸末期創業の老舗旅館、二日市温泉の「大丸別荘」といった歴史的建築の宿にも宿泊してきました。

定山渓・登別・ニセコ 10月8日~12日(5日間)

10月上旬はプロ野球のレギュラーシーズン終了とクライマックスシリーズ開始の合間を縫って、北海道内の温泉へ。「ふっこう割」が使えたので、憧れの高級温泉宿にも宿泊してきました。


北海道の宿で一番泊まりたいと思っていた登別温泉の名旅館「滝乃家」に宿泊。上質な空間と名湯、美味しい料理を満喫してきました。


さらにはニセコ昆布温泉の「鶴雅別荘 杢の抄」にも宿泊。アイヌ文様を取り入れた木のぬくもり溢れる空間造りが素晴らしく、すこぶるリラックスできるラウンジやフリードリンクのバーもあり、料理のクオリティも非常に高い。温泉が掛け流しじゃないことを除けば文句のつけようのない良宿でした。


ニセコからの帰路、小樽の毛無峠で見た虹は、今年見た虹の中でも一番キレイでした。

登別・トマム・帯広 10月22日~26日(5日間)

10月の下旬にも「ふっこう割」を使って北海道内を旅行。泊まりたい宿を優先して旅程を組んだため、登別からトマム、さらには帯広と、ちょっと無理矢理なルートになってしまいました。


鵡川では北海道太平洋岸でしか獲れない本物のシシャモを味わってきました。


2週間前に「滝乃家」に泊まったばかりなのに、また同じ登別の高級宿「望楼NOGUCHI登別」に泊まるという贅沢。こちらは現代的でスタイリッシュな温泉ホテルで、館内は美術館のような佇まい。部屋に源泉が掛け流しにされているので、紅葉を眺めながら名湯を心ゆくまで楽しめました。夕食の創作会席も素晴らしいクオリティ。


サマーシーズンとスノーシーズンの間で閑散期のリゾート地、トマムへ。有名な「雲海テラス」は今季は営業終了していたのだけど、幸運にも朝食をとったタワー高層階のレストランから見事な雲海を眺めることができました。


帯広の街中にありながらも小さな森に囲まれた「北海道ホテル」にも宿泊。可愛いエゾリスが駆け回る姿が見られる庭は紅葉もキレイでした。

美瑛・白金温泉 11月1日~2日(2日間)

11月の頭にはすぐ近場への小旅行。晩秋の美瑛を風景を楽しんで、白金温泉の宿に泊ってきました。


この時期の美瑛は黄金色に染まったカラマツが美しい。夏場の賑わいがウソのように観光客の姿も少ないのでお気に入りのシーズンです。


白金温泉の「森の旅亭びえい」に宿泊。部屋付きの露天風呂で効能豊かな名湯をゆっくり満喫。


十勝岳連峰の麓では、白く覆われ始めた山々を間近に望む雄大な風景を楽しんできました。

赤穂・備前・南九州 11月10日~21日(12日間)

この旅行は二本立て。前半は赤穂や備前へ、後半は九州に渡り鹿児島や大隅半島、宮崎県を巡ってきました。


備前市の旧閑谷学校。敷地内には黄色とオレンジに色付いた見事な二本の楷の木が立っています。楷という木は初めて見たんだど、カエデ系の木にも劣らないほど美しい色づき。備前にこんな素晴らしい紅葉スポットがあるなんて知らなかった。

他には備前のご当地グルメ、牡蠣のたっぷり入ったお好み焼き「カキオコ」を食べたり、赤穂の瀬戸内を見渡す温泉に泊まって穴子会席を満喫したり、塩作りを学んだり体験したり、岡山まで足を伸ばして後楽園を見に行ったり。


鹿児島では世界遺産にも登録されている仙巌園から噴火する桜島を眺めたり、今年の大河ドラマの主役、西郷隆盛ゆかりの地を訪れたりしました。


指宿のペンション「菜の花館」の貸切露天風呂では、可愛い三毛猫ちゃんが「湯加減はどうかニャ?」と言わんばかりに来てくれました。これまで花見風呂、雪見風呂、紅葉風呂、オーシャンビュー風呂といろんな風景を眺めながらの温泉に入ってきたけど、猫見風呂というのは初めての体験。


福山町では「壺畑」を見学。黒酢を熟成させるための壺がずらりと並ぶ様はなかなかの壮観 。


神話のふるさと宮崎では鵜戸神宮をはじめ、青島神社、宮崎神宮、江田神社など、歴史深い神社を巡りました。


宮崎駅から南郷駅まで、JR九州の観光列車「海幸山幸」にも乗車。車窓に映る鬼の洗濯板をはじめとした日南の海の風景を眺めたり、アテンダントさんによる「海幸彦・山幸彦」の紙芝居を楽しんだり。


「九州の小京都」とも呼ばれる城下町、飫肥を散策。武家屋敷や城跡よりも印象に残ったのが、名物の厚焼きたまごです。と言っても普通の卵焼きではなく、プルプルした弾力と滑らかな食感、そして甘さが特徴的でまるでプリンのよう。これ食べるためだけにでもまた飫肥に行きたいくらい。


フェニックス ・シーガイア・リゾートに立つ高層リゾートホテル「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」の40階クラブルームに宿泊。日向灘を一望する風景や二ヶ所の温泉、焚火リビングだけでも充分魅力的だけど、クラブルームの特典のおかげでラウンジでドリンクやスイーツ、軽食を味わえたり、プールサイドの掘り炬燵ガゼボでイルミネーションを楽しめたりと、充実の滞在になりました。

その他にも錦江湾を見渡す桜島の温泉「さくらじまホテル」や、霧島温泉郷の全5棟の離れ宿「鳥遊ぶ森の宿 ふたり静」にも宿泊。

奈良・南紀 12月3日~13日(11日間)

12月は奈良と南紀へ。奈良市・斑鳩・明日香で有名な寺院を周ったあと、十津川、湯の峰温泉、瀞峡と紀伊半島内陸部を縦断していき、南紀の勝浦や串本、白浜まで巡ってきました。


世界最古の木造建築が遺る法隆寺を始め、奈良市内の唐招提寺、薬師寺、興福寺などの名刹を巡り、貴重な国宝建築と国宝仏像を数多く鑑賞してきました。当たり前のようにあちらこちらで国宝にお目にかかることができる奈良凄い。


明日香村の飛鳥寺では609年に造られた日本最古の仏像、飛鳥大仏を拝観。長い歴史の中で激しく損傷し、装飾も脇侍も失いましたが、大きな補修を受けて、1400年の時が経った今でも、創建時と同じこの場所に鎮座されています。珍しく写真撮影が許されているのが本当にありがたい。


東京駅や日本銀行本店の設計で知られる名建築家、辰野金吾の手による天見温泉「南天苑」にも宿泊。大阪の中心部から電車で40分ほどの場所に、こんな趣ある温泉宿があるとは最近まで知らなかった。


十津川村では長さ約297m高さ54mの巨大吊橋「谷瀬の吊り橋」を渡ったり、人力ロープウェイ「野猿」に乗ったり。


日本最古と言われる温泉のひとつ、湯の峰温泉をはじめ、十津川温泉郷や渡瀬温泉、湯ノ口温泉、勝浦温泉、白浜温泉と、紀伊半島の温泉地を巡ってきました。


湯の峰温泉では、江戸時代創業の老舗旅館「あづまや」に泊まり趣溢れる総槙造りの内湯に入ったり、浴場そのものが世界遺産に登録されている「つぼ湯」に入ったり。

他にも十津川村の秘湯宿「神湯荘」でつるすべの重曹泉と山の幸を味わったり、勝浦温泉の「ホテル浦島」ではそのスケールに呆気にとられたり、「料理旅館 万清楼」ではマグロづくしの料理を堪能したりと、紀伊半島の温泉をたっぷり楽しんできました。


南紀白浜では共同浴場を巡ったり、地名の由来となった白良浜の美しさに目を見張ったりしました。砂の流出のため、オーストラリアの砂を投入してるらしいけど・・・


白浜のスパリゾートホテル「ホテル川久」にも宿泊。バブル期に建てられたという宮殿のような建物は内部も贅を尽くした造りで客室も全室スイート。1本1億円という特殊な漆喰工法による柱や、イタリアの職人による床のモザイクタイル、紫禁城と同じ瑠璃瓦、シリアで発見されたという1800年前のモザイク画など、バブルの遺産と笑ってしまうにはあまりにも豪華過ぎて圧倒されます。かつては1泊10万円以上したというホテルに、今では1万円台後半で泊まれるんだからお得なのかも。

弟子屈・阿寒湖 12月26日~28日(3日間)

今年最後の旅行は弟子屈や阿寒湖など道東方面へ。自然豊かな道東の冬景色と温泉を楽しんできました。


弟子屈町のペンション「ぽらりす」では満天の星空を眺めて猫ちゃんと遊び、阿寒湖畔の温泉ホテル「鶴雅ウイングス」では阿寒湖と雄阿寒岳を一望する風景を部屋や露天風呂から楽しんできました。


摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖と阿寒摩周国立公園内の3つの湖を全て晴れた空の下で見ることができました。その中でもやはり摩周湖は別格で神々しいまでの美しさ。

まとめ

旅行回数:17回
総日数:116日
入った温泉:133湯
泊まった温泉宿:53軒

こうして振り返ってみると、温泉、グルメ、風景、史跡、寺社、観光列車と、今年も盛りだくさんの旅行を楽しむことができました。毎年のことですが、健康であること、旅をするのに充分な収入があること、そして共に楽しめるパートナーがいることに深く感謝したいと思います。

ここ数年と同じく年間の旅行日数は100日とちょっと。やはり私にとってこれくらいが旅行と日常生活のバランスがいいように思います。

また、入った温泉の数と泊まった温泉宿の数は過去最高になりました。特に「鶴の湯」をはじめ「蔦温泉旅館」「大沢温泉」「三水館」「明神館」「滝乃家」「望楼NOGUCHI登別」など、長年泊まりたいと思い続けてきた宿に数多く泊まることができ、例年以上に充実した温泉旅を満喫することができました。

 

さて、来年も特に方向性を変えることもなく、今年と同じようにあちらこちらと旅行することができればいいなと思っています。

ここまで放置が続くと来年もあまりブログを書ける気は正直しないのですが、旅の様子はTwitter(@ropross)でよくつぶやいているので、旅行が好きな方はフォローしてもらえると嬉しいです!

■去年までの旅行まとめはこちら
▼2017年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
▼2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
▼2015年に行った14回、合計113日間の旅行を振り返ってみた
▼2014年に行った14回、合計105日間の旅行を振り返ってみた
▼2013年に行った旅行を振り返ってみた
▼2012年に行った旅行を振り返ってみた
▼2011年に行った旅行を振り返ってみた
▼2010年に行った旅行を振り返ってみた

ではでは、またー。