言葉を失う美しさ!神秘と幻想の湖、「十二湖」を散策してきたよ

2013年 7月 24日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

先日の北東北鉄道旅で「リゾートしらかみ」に乗ったときに、途中下車して十二湖に立ち寄り、のんびりと散策してきました。

十二湖は、白神山地西麓のブナの森に点在する大小33の湖沼の総称です。「なんで33もあるのに十二湖なの?」と思ったら、崩山というところから眺めると、小さな湖は森に隠れて見えず、12の湖だけが見えたからなんだとか。

その中でも特に美しいとされる「青池」は、前々から写真で何度か見ていて、ずっと行ってみたいと思ってたんですよね。

33の湖を全部回るのは大変ですし、そんな時間もないので、今回はガイドブックでお薦めされていた、青池をメインに気軽に周れるコースを歩いてみることにしました。

▼十二湖マップ・おすすめコース

十二湖へは、「リゾートしらかみ」を十二湖駅で降り、バスで向かうことになります。

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バスに揺られること15分ほど。散策のスタート地点、奥十二湖に到着しました。
ここには「キョロロ」という物産館があり、お土産を買ったりちょっとした食事をとることもできます。

荷物もここで預かってもらうことができます。十二湖駅前にも預かってくれる場所があるのですが、もう十二湖駅には戻らないので、ここに預けることにしました。

身軽になったところで散策開始です。


深い森に囲まれた散策路を歩き出すとほどなく、「鶏頭場の池」が見えてきます。
形が鶏の頭に似ていることから、この名が付けられたのだとか。


天気は良くなかったのですが、白いもやがかかっていて、幻想的な雰囲気です。


湖水は抹茶のようなやや濁った緑色。


池沿いに整備された遊歩道を歩いていきます。


てくてく。


鶏頭場の池から歩いてしばらく行くと、青池にたどり着きます。
木製のデッキが整備されていて、少し高い場所からじっくりと池を鑑賞することができます。


コバルトブルーの神秘的な水の色をしています。ふおおおー、心に染み入るような美しさ!

北海道の裏摩周にある神の子池にも似ていますね。


時間を忘れていつまでも見ていたいような気持ちになってきます。

何故このような美しい色になるのかは、未だにはっきりとわかっていないのだとか。


青池の姿を目に焼き付け、先に進みます。ここから少しだけ登り坂。
コースは全体的に起伏が少なく、足元も整備されているので、お散歩気分で歩くことができます。


ブナ自然林。


案内板もあるので迷うこともなさそうです。


足元に目を移せば、立派なフキの葉や・・・


元気なシダも生い茂っています。自然の豊かさを実感できますね。


堂々としたブナの巨木。


ブナ自然林を抜けると、「沸壺の池」にたどり着きます。
こちらは透明度の高いエメラルドグリーンに近い水の色。青池とはまた違った美しさがあります。


さらに散策路を進むと、森を抜けて、先ほどバスで通ってきた道路に出ます。


道路脇に沸壺の池から流れてきた涼しげなせせらぎが。


「平成の名水百選」にも選ばれた沸壺の池の清水で、喉を潤すことができます。


ここには「十二湖庵」という休憩所があり、沸壺の池の水でたてた抹茶を頂くことができます。
お茶菓子までついてくるありがたいサービスですね。


「十二湖庵」のすぐ目の前には、大きな「落口の池」が広がっています。


ここからはバスでも通ったアスファルトの道を、「キョロロ」に向かって歩きます。


この道路から少し入ったところに、「がま池」という小さな池がひっそり佇んでいます。


さらに舗装された道路をトコトコ歩き、出発地点の「キョロロ」へと戻りました。


33ある湖沼のうち、たったの5つだけ見て回るコースでしたが、ゆっくりしてきたので、所要時間は1時間30分ほどかかりました。
普通に歩けば1時間もかからないくらいみたいなんですけどね。

この日は天候に恵まれなかったのですが、そのおかげで深い森の中に佇む湖沼が一層神秘的なものに感じました。

旅の途中に、気軽に白神山地の豊かな自然や美しい湖を見ることができるので、ぜひお勧めしたいスポットですね。

それでは、またー。

(旅行日:2013年7月9日)