こけしが見守るみちのくの名湯、鳴子温泉の温泉街を散策してきたよ

2013年 12月 23日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

10月に南東北を旅行したときに、宮城県の鳴子温泉に宿泊しました。

鳴子温泉は、5つの温泉地から成る鳴子温泉郷の中心地で、福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉と並んで、「奥州三名湯」のひとつに数えられています。

また、温泉郷は「青春18きっぷで行く温泉番付」で東の横綱にもランクされている、東北地方を代表する名湯です。

その歴史は古く、開湯は約1200年前と言われています。
源義経が奥州平泉に逃れる途中、正室との間に産まれたばかりの赤子が、この湯に浸かったら泣き声をあげたという言い伝えから、「啼子(なきこ)」→「鳴子」と呼ばれるようになったそうです。

今回は登録文化財に指定されている旅館「元祖うなぎ湯の宿 ゆさや」に泊まったのですが、その翌朝、温泉街をぶらぶらと散策してきました。

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宿泊した旅館「ゆさや」のすぐ隣にある共同浴場「滝の湯」。
渋い佇まいの建物は、鳴子温泉のシンボルとも言われています。

浴室は総ヒバ造り。白濁した酸性の硫黄泉がざぶざぶと掛け流されていて、まさに「これぞ歴史ある温泉街の共同浴場!」といった感じの風情を愉しむことができます。

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「滝の湯」の源泉。建物のすぐ裏から湧いたお湯を、木の樋で浴室に流しているようです。

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「滝の湯」の脇から温泉神社へと続く参道があるので、お詣りしてくることにします。
837年の創建と言われる、非常に古い歴史を持つ神社です。

温泉地に来たら、お湯の神様に感謝しておかないとね。

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神社の境内。高台にあり、思ったよりも広々としています。

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貫禄ある赤瓦の拝殿で参拝。これからもいいお湯にたくさん入れますように・・・

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拝殿の柱の隣には、大きなこけしが寄り添っていました。

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温泉街に戻り、駅の方向へと下っていきます。
お?マンホールにまでこけしが。

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お土産屋さんを覗いてみます。
こけしそのものだけではなく、様々なこけしグッズが売られています。

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こけしマッチも人気の商品のようです。

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こけしメモ。

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こけし作りの作業場。実演してくれるようですが、このときは誰もいませんでした。

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温泉街のメインストリート「こけし通り」に面する「ほっとパーク 足湯」。

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少し白く濁ったお湯。硫黄泉かな?

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芝生のスペースと回廊施設がある「ゆめぐり広場」。

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施設の中には手湯がありました。こちらのお湯は無色透明。
バラエティに富んだ泉質を楽しめるのが鳴子温泉の魅力ですね。

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お土産屋さんの前にあった、こけしマッチの顔はめ看板。何故かハートマーク。

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鳴子温泉駅に来てみました。少し寂れた印象の駅舎です。

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駅舎にまで足湯が。「ぽっぽの足湯」という名前が付けられています。
列車の待ち時間などに入れるのはいいですね。

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駅にもやっぱりこけしの顔はめ看板。

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駅舎の板壁には、5つの温泉地を抱える鳴子温泉郷のイラストマップが描かれています。
何日間か滞在して、湯めぐりするのも楽しそうですね。

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駅の窓口には、駅員さんのこけしまで。

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駅前の通りの歩道にはこけし形の支柱。もう温泉街の至る所がこけし三昧です。
こうして地元の名産品を大々的に推し出していく姿勢は、温泉街の個性にも繋がっていいですよね。

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駅から3分ほど歩いたところにある共同浴場、「鳴子・早稲田桟敷湯」。
昭和23年に早稲田大学の学生が、ボーリングの実習で源泉を掘り当てたことから、この名が付けられているそうです。

共同浴場にしては、かなりユニークな外観ですね。

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共同浴場というよりも、美術館のような雰囲気。中には小さな図書館も併設されていました。

今回は時間がなくて入ることはできませんでしたが、湯上がりに桟敷席で寛げるそうなので、今度は入ってみたいところ。

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最後に、温泉街にある和菓子屋さん「餅処 深瀬」で、鳴子温泉の名物だという栗だんごを買って行きました。2個セットで350円。

栗の甘露煮が丸一個入った柔らかなお餅に、とろりとしたみたらし風のあんを絡めていただきます。
あんの甘じょっぱさと栗の甘みが程よく合って美味しい!

まとめ

鳴子温泉郷には、この鳴子温泉の他にも、中山平温泉、東鳴子温泉、鬼首温泉、川渡温泉と、全部で5つの温泉地があるのですが、日本にある温泉の11種類の泉質のうち、なんと9種類ものお湯が湧いているそうです。

今回は、鳴子温泉の「ゆさや」に1泊し、隣の共同浴場「滝の湯」に入り、東鳴子温泉の「黒湯の高友旅館」に日帰り入浴しただけだったのですが、次に訪れるときには、数泊することにして、この地ならではの多彩なお湯を味わい尽くしたいものですね。

ではでは、またー。

▼鳴子温泉郷観光協会公式サイト

(旅行日:2013年10月26日)