加賀の名湯、山中温泉・山代温泉に行ってきたので写真を貼っていくよ

2013年 6月 24日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

先日、所用で金沢に行くことがあったのですが、そのときに一日だけ時間があったので、レンタカーを借りて日帰りで山中温泉と山代温泉に行って来ました。その時に撮った写真を貼っていこうと思います。

金沢市街から約1時間ほどで山中温泉に到着。
いきなり温泉だっ!というのもいいのですが、天気も良く気持ちのいい日だったので、まずは渓谷美が名高い鶴仙渓をお散歩することにしました。

温泉街には何箇所か無料で停められる駐車場があるのですが、鶴仙渓の遊歩道の中間地点、あやとり橋近くにある駐車場に車を停めて、散策開始です。

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ユニークな意匠のあやとり橋。


あやとり橋の上から見下ろす渓谷。


あやとり橋を渡ったところから、渓流に沿って南北に約1.3Kmほどの遊歩道が整備されています。


木々と渓谷。


この日の気温は30℃近くと、北海道民にとってはなかなか厳しい暑さだったのですが、渓流沿いの遊歩道はほとんどが木の影になっていて、とっても涼やか。


前日に雨が降ったせいか、川の水はやや濁っていましたが、水深や流れによって透明から深い緑にまでその色を変えていきます。


芭蕉堂。かつてこの地を松尾芭蕉が訪れ絶賛したことから、全国の俳人によって建てられたのだとか。


遊歩道の北の端、黒谷橋から見下ろす渓流。


渓谷を離れて少し階段と坂道を登ったところに、東山神社があります。


森の中にたたずむ無人の社殿。

 
ここで一度温泉街の中心に向かい、昼食を取ることに。


「いでゆ茶屋 仙乃蔵」で名物の魚そうめんを頂きました。
魚のすり身を麺状にしたもので、温泉卵が乗っています。
独特の触感と白身魚の淡白な旨みがいいね。


山中温泉の総湯、菊の湯(男湯)。堂々とした建物で山中温泉のシンボルです。
ここの総湯は珍しく、男湯と女湯の建物が別々になっています。


菊の湯の前には飲泉処も。


菊の湯の番台には卵が売られていて、温泉卵を作ることができます。
お湯に沈めてから温泉卵ができるまで45分くらいかかるので、その間にお風呂に入ることに。


菊の湯お風呂。
浴室の中央に大きな長方形の湯船があります。深さは腰のあたりまでと、かなり深め。
壁には昔の山中温泉の様子が描かれた壁画が。


男湯と女湯の間には足湯もありました。


菊の湯(女湯)と山中座。


山中座のホール。ここで芸妓さんの舞など、山中の芸能が演じられているそうです。


山中座の売店で見つけた加賀棒茶サイダー。ご当地サイダーってのも流行りなのかな?
ほのかにお茶の香りがするけど、それ以上に懐かしい駄菓子のような味がするような・・・


そうこうしてるうちに温泉卵ができました。
菊の湯の番台で卵の殻の上の部分をカットしてもらえるので、スプーンですくって頂きます。
ほのかに温泉の味がついていて美味しい!


温泉街のメインストリートは「ゆげ街道」と呼ばれていて、飲食店やお土産屋が軒を連ねています。


街道にある「肉のいづみや」でコロッケ、メンチカツ、きんとんパイを頂きました。
店内で揚げたてアツアツを食べることができます。うまいうまい。

 
ここから再びあやとり橋を渡り、鶴仙渓に戻ります。


渓谷から見上げたあやとり橋。


あやとり橋の袂近くには、風流な川床があります。


席料とスイーツのセットで600円。
スイーツは和の鉄人、道場六三郎さんの監修で、冷製抹茶しることロールケーキの二種類から選べます。

涼やかな空気の中、せせらぎの音を耳にのんびりしていると、なんとも風雅な気分になりますね。
ずっとこの場所にいたい・・・


そうとも言ってられないので、散策を再開。


遊歩道沿いに咲くガクアジサイが目を楽しませてくれます。


涼を感じさせてくれるせせらぎ。


てくてく・・・


陽を受けた新緑が眩しい。


遊歩道の南の端、こおろぎ橋に着きました。


近代的でアーティスティックなあやとり橋とは対照的な、歴史を感じさせる木造の橋です。


こおろぎ橋から見下ろす渓谷。


こおろぎ橋の近くには小さな不動明王を祀った祠がありました。
お不動様は目の神様だそうなので、目を酷使する私は丁寧にお参り。


こおろぎ橋とゆげ街道の間の道。


山中温泉ではスタンプラリーもやっていたので、集めてみました。
スタンプは8ヶ所あるそうなのですが、残念ながら時間がなくてコンプリートならず。
でも、3つ集めるだけでもOKなので、山中座で景品の絵葉書を貰えました。

さて、山中温泉を後にして、お次は車で10分ほど離れたところにある山代温泉に向かいます。

山代温泉は、山中の鶴仙渓のような景勝地があるわけではないのですが、総湯を中心として周囲に温泉宿が立ち並ぶ「湯の曲輪」(ゆのがわ)と呼ばれる伝統的な町並みが特徴です。

山代温泉にも無料の駐車場があるので、車を停めて温泉街の中心へと歩きます。


温泉に入る前に、薬王院温泉寺にお参りしていきます。
山代温泉は1300年前に行基上人が発見したと言われていますが、その時に建立された歴史ある寺院です。


薬王院温泉寺の本堂。ご本尊は薬師如来さまです。
これからもいいお湯にたくさんめぐり逢えますようにお願い。


山代温泉には二つの総湯があるのですが、そのうちのひとつ、明治時代の総湯の姿を再現したという古総湯に入ることに。

入浴料は500円。最近建てられたようで、建物はとても新しくてキレイ。
脱衣所と浴室が一緒になっている昔ながらのスタイルで、浴室の真ん中に小さめ浴槽がひとつあるだけというシンプルな造りです。

お湯は源泉が掛け流されていて、浴室の壁は拭き漆、タイルには九谷焼、採光にはステンドグラスと、贅沢な気分に浸れる浴場でした。


古総湯の2階は休憩所になっています。
風通しのいい畳の座敷で、これがまた居心地良すぎ!ずっとゴロゴロしていたくなります。


向かいの総湯の売店で売ってる温玉ソフトクリーム(350円)。古総湯の番台にお願いすると、休憩所まで出前してくれます。
「卵とソフトって合うんかな?」と思ったけど、一緒に口に運ぶとアイスクリームのような味わいでなかなかの美味しさでした。


古総湯のすぐ向かいにあるもうひとつの総湯。
こちらには洗い場もあり、現代的で明るい浴室だそうです。
古総湯のほうですっかり満足したので、今回は入りませんでした。


山代温泉のゆるキャラ、すぱクロくん。温泉発見の伝説に登場する八咫烏をモチーフとしたキャラクターです。
まるまるしてて可愛いw


総湯の近くの広場には足湯もありました。岩の上には八咫烏の像が。


山代温泉名物「惣八」の六方焼。中に餡の入った焼き菓子です。


「惣八」の看板猫。ちょっとおデブさんですが、毛並みがとてもキレイで可愛い。


総湯の売店で買った柿の葉寿司。
柿の葉に包まれた奈良のものとは違って、柿の葉の上に薄い寿司飯と鯖の切り身が乗っています。


今回は時間がなかったため日帰りでしたが、温泉だけでなく散策やグルメなど、充実した一日を過ごすことができました。

山中温泉、山代温泉ともに気になる旅館がいくつかあるので、次回訪れるときにはぜひ宿泊して、ゆっくりのんびりと名湯を楽しみたいですね。

それでは、またー。

(旅行日:2013年6月17日)