こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
先日、北東北を鉄道で旅行したとき、平泉を訪れたのですが、その後、平泉駅から盛岡駅まで、ジョイフルトレイン「ジパング」に乗って来ました。
「ジパング」は世界遺産に登録された平泉をイメージした観光列車で、マルコ・ポーロが東方見聞録で紹介した「黄金の国ジパング」が、中尊寺の金色堂をモデルにしたと言われていることから、この名前が付けられたそうです。
運転日は主に土日祝や夏休み期間で、一ノ関(仙台)と盛岡の間を一日に1~2往復しています。
平泉駅に到着する「快速ジパング平泉3号」。
華やかな文化を誇った平泉をイメージしたというだけあって、墨色を基調としつつ金色をアクセントに使った格調高いデザインです。
始発駅は一つ前の一ノ関なのですが、車内はかなり空いています。
「ジパング」は快速列車なので、乗車券だけで乗ることができますが、先頭と最後尾の展望車両は指定席になっているので、あらかじめ指定券を買っておきました。
展望車両の座席は全て窓側を向いていて、大きめの窓から流れる風景を楽しめるようになっています。
先頭の4号車の座席を取ったのですが、この車両に乗ってるのは私達だけで、完全な貸切状態。
あれ?こんなカッコイイ列車なのにあんまり人気ないのかなー?
座席はリクライニングすることはできませんが、窓の下にはテーブルもあり、ゆったり寛げそうです。
車両の前部は展望スペースになっています。
展望スペースの座席は簡素なのもので、あまり座り心地は良くなさそう。
長時間独占されないようにしているのかもしれませんが、それ以前にこの乗車率では座る人もあまりいないかも。
展望スペースでは、運転室のすぐ後ろから、前方の景色を見ることができます。
先頭と最後尾の車両のデッキでは、平泉をはじめとした岩手の見どころを紹介する映像が流されています。
自由席は普通のクロスシート。
運賃だけで、この快適なシートに座れるから、指定券の必要な展望車両が不人気なのかな?と思いましたが、こちらの自由席も空いていました。
北上駅に到着です。向かい側のホームには横手に向かう北上線の列車が見えます。
紫波のあたりから、右手に東北新幹線の高架が寄り添ってきます。
小雨が降る中、終点の盛岡駅に滑り込みます。
平泉駅を出て1時間ちょっとで、盛岡駅に到着しました。もっと乗っていたかったなー。
車体側部に描かれた「ジパング」のロゴマーク。
同じジョイフルトレインでも、この前々日に乗った五能線を走る「リゾートしらかみ」と比べると、乗車率が低く不人気なのはちょっと残念な感じでした。
沿線風景がやや地味なのは仕方ないですが、平泉をイメージした車両なのに、関東方面から平泉にアプローチするときに乗る場合は、一ノ関→平泉間のわずか7分程度しか乗車できないってのも問題なのかもしれませんね。仙台から運行される日もあるそうなので、そのときには多くの人が利用するのかな?
なかなか楽しい列車なので、もっと乗る人が増えて貰いたいですね。
ではでは、またー。
(旅行日:2013年7月11日)