こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
「ローカル線に乗って房総半島を横断しよう!」ってことで、前半は太平洋側の大原駅から上総中野駅までいすみ鉄道に乗ってきたのですが、後半は小湊鐵道に乗り換えます。
小湊鐵道は、上総中野駅と東京湾側の五井駅を結ぶ全長39.1kmの非電化ローカル線です。
本来はこのホームから小湊鐵道の列車が出るはずなのですが、この時は昨年秋の台風被害で上総中野-養老渓谷間が不通となっていたため、この区間は代替バスで移動することに。
駅前には梅の花が咲いていた。
桜のシーズンにはだいぶ早かったけど、梅の花だっていいものだよね。
いすみ鉄道と共用の上総中野駅の駅舎。木造でいい雰囲気してる。
駅前から代替バスに乗り込みます。
15分ほどで養老渓谷駅に到着。
この養老渓谷のあたりには温泉郷もあるそうで、駅舎の横には足湯がありました。
列車の出発まで時間があるので、ちょっと入ってみることに。紅茶色のいいお湯だなぁ。
あんまり房総半島に温泉ってイメージないけど、今度はちゃんと入浴施設で温泉に入ってみたいところ。
駅舎の中。ローカル駅っぽくていいね。
駅猫が3匹いるらしいんだけど、残念ながらその姿は見れず。遊びたかったなー。
改札をくぐってホームへ。
クリーム色と朱色のツートンカラーのディーゼル車が、出発の時間を待っています。
木製の駅名票。
いすみ鉄道のマスコットがムーミンなら、小湊鉄道のマスコットはケロちゃん?
と、思ったらケロちゃんは全国の地方民鉄を応援しているらしい。
▼ケロちゃんコロちゃん地方民鉄応援プロジェクト | 日本民営鉄道協会
車両の側面には、近々開催されるらしい芸術祭の告知が書かれていました。
旧国鉄のディーゼル機関車に使われていた二色なんだけど、最近塗装したのかずいぶんピカピカでなんだか違和感w
車両側面のサボ(行先票)。
車内はロングシート。1両編成ですが、シートに座る人もまばらで、かなり空いています。
出発時刻になり、列車はゆっくりと動き出しました。
先ほど乗ったいすみ鉄道の列車とは違って、車両の最前部は全て乗務員室になっているため、前面の窓からの車窓を楽しむことは難しい。ちょっと残念。
最初の停車駅、上総大久保。
何やらカカシのような人形が立ってる。アート作品か何か?
山間の田園地帯をゆっくりと走っていきます。
のんびりゴトゴト。
シートが一列誰も居ないくらいに空いてる。
月崎駅が近づいてきました。おお、絵に描いたようなローカル線らしい風景。
月崎駅のホーム。今度は魚っぽいオブジェが。
里見駅で下りの列車と交換します。おや、こっちは二両編成なのか。
高滝駅に立つ赤装束にキツネ(?)のお面をかぶったカカシ。
上総久保駅には、焚き火を囲む謎の赤い鳥が。
列車は山間を抜け、平坦地へと進んでいきます。
天井の扇風機もレトロなムードを演出していていいね。
馬立駅に停車。小湊鉄道は味のある駅舎が多いなぁ。
上総山田駅でも下り列車と交換。
いすみ鉄道はいろんなタイプの車両があったけど、小湊鐵道はこのキハ200系ってのばかりみたい。
平坦な田園地帯を真っ直ぐに伸びるレール。まだまだ車窓は田舎的風景。
海士有木駅。「あまありき」って読むのか。面白い名前。
養老渓谷駅を出発して1時間ちょっとで終点の五井駅に到着しました。
乗客が皆降りて、誰もいなくなった車内。
車両の点検をする整備士さん。
山間の小さな街から、大きなビルの並ぶ都市部に出てきた一両編成の車両は、どこか居心地が悪そうにも見えます。
やっぱりローカル列車には田舎風景のほうが似合うよね。
五井駅には車両基地があり、多くの列車が休んでいました。
まとめ
これでローカル線にのって房総半島横断を達成!ってほど大げさなもんじゃないですが、普段は鉄道に乗る機会なんて全くないので、こうやってローカル列車にのんびりと揺られて、のどかな車窓を眺めるのも楽しかったですね。
さまざまな工夫によって乗客を楽しませてくれたいすみ鉄道に対して、この小湊鐵道はローカル線のナチュラルな魅力を伝えてくれるような気がしました。
首都圏からも気軽に行ける小さな鉄道旅。皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか?
ではでは、またー。
▼菜の花色のムーミン列車が可愛い、「いすみ鉄道」に乗ってきたよ | ロプログ
(旅行日:2014年3月12日)