厳美渓で空飛ぶ「郭公だんご」を食べてきたよ

2013年 12月 14日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

10月の東北旅行で、岩手県一関市にある厳美渓に行ってきました。

厳美渓は、栗駒山から流れる磐井川の侵食によりできた渓谷で、約2kmの区間に滝や淵、奇岩など変化に富んだダイナミックな景観が続く景勝地です。

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一関のICから、国道342号線を5knほど西に向かったあたりで、厳美渓への案内看板が見えてきます。

看板に従い、国道を外れて脇道に入ると、寂れたテーマパークのような場所がありました。
「ガラスパーク」というガラス製品の展示・販売をしているところのようですが、車はここに停めていいようです。駐車料金は嬉しいことに無料。

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厳美渓はガラスパークのすぐ目の前です。
ふむ、天然記念物にも指定されているらしい。

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厳美渓のちょうど中心にある天工橋。

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橋の上から渓谷を眺めます。ほうほう、なかなかの奇観ですね。
雨まじりの天気だったので、川の水の色は緑に濁っています。
濁ってない時には、澄んだ美しい青緑色に見えるそうです。

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反対の上流側。
普通、こういう渓谷は山間の狭い場所にあることが多いのですが、この厳美渓は比較的平坦な場所に位置してます。珍しいね。

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脇からの流れが滝のように注がれています。

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厳美渓の案内看板。
30分と70分の二つの周遊コースがお勧めされています。
今回は時間もないので30分のほうを周ってみようと思います。

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岩場の向こうに東屋があり、なにやら人が集まっています。

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東屋のあたりから、川を挟んだ対岸までロープが張られていて、向かいのお店の二階に繋がっています。
「空飛ぶ団子」として有名な、郭公だんごを買えるのはここのようです。

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ふむ、このカゴにお金を入れればいいんだね。料金は団子3本入りで400円。

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カゴにお金を入れてから、横にある木の板を木槌でコンコンと叩きます。

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すると、向かいの店から白衣を着たおじさんが現れ、するすると紐を引っ張り、カゴを手繰り寄せていきます。

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しばらく待つと・・・

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お!

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おおー!

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きたきた!!

まるで空を飛ぶかのように、スイーッとカゴが滑り落ちてくるのを見て、周りのギャラリーも歓声を上げて大喜び。
単純な演出ですが、これだけで訪れた観光客を楽しませてくれるってのは素晴らしい工夫ですね。

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かごの中には団子の箱と、紙コップのお茶が入っています。
団子はともかくお茶がこぼれないのは凄い!

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団子は、こしあん、ごまあん、みたらしの三種類で、一串に5つ刺さっています。
柔らかめの食感で美味しい。

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面白かったので、他の人が頼んだ団子が空を飛んでくるのを、何度か見てしまいました。

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狭く深い峡谷。

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川沿いに整備された遊歩道を、下流の御覧場橋に向かって歩いていきます。

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川の真ん中にある大きな岩には、ポットホールと呼ばれる丸い穴ができています。
岩のくぼみに入った石が、水流で回転することにより岩が削られて、このような穴ができたのだとか。

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モミジの木も見られましたが、紅葉はまだまだ先みたい。

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200mほど歩くと御覧場橋に着きます。板張りの吊り橋です。

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渡ると結構揺れる。

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橋の上から見る渓谷。

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反対の下流の方向。こちらまでくると、流れは穏やか。


対岸に渡り、天工橋のほうへ戻っていきます。こちらの道は舗装された車道で、渓谷からも少し離れています。

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渓谷のそばまで降りられる場所がありました。

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このあたりが最も狭く、流れも激しい。

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少し上流にも見どころがあるそうなので、車で行ってみることに。

長者滝橋の上から上流方面の眺め。荒々しい岩場と複雑な流れが織りなす景観が広がります。

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反対側から、先ほどまでいた天工橋方面を眺めます。

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白波を立てる激しい流れ。

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この後、昼食に、道の駅「厳美渓」のレストラン「ペッタンくん」で、一関の名物というお餅のセットを頂きました。
ごま、あんこ、ずんだ、いなり、生姜、エビ、カボチャ、くるみと、8種類もの味でお餅を楽しむことができて850円。これはお得だね。

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雑煮餅も頂きます。この醤油仕立ての素朴な出汁が、「東北の味」って感じでいいねー。

まとめ

この旅行のメインの目的の一つが紅葉見物だったのですが、厳美渓は平地に近いからか、見頃にはまだまだ早かったようです。

紅葉のシーズンの他にも、川沿いには桜の木もたくさん植えられていましたし、春に訪れるのも良さそうですね。

ではでは、またー。

(旅行日:2013年10月22日)