【南近畿旅行記#9】熊野本宮大社で例大祭を見てきたよの巻

2012年 7月 9日
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【南近畿旅行記#8】の続きです。

熊野古道中辺路を(最後の方だけ)歩き、熊野本宮大社に到着。
この日は本宮大社最大の行事であり、一年の豊穣を願う、春の例大祭が行われていました。

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社殿へと続く階段も見物客で賑わっています。


祭りは毎年4月13日~15日の3日間に渡って行われるのですが、今年(2012年)の15日はちょうど日曜日だったため、例年よりも多くの人が訪れたようです。


社殿の前には神事に参加する人々や、見物客が集まっています。
これから祭りのクライマックス、渡御祭が行われるようです。


ご神体が神輿に乗られる姿はシークレットのようです。


乗り込み完了!


肩車された稚児達。
中には大泣きする子もいたりして、あやすお母さんも大変そう。


神輿は若い衆に担がれて神門を出ていきます。
法被の背中には熊野の神の遣い、八咫烏の姿が描かれています。


あとには子供の担ぐ神輿や女性の担ぐ神輿などが続いていきます。
この後、一行は街を練り歩き、かつて本宮が置かれていた大斎原(おおゆのはら)を目指すそうです。

見物客も行列と一緒に移動していき、社殿の前には人も少なくなったので、ここぞとばかりに写真撮影。


中央の「本宮」には主祭神の家津美御子神、左手の「結宮」には伊邪那美大神と伊邪那岐大神、そして右手の「若宮」には天照大神がそれぞれ祀られています。


速玉大社や那智大社の社殿は朱塗りの鮮やかなものでしたが、この本宮大社の社殿は木材そのままの落ち着いた色彩で、そこがまた風格を醸し出しています。


どれほど昔のものなのか。歴史を感じさせる額。


もうで餅。熊野を詣でたらこれを食べなくてはいけないらしい。
あんこを包んだ餅に、玄米粉をかけたもので、ふわっふわに柔らかい食感が特徴的。


大斎原の大鳥居。
高さ33.9mは日本一だそうで、畏敬の念を感じると言うよりも圧倒されるようなデカさです。


熊野地方の名物、めはり寿司。
漬物にした高菜の葉に薄い醤油味のごはんを包んだもので、素朴な味わいがほっとする郷土の一品です。
その名の由来は「目を見張るほど美味しいから」とか「目を張るくらい口を大きく開けて食べるから」とか、諸説あるそうです。

古くから伝わるローカルフードを味わうのも旅の大きな楽しみだよねー。


南紀ではよく見かけるサンマ寿司。
美味しいだけじゃなく、携帯食にも最適の押し寿司って素晴らしい。

 
さて、これで熊野速玉大社、熊野那智大社、そしてこの熊野本宮大社と、熊野三山をコンプリートしました。

熊野の神々のご加護を得たところで、今夜の宿泊地、白浜へと向かいます。

【南近畿旅行記#10】白浜の温泉宿「浜千鳥の湯 海舟」に泊まってきたよの巻に続きます。

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