
【南近畿旅行記#8】の続きです。
熊野古道中辺路を(最後の方だけ)歩き、熊野本宮大社に到着。
この日は本宮大社最大の行事であり、一年の豊穣を願う、春の例大祭が行われていました。

社殿へと続く階段も見物客で賑わっています。

祭りは毎年4月13日~15日の3日間に渡って行われるのですが、今年(2012年)の15日はちょうど日曜日だったため、例年よりも多くの人が訪れたようです。

社殿の前には神事に参加する人々や、見物客が集まっています。
これから祭りのクライマックス、渡御祭が行われるようです。

ご神体が神輿に乗られる姿はシークレットのようです。

乗り込み完了!

肩車された稚児達。
中には大泣きする子もいたりして、あやすお母さんも大変そう。

神輿は若い衆に担がれて神門を出ていきます。
法被の背中には熊野の神の遣い、八咫烏の姿が描かれています。

あとには子供の担ぐ神輿や女性の担ぐ神輿などが続いていきます。
この後、一行は街を練り歩き、かつて本宮が置かれていた大斎原(おおゆのはら)を目指すそうです。
見物客も行列と一緒に移動していき、社殿の前には人も少なくなったので、ここぞとばかりに写真撮影。

中央の「本宮」には主祭神の家津美御子神、左手の「結宮」には伊邪那美大神と伊邪那岐大神、そして右手の「若宮」には天照大神がそれぞれ祀られています。

速玉大社や那智大社の社殿は朱塗りの鮮やかなものでしたが、この本宮大社の社殿は木材そのままの落ち着いた色彩で、そこがまた風格を醸し出しています。








どれほど昔のものなのか。歴史を感じさせる額。

もうで餅。熊野を詣でたらこれを食べなくてはいけないらしい。
あんこを包んだ餅に、玄米粉をかけたもので、ふわっふわに柔らかい食感が特徴的。

大斎原の大鳥居。
高さ33.9mは日本一だそうで、畏敬の念を感じると言うよりも圧倒されるようなデカさです。

熊野地方の名物、めはり寿司。
漬物にした高菜の葉に薄い醤油味のごはんを包んだもので、素朴な味わいがほっとする郷土の一品です。
その名の由来は「目を見張るほど美味しいから」とか「目を張るくらい口を大きく開けて食べるから」とか、諸説あるそうです。
古くから伝わるローカルフードを味わうのも旅の大きな楽しみだよねー。

南紀ではよく見かけるサンマ寿司。
美味しいだけじゃなく、携帯食にも最適の押し寿司って素晴らしい。
さて、これで熊野速玉大社、熊野那智大社、そしてこの熊野本宮大社と、熊野三山をコンプリートしました。
熊野の神々のご加護を得たところで、今夜の宿泊地、白浜へと向かいます。



2024年に行った14回、合計112日間の旅行を振り返ってみた
2023年に行った15回、合計90日間の旅行を振り返ってみた
2022年に行った22回、合計119日間の旅行を振り返ってみた
2021年に行った17回、合計76日間の旅行を振り返ってみた
2020年に行った17回、合計128日間の旅行を振り返ってみた
2019年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
2018年に行った17回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
2017年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
2015年に行った14回、合計113日間の旅行を振り返ってみた