【南近畿旅行記#2】の続きです。
蓮華定院をチェックアウト(宿坊でもチェックイン・アウトっていうの?)してから、弘法大師空海が入定したという高野山の最高聖地、奥之院に向かいました。
奥の院へは一の橋の駐車場に車を停めて、約2kmの参道を歩いて行きます。
石畳の両脇には、樹齢数百年の杉の木が立ち並びます。
参道には20万基以上とも言われる、おびただしい数の供養塔が立ち並んでいます。
このおでんみたいな形の石塔は、五輪塔と呼ばれ、空・風・火・水・地の5つの要素を表しているそうです。
そのなかには、織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、上杉謙信などなど、日本史上に輝くビッグネーム達の供養塔が数多くあり、歴史ファン、特に戦国マニアにとってはたまらない参道となっています。
しかし、たくさん写真を撮ったはいいのですが、どれが誰の供養塔だか忘れちゃったりしてるので困ったものです。
豊臣家の墓所。
織田信長の供養塔。
「忠臣蔵」で有名な浅野内匠頭の供養塔。
明智光秀の供養塔。
伊達政宗の供養塔。
上杉謙信の墓廟。
多くの人物は石塔が建てられているだけなのに、上杉謙信は立派な墓廟が建っていました。
御廟橋。
この奥には、多くの人々の願いが込められた燈籠が奉納されている燈籠堂と、弘法大師が入定され即身成仏となり、今も我々を見守ってくれているという、弘法大師御廟があります。
ここから先は撮影禁止です。
弘法大師御廟の前では、一心不乱に般若心経と唱え続けるおばちゃんの一団がいて、ちょっと怯んだのですが、現在でもこれだけ篤い信仰を受けているのだな、と実感することができました。
御廟におわす弘法大師に食事を運ぶ僧侶たち。
参拝を終えて奥之院から戻ったあとは、おやつタイムです。
「濱田屋」の胡麻豆腐。わさび醤油と和三盆を選ぶことができます。
ねっとりと濃厚ですごく美味しい!和三盆をかけると、これはもうスイーツですね。
「麩善」の笹巻きあんぷ。生麩の中にこしあんを包んだ高野山を代表するお菓子です。
笹の葉の香りと、生麩の粘りある食感が絶妙で、これまた美味しい!
女人堂。
高野山は長らく女人禁制の地だったので、女性の参拝者はこの女人堂から祈りを捧げていたそうです。
まだ、苅萱堂や徳川家霊台、霊宝館など、行きたいところはあったのですが、時間が厳しくなってきたので、高野山を後し、下界へと降りていくことにしました。