こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
今年(2015年)の6月上旬に、広島県を旅してきたのですが、そのときに以前から行きたいと思っていた大久野島(おおくのしま)を訪れました。
大久野島は瀬戸内海に浮かぶ周囲4.3kmの小さな島で、多数のウサギが生息していることから、「うさぎ島」とも呼ばれています。
「猫島」と呼ばれる島は数ありますが、「うさぎ島」はこの大久野島しか聞いたことがありません。
今回は島内に一泊することにして、ウサギ好きにとっては夢のようなこの島をたっぷりと満喫してきました。
それでは、可愛いウサギさんの姿、ゆっくりとご覧くださいませ-。
大久野島へ渡るには、竹原市の忠海港(ただのうみ)からフェリーに乗ります。
JRの忠海駅からも歩いてすぐなので、公共機関でも行きやすそうです。
クルマは周囲に無料の駐車場があるので、停めさせてもらいます。
タダで停められるってのはありがたいねー。
自動券売機で乗船券を買います。
運賃は大人片道でたったの310円。安い。
ウサギのエサのペレットもここに売っています。
今は島内ではエサを買うことができないそうなので、ここで買っていくことに。
大久野島の場所はここ。
地図で見ると、多数の島が点在する瀬戸内海の中でも、かなり小さな島であることがわかります。
大久野島に向かう船は1時間に1,2本出ているようです。
フェリーが接岸したので乗り込みます。
島には民家はなく、一般の住民はいないそうなので、乗客はほとんどが観光客のようです。
フェリーのデッキに出てみます。
一番手前の鉄塔のある島が、目指す大久野島です。
あっという間に大久野島に到着。所要時間はわずか12分でした。
宿泊する「休暇村大久野島」の送迎バスが迎えに来てくれているので、すぐに乗り込みます。
バスには宿泊者じゃなくても乗せてもらえるみたい。
バスの車窓からも、ちらほらとウサギの姿が見ることができ、期待も高まっていきます。
早くウサギと遊びたいという気持ちを抑えつつ、まずはホテルにチェックイン。
部屋の窓から見えるホテル前の広場には、たくさんのウサギ達の姿が!
今回宿泊したこの「休暇村大久野島」については、また別の記事に書こうと思います。
島に渡る前に、スーパーで買っておいたキャベツ半玉と忠海港で買っておいたペレット。
これでウサギ達にモテモテになるのだ!
ホテルの前の広場は、熱帯樹が立ち並ぶトロピカルムード。
おおお、うさうさいっぱいいるー!
なぜこの大久野島にこれほど多くのウサギがいるかというと、かつて島外の小学校で飼われていた8羽のウサギがこの島に放され、それが野生化し繁殖していったそうです。
現在では島全体で700羽ものウサギが生息しているのだとか。
さっそくウサギ達の可愛らしい姿を撮りまくります。
ウサギは白・黒・茶色・グレーと様々な色や模様をしていますが、みんな同じ「アナウサギ」という種類だそうです。
やはりみんな人には慣れきっているようで、近づいても全く逃げようとしません。
猫と比べると動きも少ないので撮りやすいね。
足を伸ばしてリラックスした格好で寝てる子が多い。
日差しは苦手なのか、階段の日陰で一列になって休むウサギ達。
ちっちゃくて可愛い子ウサギもたくさんいます。
白うささんも。
ひとしきり写真を撮ったところで、いよいよエサを取り出します。
期待して立ち上がるウサギさん。
私がエサを持っていることに気づくと、たくさんのウサギが足元にわらわらと集まってきました。
立ち上がって脚につかまってくる子も。
おおう、見た目可愛いのにずいぶんとアグレッシブだなー。
よしよし、キャベツをあげよう。
うまいか?キャベツうまいか?
もぐもぐ。
ペレットを地面にばら撒くと、一斉にウサギ達が群がってきます。
お行儀よく四角く並んでエサを食べるウサ達。
お、今度は丸くなった。
すごいウサ密度。このひとかたまりに30羽以上いそう。
お水を飲むうさうさ。
トレーに書いてある「兎人」って、「うさんちゅ」とでも読むんだろうか?
白とグレーの可愛いコンビ。
やっぱり木陰が一番落ち着くみたい。
小さいウサギって、耳がなければモルモットに似てるなー。
木陰で逢引き?
うさうさ団子。
ペレットの入った紙袋に頭を突っ込む強欲な一面も。
おお、美形だねー。
ペレットよりもキャベツのほうが食い付きがいい気がする。
ニンジンも持ってくれば良かったかな。
やけに貫禄ある佇まいのウサさん。
あー、ちびうさ可愛えー!
これは連れて帰りたくなりますわ。
何やら地面をひくひくと嗅ぎまわる。
この鼻をひくひくさせる仕草が、ウサギの魅力のひとつだよね。
ウサギ達と戯れているうちに、あっという間に日が傾いてきました。
同じような模様をした子ウサギ二匹。きょうだいかな?
おや?君はちょっとエゾリスに似てるね。
太陽の光が穏やかになってくると、日中は木陰に隠れていたウサギ達も広場に出てきます。
この時間になると、日帰りの観光客の姿もほとんどなくなります。
帰りのフェリーの最終便は19時なので、夕方から夜にかけてもウサギ達と遊べるのは、島に泊まる人だけの特権です。
広場にはウサギが掘った穴があちらこちらにあいています。
穴の中に腹ばいにハマって寝そべるウサ。
西陽が広場もウサギもオレンジ色に染めていきます。
ざっと見渡すと、この広場だけでも100羽くらいのウサギがいそう。
島全体では700羽くらい生息しているらしいけど、このホテル前の広場と港の周りに、特に集中しているんだとか。
空がキレイに焼けてきたので、ウサギ広場からすぐ近くの海辺に、夕陽を見に行きました。
ウサギと遊べるだけでも嬉しいのに、こんなに見事な夕陽まで見れるとは、大久野島素晴らしい!
朱く染まる瀬戸内の穏やかな海。
日没後の空に描かれるグラデーションも美しい。
君も一緒に夕焼け見るか?
夕焼けとウサギ。
柵の下からひょっこり顔を出したウサさん。
下に穴を掘って行き来してるみたい。
雪見だいふくのような白ウサギさん。
日も落ちて暗くなると、広場に出てきたウサギ達は、ますます活発に動きまわります。
調べてみると、ウサギは「薄明薄暮性」と言って、朝方や夕方に一番活動的になるんだとか。
椰子の葉の間から覗く月。
南国じゃないけど南国のような情景。
夕食後、もう一度外に出てみます。
まだウサギ達は元気に起きてる。
夜空を見上げて何を思っているんだろか?
翌日も朝からウサギを見に行きます。
お、もういっぱい起きてるねー。
なに、その味わい深い表情?
グレーの子も茶色の子も可愛い。
まるまるしてるー。
穴の中に隠れているけど、おしり見えてるよw
エサを取り出すと、その気配を察して立ち上がる。
真正面から見た顔も可愛いね。
写真を撮ろうとしゃがみこんだら、膝に手をついて期待に満ちた目付きでこちらを覗きこんできた。
積極的なウサギ達は、すぐにレンズの最短撮影距離よりも近づいてくるんで、なかなか上手く撮れない。
しょうがないので、iPhoneを取り出して撮影。
そんなに迫られても、今はエサ持ってないよー。
港の近くにある島内唯一の神社の境内にもウサギがいます。
狛犬ならぬ、「狛兎」になれそう。
もう一羽来てくれないかなー。
テーブルの上に座るやけに貫禄のあるウサさん。
全てを悟りきったような表情。
日が強くなる前の時間帯はウサギ達も元気で、エサを持ってる観光客に群がっていきます。
伏せうさ。
落ちてるペレットでも探してるのかな?
ちび白うさの可愛さは格別!
同じような表情と姿勢で並ぶ三羽のウサギ。
横から見ても、同じような顔つきと耳の角度。
こちらも三羽揃って。未来を見据えるような視線がちょっとカッコいいな。
低い熱帯樹の中に潜むウサギ。居心地良さそう。
どれだけ見ても、どれだけ撮っても飽きないなー。
これだけ可愛いんで、わしゃわしゃと撫でまわったり抱っこしたりしたい衝動にも駆られますが、ウサギさんのストレスになっちゃうので、激しく触ったり抱いたりしてはいけません。
上手に立つねぇ。
この後、まだまだウサギ達と遊んで、さらに自転車で島を一周し、毒ガス貯蔵庫や砲台跡を見てきたのですが、長くなるので、後編に続きます!
▼瀬戸内に浮かぶ「うさぎ島」、大久野島に行ってきたよ(後編) | ロプログ
(旅行日:2015年6月1,2日)