
こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
前の記事、伊豆大島の三原山に登ってきたよ【伊豆諸島旅行記#2】の続きです。
椿や桜や動物園を見たり、三原山で火口を見たりと、伊豆大島を満喫した翌日は、お隣の利島へと渡ります。
周囲52kmの伊豆大島とは違って、この利島は周囲7.7km、人口約300人の小さな島。椿の栽培が盛んで、20万本もの椿の木が島中を覆っているそうです。

早朝に民宿をチェックアウト。
この日もフェリーは元町港ではなく岡田港に入港するそうなので、元町からバスで岡田港に移動します。

午前6時、前日も乗った東海汽船のフェリー「かめりあ丸」が入港。
今日はこのフェリーで利島へと渡ります。所要時間は1時間20分ほど。

前日と同じ二等和室。
大島でほとんどの乗客が降りてしまったので、船室ががらんとしています。

さようなら伊豆大島。って、また明後日には立ち寄る予定なんだけどね。

雲の切れ間から顔を出す朝日。今日の天気はあんまり良くはなさそう。

フェリーは島の北側から西側へと周って行きます。
伊豆大島の中心街、元町のあたりが見えています。

利島が近づいてきました。
島の中央に聳えるのは標高508mの宮塚山。左右対称の稜線を伸ばす美形の山です。
山がそのまま島になっているようなところは、スケールは全く違うけど、利尻島を思い起こさせるね。

利島の港に接岸。
港を囲むような防波堤がないので、接岸中でもかなり揺れています。波が高くて接岸できない日も多いんだとか。
下船する人の中に観光客らしき人の姿はあまりなく、地元の人がほとんどでした。
そう言えば、伊豆諸島の島々の港では、フェリーが到着するときには必ず警察の人が来てたな。沖縄や北海道の離島では、そんなことなかったと思うんだけど。

利島に上陸しました!伊豆大島に続いて、この旅行2島目。

堤防には島の児童が描いた壁画が。

彼方にうっすらと富士山の姿が見えた。

小ぢんまりしているけど派手なオレンジ色のフェリーターミナル。

フェリーターミナルで入手したマップ。
こんな離島にまでも萌えキャラの波が及んでいるのね。

神様の杖の間に挟まった椿の実をイメージしたというモニュメント。

利島にはほとんど平坦な場所はなく、フェリーターミナルから集落までも、坂道を登って行かなくてはなりません。
少し登ったところから港を見下ろしてみる。

どんどん歩いていきます。

利島は大島よりさらに椿だらけ。島の樹木の8割だか9割が椿なんだとか。

まずは島のことを詳しく知ろうと、郷土資料館に寄ってみたんだけど、閉館日だった・・・

うん、あいさつ大事だよね。

集落の中も狭い坂道だらけ。

堂の山神社。参道に敷かれた丸石と苔むしっぷりがたまらなく良い。

旅の無事をお祈り。

神社の横から伸びる細い道を登っていきます。

散り椿もまた風情あるよね。

花が丸ごと落ちるのが斬首をイメージさせるんで縁起悪いらしいけど。

坂道は階段に変わり、さらに登っていきます。

椿の実を運搬するためのマシーン。

椿畑の間を縫うように、あちこちにレールが敷かれています。

集落より上にはもうほとんど椿畑しかないような感じ。

あっちを向いてもこっちを向いても椿。
花の時期は1月から3月頃だそうで、期せずしてちょうどいい季節に来たなぁ。

お、沈丁花が咲いてる。いい香りー。

この沈丁花も北海道ではほとんど見られない花なので懐かしい。

曲がりくねった坂道を登り、山の中腹あたりに位置するウスイゴウ園地の展望台に到着しました。

展望台の中へ。

少し霞んでいるけど大海原を一望。
今朝までいた伊豆大島の島影も見えています。

さらに上にはちょっとした庭らしきスペースが。

港から休みなく登ってきたので、風景を楽しみながら休憩。

くっきり晴れてたら良かったんだけどなぁ。

丸い池があった。利島で発見された銅鏡を模ったものらしい。

本当は山の頂上まで登りたかったんだけど、時間がないのでここで引き返し、港へと戻ります。
帰りは別のルートを下っていきます。

こっちにも椿。
木がいっぱいに花で覆われる桜のような派手さはないんだけど、濃緑の中に鮮やかな赤をアクセントのように付ける椿の美しさもまたいいよね。

これはキレイな八重咲きだから園芸種かな?

集落まで降りてきました。
大島は広いし人口も多いし、「島らしさ」ってのをあまり感じなかったけど、この利島の集落はいい雰囲気。

集落内にある阿豆佐和気命神社。
平安時代から記録が残ってるという歴史のある神社で、1760年に造られたという社殿は島で最も古い建物だそうです。

狭い坂道をさらにずんずん下っていきます。

船を展示してある広場。

2時間40分ほどで港に戻ってきました。
利島に丸一日滞在できるのなら、山の頂上まで登りたかったんだけど、また次の島に行かなきゃならないので、残念ですが今回はこのくらいで。
次の式根島へと向かう神新汽船のフェリー「あぜりあ丸」が近づいてきました。
むむ、ここまで乗ってきた「かめりあ丸」よりもかなり小さいぞ。
ワイルドな温泉が点在する式根島に行ってきたよ【伊豆諸島旅行記#4】に続きます!
(旅行日:2014年3月9日)



2024年に行った14回、合計112日間の旅行を振り返ってみた
2023年に行った15回、合計90日間の旅行を振り返ってみた
2022年に行った22回、合計119日間の旅行を振り返ってみた
2021年に行った17回、合計76日間の旅行を振り返ってみた
2020年に行った17回、合計128日間の旅行を振り返ってみた
2019年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
2018年に行った17回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
2017年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
2015年に行った14回、合計113日間の旅行を振り返ってみた