新島で夕焼けと朝焼けを見てきたよ【伊豆諸島旅行記#5】

2014年 6月 8日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

前の記事、ワイルドな温泉が点在する式根島に行ってきたよ【伊豆諸島旅行記#4】の続きです。

式根島からは村営の連絡船「にしき」に乗って、新島へと向かいます。

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船室に入ると酔ってしまいそうなので、ずっとデッキにいることにしました。
離れゆく式根島。

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新島の南に寄り添うように佇む無人島、早島が見えます。
これほどキレイな長方形に近い形の島って珍しいな。

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平たく横たわる式根島と、その向こうに頭を覗かせる神津島。

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新島が近づいてきました。
島の南側の大部分は急峻な岸壁に囲まれています。

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傾いた西陽が海をキラキラと照らしています。

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おお、新島の港もキレイな水の色。

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伊豆大島、利島、式根島に続いてこの旅行4島目、新島に上陸!
式根島からの所要時間は10分ほどでした。

この日周ってきた利島と式根島は人口数百人の小さな島でしたが、この新島は人口2,500人、周囲28kmと、今回の旅行で周る5島の中では伊豆大島に続く規模の大きさです。

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夕焼けまでにはまだ時間ありそう。

一度集落にある民宿にチェックインすることにします。港から集落は1km程度なので、歩いて行くことに。

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てくてく歩いてると、おお?道沿いには大きな顔の怪しげな像が?

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なんだこれー?

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またあったー!

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こいつなんて目がイッちゃってるよ。

この石像は何かと言うと、「モヤイ像」と呼ばれるもので、イースター島のモアイ像をモデルとして造られたものだそうです。
新島は石材の産地でもあるため、このような像が盛んに造られたのだとか。

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集落の中へと歩いていきます。お、いいねー、この雰囲気。

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おお、箱館戦争を戦い抜いた新選組最後の隊長、相馬主計の碑がっ!
戦争終結後は、この新島に流されていたのかー。

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ふらふらになりながらも、この日泊まる民宿「せんたく屋」に到着。
クリーニング店の二階が部屋になっています。
宿泊料金は素泊まりで3800円でした。

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民宿にチェックインしました。
部屋は6畳のすっきり清潔な和室です。

クリーニング屋さんが運営しているだけあって、シーツがパリッパリで気持ちいい!

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一休みしたところで、夕日を見るために浜辺の方へと戻ります。

夕焼け空とモヤイ像。

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目の前に浮かぶ無人島、地内島の向こうへと沈みゆく夕日。

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二日連続でいい夕焼けを見ることができて満足!

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夕食は集落内の「栄寿司」で、伊豆諸島名物の島寿司を食べてきました。
ネタは手前からマダイ、キンメダイ、メダイの三種類。ヅケにしたネタに辛子が乗っています。
特にキンメダイは脂がのってて美味いっ!これ気に入ったわ。

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この日は歩きまくったので疲労困憊だったんだけど、この新島にも温泉があるので入っておきたいところ。
集落から歩いて20分ほどの距離にある公共の温泉「まました温泉」へ向かうことに。
これまでの島にはなかったような、キレイに整備された道を歩いていきます。

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「まました温泉」に到着。露天風呂やサウナなど、設備の整った温泉入浴施設です。

日中なら露天風呂から海が望めるそうですが、この時間だとさすがに見えず。その代わりに星空を眺めることができました。

海のそばにある温泉なので、泉質は成分総計16g/kgの濃厚な食塩泉。おかげで、来るときはちょっと寒かったのに、帰りは全然寒くない。やっぱり温泉様は偉大だなー。

思ったより遠かったけど、来てよかったな。これで翌日も頑張って歩けそう。

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モヤイ像、夜に見ると一層怖ええよー。

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ひー、女性像はさらに恐ろしいー!

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翌朝、早起きして、朝日を見るために港とは反対側の東海岸へと歩いていきます。

新島は南北に細長い形をしているため、西海岸から東海岸まで2.3kmほどと、充分歩いて行くことができます。
徒歩圏内で夕焼けも朝焼けも見れるのはお得だね。

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20分ほどで島の東海岸、羽伏浦に到着。

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荒々しい断崖が続いています。

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風が強く波が激しい。波消しブロックを飲み込むような大きな波が次々と打ち寄せてきます。

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少し北へ向かって歩きます。
早朝の清冽な空気の中、散歩するのは気持ちがいいね。

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東の空が赤みを帯びてきました。

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羽伏浦公園のあたりまで来ました。
ここから海の近くまで降りて行くことができます。

うお!?

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おおおお!なんだこれ!?

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護岸のコンクリート壁にぶつかった波が垂直に打ち上げられています。

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すごい、こんな光景見たことない!

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波が当たる衝撃は激しく、座っているコンクリートから震動を感じるほど。

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昇る朝日を背景に弾ける波飛沫。

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豪快かつ美しい。
これまで旅先で多くの感動的な光景を見てきたけど、その中でも五指に入るわ、ここ。

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打ち上がった波がまるで白いカーテンのように広がっていく。

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波が演じるショーに見とれている間に、あたりはすっかり明るくなってきました。

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青空も広がってきた。今日は一日晴れるといいな。

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羽伏浦メインゲートハウス。真っ青な海によく似合う白亜の建物。

明るくなったところで、羽伏浦を離れて集落のほうへと戻っていきます。

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新島空港。
ここ新島はサーフィンの名所なので、サーフボードに乗った人のモニュメントが建っています。

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くさそう。

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集落内にある為朝神社。
保元の乱に敗れ伊豆大島に流罪となった源為朝が祀られています。

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朝のフェリーで次の神津島へと向かうので、宿の方に車で送ってもらって新島港へ。

新しくて立派なフェリーターミナル。昨日、村営連絡船が着いた場所からは少し離れています。

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フェリーターミナルの売店で、相方へのお土産に新島名物の牛乳せんべいを買っていきます。

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今日も海がキレイ。

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天気はいいんだけど、かなり風が強くて波が高い。

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東海汽船のフェリー「かめりあ丸」が入港してきました。
この旅行でこの船に乗るのはもう3回目。

うわ、停泊中なのにめちゃくちゃ揺れとるー!

 
新島には夕方から朝方までの短い時間しか滞在することができなかったのですが、美しい夕焼けと朝焼け、そして踊るような波飛沫のショーと、その風景には鮮烈な印象が残りました。
この島にも、またいつか戻ってきたいですね。
 
神津島で美しい海を満喫してきたよ(前編)【伊豆諸島旅行記#6】に続きます!

(旅行日:2014年3月9,10日)