こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
今回はニセコにあるリーズナブルでお勧めの温泉宿を紹介したいと思います。
「湯ごもりの宿 アダージョ」は、ニセコ湯本温泉の別荘が立ち並ぶエリアに位置する温泉ペンション。ニセコの温泉がある宿泊施設の中では、一二を争う低価格で宿泊できることや、灰白色の硫黄泉と貸切の岩露天風呂、そして居心地のいい空間が魅力で、これまでに何度か宿泊しています。
「アダージョ」のある湯本温泉は、スキー場や大型ホテルの集中する、ひらふや東山といったエリアより、かなり奥に入った、パノラマラインの途中にあります。
宿は別荘地の立ち並ぶエリアに位置していますが、その一画へと向かう脇道へは看板も何もなく、何度も行っているのに未だに通り過ぎてしまいそうになるような、非常にわかりにくい場所になっています。
建物は新館と本館に分かれていて、歩いて2,3分ほど離れています。
新館のほうは部屋に温泉が付いているのですが、いつも泊まるのは安い本館のほう。
受付は新館にあるので、まずはこちらでチェックインの手続きを行います。
新館で受付を済ませたら、宿泊する本館へ。外観はあまり宿泊施設っぽくありません。
こちらには宿の従業員は常駐していないので、至れり尽くせりのサービスはないのですが、その分気ままに過ごすことができます。
本館には洋室・和室合わせて5室あるのですが、今回泊まるのは2階の「てんまど」という部屋。
部屋はかなり広々していて、セミダブルとダブルの2つのベッドが置かれています。
壁の一部は屋根に添って斜めになっていて、その名の通り上部には天窓が付いています。
洗面所・トイレ・冷蔵庫はありませんが、小さなペンションなので部屋を出ればすぐ洗面所とトイレがありますし、廊下には共用の冷蔵庫が置かれています。
大型のTVとDVDプレイヤーがあるので、新館に用意されているDVDを自由に見ることもできます。ちなみにこのときは、北村一輝主演の「猫侍」を見ましたw
この本館には、1階と2階の2ヶ所に浴場があり、いずれも貸切で利用することが可能です。
1階にある岩造りの露天風呂は、貸切湯としてはかなりの広さで5,6人は入ることができそうです。
お湯は硫化水素臭がする灰白色に濁った単純硫黄泉。色といい匂いといい、温泉らしさを満喫することができます。
間近に感じられるニセコの自然も素晴らしく、この湯を貸切にできるのはなんとも贅沢な気分!
1階の内湯はかなり小さめ。
寒い季節はここで温まってから露天風呂に出られるのがいいですね。
こちらは2階にある展望浴室。
浴槽は小さいのですが、洗い場は広いので、身体を洗うときにはこちらの浴室を利用するのが良さそうです。
1階のリビングはパブリックスペースとなっています。
本棚には漫画がぎっしり。これだけあれば退屈することはなさそうです。
そう言えば、ペンションの漫画コーナーにはかなりの高確率で「美味しんぼ」があるよね。
ティーバッグとお湯の入ったポットが用意されているので、自由にお茶を飲むことも。
夕食は新館の食事処でいただきます。
茄子のおひたし、胡瓜の酢の物など、素朴な品々が並びます。
マグロのお刺身。
エビ、キス、野菜などの天ぷら。
イクラの入った味噌仕立てのうどん。
デザートはアイスクリームとフルーツ。
1泊2食7720円のエコノミープランだったので、食事は簡素でした。
9000円くらいの通常プランだと、ステーキ(ポークソテー?)やタラバガニの脚が付いたり、お刺身も豪華だったりするようなので、そちらを選んだほうが満足度は高そうですね。
朝食は和洋折衷で、特別な料理はありませんが、まずまずといったところ。
冬にも泊まってきました
先月(2015年1月)にも、宿泊してきました。
ニセコは北海道でも有数の豪雪地帯だけあって、たっぷりと雪が積もっています。
同じニセコでも、外国人スキー客の姿で溢れかえる東山やひらふの賑わいが別世界のように思える静けさに包まれています。
受付のある新館から宿泊する本館までの距離は、夏場だったらどうってことないのですが、冬に歩くのは少し億劫かも。
今回の部屋は二階の和室。前回泊まった「てんまど」よりも500円安い部屋です。
「てんまど」と比べると狭いのですが、8畳と充分な広さがあります。
この時は素泊まりだったので、宿泊料金は一人3600円とビジネスホテル並の安さ!
ただ、冬季はその時期によって100円~800円の暖房費がかかるそうで、このときは一人あたり600円とかなり割高な暖房費がかかってしまいました。
露天風呂はすっかり雪に囲まれています。
雪見風呂を楽しめるのも、冬の北海道の醍醐味だよねー。
まとめ
以上、ニセコの温泉ペンション「湯ごもりの宿 アダージョ」を紹介してきました。
「じゃらん」や「楽天トラベル」などの宿泊予約サイトで、ニセコの温泉のある宿泊施設を検索し、価格の安い順に並べてみるとわかりますが、だいたいこの宿が一番上に来ます。
ただ安く泊まれるというだけでなく、温泉は泉質も露天風呂も素晴らしいですし、部屋もペンションにしては広くて快適で、大きなホテルや旅館にはない、寛げるような居心地の良さがあります。
あとは部屋もパブリックスペースも禁煙にしてくれれば、言うことなしなのですが。
ネット環境は、モバイル通信はちょっと厳しいですが、Wi-Fiは充分な速度が出ました。漫画やDVDも充実しているので、のんびり篭って過ごすのにも最適の宿だと思います。
ではでは、またー。
(旅行日:2014年10月7~9日、2015年1月12,13日)