十勝の大地に佇む美食の宿、「オーベルジュ コムニ」に泊まったよ

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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

十勝旅行の2日目は、幕別町にある「オーベルジュ コムニ」に宿泊しました。

「オーベルジュ・コムニ」は十勝平野の広大な大地に佇む全10室のホテル。
本来は1泊2食で約28,000円もするのですが、「ポンパレ」で50%オフになるクーポンを見つけたので、宿泊を決めました。
こういう機会でもなければ、なかなか温泉のない高級宿に泊まる機会もないもんね。

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帯広の市街地からクルマで40分ほど。周りに牧場と畑しかないような道を走り、看板に従って敷地内に入ってしばらく進むと、ホテルの建物が見えてきました。
コンクリートがむき出しで非常にユニークな外観は、何かの工場をイメージさせます。こういうのもオシャレなんかな?

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駐車場にクルマを停めて、エントランスへ。

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チェックインの手続きは、広くて明るい開放的なラウンジで行います。
ホテルは東京ドーム300個分以上の広さがある牧場の敷地内に建っているそうで、壁一面の窓からは緑の草原が一望できます。

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ウェルカムドリンクのハーブティーを出してくれました。いい香り。

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ラウンジには薪ストーブが置かれたスペースもあります。
まだ初秋のこの季節、それほど寒くないので、火はついてませんでしたが、冬場はここで炎を眺めながらゆったりと過ごすのも良さそうです。

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チェックイン時に立ち寄ることはないけど、フロントはこんな感じ。

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客室へと続く廊下も極めてシンプル。

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部屋はスタイリッシュな洋室。広さ42平米と、とっても広々とした空間です。

部屋にWi-Fi等のネット環境はありませんでしたが、ドコモ回線ならLTEが入りましたし、ソフトバンクは3Gでしたが通信速度は悪くなかったので、問題はないですね。

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ベッドはキングサイズ。おお、デカい!

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部屋の窓からも、敷地内に広がる牧草地を眺めることができます。

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部屋にはCDプレイヤーが用意されているので、ラウンジに置かれたCDを部屋に持ち帰り、音楽を聞きながら過ごすこともできます。

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お茶セット。

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白い部屋着と、サウナ用の黄色い衣類。

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洗面所もオシャレっぽい。
タオルだけでなく、バスローブも用意されています。

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カゴに入ったアメニティ。

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広いバスタブを備えた浴室には大きな窓が。
敷地のこちら側には入ってはいけないことになっているので、人目を気にすることなく、風景を楽しみながら入浴することができます。

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離れには時間予約制で利用することができる、コテージのようなサウナルームが。

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サウナの温度は50~60℃と低めなので、のぼせることなくゆっくり汗を流すことができます。
室内にはシャワーもありました。

夏場には五右衛門風呂も楽しめるそうです。入ってみたかったなぁ。

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夕刻になると、牧草地が青く暮れていき、幻想的な雰囲気に。

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オーベルジュに泊まる楽しみはなんと言っても夕食。
期待に胸を膨らませつつ、2階にあるレストランへと足を運びます。

最初に出てきたアミューズは、ニンジンとアスパラのスティック。
十勝の宿らしく最初に野菜が出てくるってのはいいね。

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ホワイトショコラという品種の白いトウモロコシ。
生のままと茹でたものを、塩とバジルソースでいただきます。
生ではシャッキリした食感が、茹でたものは甘味が際立ちます。

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十勝野菜と根室産秋刀魚のオーベルジュ・コムニ風。
グリルされて美味しさを最大限に引き出された野菜がめちゃくちゃ旨いっ!

ほんと、北海道のいい宿は、野菜がびっくりするほど美味しいところが多いよね。

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オーガニック小麦粉を使ったパン。
ノーベル賞の授賞式でも使用されているという高級オリーブオイル「ダウロ」につけていただきます。
む!このオリーブオイル、まるでキウイフルーツのようなすごいフレッシュな香りがする!

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ゴールドラッシュというトウモロコシのスープ。
北海道産トウモロコシの甘さを存分に堪能できる一品。

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秋鮭のポワレ 落葉キノコのソテーとロマネスコ 胡瓜のソースを添えて。
旨味ののった秋鮭にさっぱりとした胡瓜のソースがよく合う。
落葉キノコのソテーって初めて食べたけど、香ばしくて美味しい。

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蝦夷鹿のグリエ さやあかね、ニンジン、空芯菜と共に。
赤味が残るレアに焼きあげられた鹿肉は、ジビエならではの野趣がありながらも、柔らかくて臭みも全くありません。
そしてやっぱり野菜が美味しい!

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デザートは、洋ナシのロティときな粉のアイスクリーム。

地元十勝をはじめとした北海道産の食材を使った料理の数々は、さすが高級オーベルジュだけあってどれもクオリティが高く、大満足のディナーでした。
特に野菜の美味しさは、メイン食材の魚や肉を上回るほどのインパクトがあり、十勝の大地の豊かさを実感させてくれましたね。

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朝食も同じレストランで。
夕食のときには真っ暗でしたが、朝は草原と木々を見ながらの食事が楽しめます。

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隣接した牧場で採れた牛乳と、白花豆とリンゴ酢のドリンク。

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野菜のサラダ。新鮮でシャキシャキ。

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ズッキーニのスープ。
ポタージュ系のスープはいろんな野菜のものを飲んだことがあるけど、ズッキーニってのは初めてだな。青い風味が爽やかでいい感じ。

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豚肉と野菜。温泉卵につけていただきます。
何度も言うけど野菜が感動的に旨い!

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パンは三種類。いずれもオーガニックの小麦粉を使ったものです。

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パンには発酵バターとルバーブのジャムをつけて。

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最後はヨーグルトとフルーツ。

朝からリッチな気分になれる朝食でした。

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レストランから眺める草原と木々。
ぽつぽつと立っている木は、宿名の元となったカシワの木。アイヌ語で「コムニ」というんだとか。

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ラウンジのあたりから外に出て、敷地内を散歩することができます。
天気は良くないのですが、せっかくなので出てみることに。爽やかに晴れていればだいぶ印象も違うんだろうなー。

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広大な牧草地。これだけ広い敷地は北海道ならではだね。

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建物のほうを振り返ってみます。ふむー、やっぱり工場みたいに見えるw

チェックアウトは11時なので、この後部屋に戻って時間までのんびりと過ごすことができました。

まとめ

今回は半額のクーポンを使ったので、14,175円で宿泊することができました。広く快適な部屋やレベルの高い料理を考えると格安でしたね。

ただ、通常価格の約28,000円だと、「三余庵」や「鄙の座」といった高級温泉旅館とあまり変わらない価格になってしまうので、正直ちょっと高いかなという印象です。

温泉はなくてもいいから、北海道らしい広大な風景の中、贅沢な空間でゆったりとした時間を過ごし、大地の恵みを存分に味わってみたいという人には、特にお勧めしたいオーベルジュですね。

ではでは、またー。

▼北海道・帯広のフレンチオーベルジュ|Auberge Komni -オーベルジュ コムニ-

(旅行日:2014年9月11,12日)