
こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
先月、鎌倉までアジサイを見に行ってきたので、そのときに撮ってきたアジサイの写真を貼っていこうと思います。
梅雨時の鎌倉を訪れてアジサイを見るのは長年の念願だったのですが、今回それが叶って長谷寺、光則寺、御霊神社、成就院、明月院、東慶寺と、6ヶ所の名所を巡ることができました。
アジサイと言ったら雨にしっとりと濡れた姿が情緒あるんでしょうけど、幸か不幸か鎌倉に滞在した2日間は晴天に恵まれてしまいましたがw
もう、今年(2014年)はアジサイの見頃は過ぎてしまっているでしょうが、来年見に行こうって方の参考にもなれば幸いです。
それでは、どうぞー。
長谷寺
まず最初に訪れたのは長谷寺。
鎌倉には行ったことがない私でも、その名前は知っていたので、多分鎌倉のアジサイの名所では最も有名なところなんじゃないでしょうか。
境内には約2500株ものアジサイが植えられているのだとか。
アジサイのシーズンには観光客が殺到し、入場制限がかかることもあるそうなので、空いていそうな時間を狙って開門時間前に行くことに。
この日は平日でしたが、すでに20人程度の観光客が門の前で開門を待っていました。

本堂の横から裏山にかけて「あじさい散策路」と名付けられた遊歩道が整備されていて、歩きながら丘の斜面を埋めるように咲き誇るアジサイを楽しむことができます。

よく知られていることですが、アジサイの花びらのように見える青や赤紫の部分は、正確には花片ではなく「装飾花」と呼ばれる萼(ガク)だそうです。
このアジサイの花(萼)の色は土壌の酸性度によって変わり、一般的に「酸性なら青、アルカリ性なら赤になる」と言われています。


若干、時期が遅かったのか、少しくすんだ色のものもありました。


薄い青色や赤紫色といったスタンダードな色だけでなく、白いアジサイなんかもあります。



八重咲きで萼の先が尖ってるアジサイ。これは見たことなかったなぁ。

小さな萼が八重咲きになっているものも。

日陰に木漏れ日が差し、スポットライトのように照らされるガクアジサイ。


石塔とアジサイの組み合わせって絵になるね。





日陰のガクアジサイ。
ちなみにガクアジサイの「ガク」は「萼」ではなくて「額」。額縁のように見えることから、その名が付けられたそうです。


丸くて小さな萼が可愛い。



アジサイと竹林の組み合わせもいいね。


アジサイを手にして穏やかな表情を浮かべる仏様。

鉢植えにされた多種多様なアジサイも並んでいました。アジサイにもこんなに色んな種類があるんだなぁ。
光則寺
続いては、長谷寺から歩いて5分ほどの場所にある光則寺へ。
この光則寺は鉢植えのヤマアジサイが並ぶのが有名だそうですが、見頃は5月中旬から6月上旬と他のアジサイと比べると早く、残念ながらほとんどのアジサイがすでに見頃を終えているようでした。

プロペラのような萼をしたガクアジサイ。この形も珍しいね。

せっかく晴れているので青空を見上げるように。
御霊神社
お次は、こちらも長谷寺から歩いて6分ほど、江ノ電の線路の近くにある御霊神社に行きました。

御霊神社の鳥居の前には踏切があり、境内のすぐ前を江ノ電が走る姿を見ることができます。
線路沿いにもアジサイが咲いているので、江ノ電とアジサイを一緒に撮ることができる人気の撮影スポットです。

江ノ電で緑のイメージだけど、紺色の車両もあるんだ。

江ノ電は上り下り合わせて1時間に10本もの列車が往来するので、頻繁にシャッターチャンスが訪れます。

うーむ、走ってる列車撮るのは本当に難しいな・・・

社殿の裏側にも見頃を迎えたアジサイが咲いています。



白のアジサイは清楚でいいね。

社殿とアジサイ。

フリルのような波型の縁取り。

これもアジサイみたい。萼の形もバラエティに富んでいます。

御霊神社の近くのお店の横にあった赤いポストと赤いアジサイ。
成就院
さらに御霊神社から5分ほど歩いて成就院へ。
長谷の周辺は、アジサイの名所が徒歩圏内に点在しているのはありがたいですね。

人間の煩悩と同じ数の108段の階段沿いに、般若心経の文字数と同じ262株のアジサイがずらっと咲き誇っています。

アジサイの株の数で言えば長谷寺や明月院のほうがずっと多いんだけど、アジサイ密度ならこの成就院が一番かな。

もっさもさ。

明るい日差しを浴びるアジサイだって、なかなかいいものです。


262段の階段を登りきり振り返ると、アジサイの向こうに由比ヶ浜を望むことができます。

数は少ないですが、本堂の周りにもアジサイが咲いていました。
江ノ電藤沢駅

江ノ電の藤沢駅。車止めの前に、アジサイが植えられていました。
沿線にアジサイの名所の多い江ノ電らしくて嬉しい演出だね。
明月院
翌日は北鎌倉へ。
長谷寺と並ぶ鎌倉のアジサイ名所のツートップと言われる、明月院へと足を運びました。
こちらにも長谷寺と同じ約2500株のアジサイが植えられているそうです。
やはりこの明月院も、非常に多くの観光客でごった返すとのことなので、開門時間より前に行くことにします。
平日にも関わらず、開門時には50人以上の行列ができていました。


有名な山門前の階段脇に咲くアジサイ。
開門と同時にダッシュしたので、だれも人のいないところを撮影することができた!
この明月院に咲くアジサイの多くが、ヒメアジサイという小型の種類で、「明月院ブルー」とも呼ばれる淡い青色が特徴です。

確かに赤紫色のアジサイよりも青色のアジサイのほうがはるかに多い。

大きくて立派な萼を持つガクアジサイ。

梅雨時の鬱陶しさを吹き飛ばしてくれるかのような爽やかな青色。



白地に紫で縁どりされたアジサイ。

アジサイと茅葺屋根もよく似合う。




生け垣越しに。

さすが鎌倉屈指のアジサイの名所だけあって、絵馬にもアジサイが描かれています。



竹とアジサイ。


もこもこと手毬状に咲くアジサイと比べると、どこか地味な印象を持っていたガクアジサイだけど、今回鎌倉でこのような立派な花をいくつも見て好きになってきた。

さらに淡い色合いのアジサイ。元々この色なのか、それとも色あせてしまってるのかな?


ピンクに近い鮮やかな赤紫色。

東慶寺
鎌倉の最後に訪れたのが、明月院と同じく北鎌倉に位置する東慶寺。縁切り寺としても知られているそうです。

こちらも山門前の階段両脇に、アジサイが咲いています。小さな花が控えめに咲く奥ゆかしいアジサイが多い。




本堂の門前に咲く紫色のアジサイたち。




白くて巨大なアジサイ。大きさの伝わるような写真を撮らなかったのが悔やまれる。

この品種はずいぶんと気品があって美しいなー。
まとめ
今回、鎌倉を訪れたのは初めてだったのですが、青色と赤紫色がびっしりと脳裏に焼き付いてしまうような、素晴らしい光景をたくさん見ることができました。これほど多くのアジサイが見事に咲き誇るのを見たのは初めてです。
晴れた日に見るアジサイも良かったのですが、また今度訪れる時には、雨にしっとりと濡れた情緒あるアジサイの姿も見てみたいですね。
ではでは、またー。
(旅行日:2014年6月23,24日)

 
						 
						 
						 
						 
						 
					


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