こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
先日、十勝岳の紅葉を見に行ってきました。もちろん、今季の紅葉初見物です。
今年(2014年)の紅葉は例年よりも早めで、色付きもいいと聞いていたので、秋晴れの空の下、期待を胸にクルマを走らせます。
十勝岳方面へ向かう前に、ちょっと美瑛に寄り道。
「セブンスターの木」の前の白樺並木。このあたりだと黄葉にはまだまだ早いみたいだね。
幾筋もの曲線が大地のキャンバスに描かれています。美瑛の丘ってアートだよなぁ。
この風景の中ではトラクターも絵になる。
続いては白金街道の途中にある「ビルケの森」へ。
黄色く色づき始めたカツラの葉。独特の甘い香りがあたりに漂っています。
先っぽの方は真っ赤になっているイタヤカエデ。
足元の芝生に散らばる紅葉。
さらに寄り道。すっかり有名観光地となった「青い池」へ。
平日にもかかわらず、神秘的なターコイズブルーを目当てに大勢の観光客が訪れていました。
白金温泉から十勝岳温泉へと続く道へ。
山並が間近に迫るダイナミックな景観を楽しめる、お気に入りのドライブコースです。
十勝岳連峰を仰ぎ見る望岳台に到着。
山肌を染める見事な錦繍に、思わず感嘆の声が漏れてしまいます。ふわー、きれいやねー。
むぅ、下界では快晴だったのに、山まで来ると雲が多いな。
青空をバックにした山々の写真を撮りたかったのに。
雲に隠れていた太陽が顔を出すと、一瞬にして風景が鮮やかに表情を変えます。
十勝岳の上空も雲に覆われていて、噴煙と雲の区別が付かない。
足元に目を移すと、可愛いシラタマノキが。その名の通り、白玉のような丸い花を付けます。
さらにクルマを走らせて、十勝岳温泉の「カミホロ荘」へ。
駐車場からも見事な紅葉を見ることができます。
「くまポン」で入浴と食事のセットが1000円というクーポンがあったので、あらかじめ購入しておきました。
レストランで、かみふらの豚の鉄板焼き御膳をいただきます。おー、脂身がたまらなく旨いっ!
食後、少し休憩してからお風呂へ。
露天風呂は山とは反対側を向いているので、紅葉はそれほど見えないのですが、美瑛方面を一望する広大な風景を楽しむことができます。
お湯は酸性のアルミニウム・カルシウム-硫酸塩泉で、もちろん源泉掛け流し。
ふひー、この贅沢な眺めと贅沢なお湯、最高や!
「カミホロ荘」からさらに道を登っていくと、赤・オレンジ・黄色とカラフルな風景が、次々と目の前に現れます。
このあたりはもう紅葉のピークかな?
車道の行き止まりにある駐車場にクルマを停め、標高1280mに位置する温泉宿「凌雲閣」の隣にある展望台へ。
驚くほどに鮮烈な赤や黄色が谷間を彩っています。
望岳台よりも紅葉を間近に見られる分、印象的な光景だねー。
「もっといい風景が見れるかな?」と思い、十勝岳への登山道を少しだけ歩いてみます。
峰々がより間近に迫ってきました。
荒々しい十勝岳と艶やかな紅葉のコントラストが面白いね。
青空に映える真っ赤なナナカマド。
今年は当たり年と言われるだけあって、ナナカマドも例年より色鮮やかな気がする。
5分ほど歩いたところで引き返すことにしました。
この後、当初は「凌雲閣」で紅葉を眺めながらの湯浴みを楽しむ予定だったのですが、山の上空が晴れてきたので、先程は曇っていた望岳台に戻ってみることに。
望岳台に戻ってきました。先程とは打って変わって山の上空にも青空が広がっています。
左が美瑛富士、右が美瑛岳。
西に傾き赤味を帯びた光が、紅葉をより一層美しく照らし出します。
十勝岳へと続く登山道。
今度は十勝岳の噴煙もはっきりとわかります。
望岳台のあちらこちらに生える低木も、黄色や赤に色付いています。
地を這うような低木の紅葉が、西陽に照らされて美しく輝いています。
振り返ると北海道らしい雄大な風景が。広いっ!すごいっ!
さらに日が落ち、西の空が赤く染まってきました。
積み石のシルエット。
線香花火のようなまん丸の夕陽が、山の端へと沈んでいきました。
紅葉ばかりではなく、素晴らしい夕陽まで見れてラッキー!
地図
まとめ
丘や池の風景、美味しい料理、気持ちのいい温泉、鮮やかな紅葉に見事な夕陽と、感動が盛り沢山のいい一日でした。北海道に住んでいて良かったなぁ、とつくづく実感しましたね。
北海道の紅葉は、大雪山やこの十勝岳を皮切りに、全道に広がっていきます。今年もまだまだいろんなところに出かけて、この美しい季節を存分に楽しみたいですね。
ではでは、またー。
(旅行日:2014年9月26日)