こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
9月に道南を鉄道で旅行したときに、大沼の「ペンションハイネ」に泊まりました。
場所は大沼公園駅から歩いて5分ほどのところ。
この日はレンタサイクルで大沼を一周し、ついでに砂利道まで走って東大沼温泉に行ってたので、くたくたになりながらチェックインしました。
宿泊料金は1泊2食で8000円。部屋や料理による料金の違いはなく、一律この価格のようです。
部屋はこじんまりとしたツインルーム。シングルのベッドが二つ並んでいます。
やや古さは否めませんが、充分に清潔で居心地も良好です。
宿にWi-Fiなどのネット環境はなく、場所は悪くないはずなのに、ソフトバンクの通信速度も遅いのはちょっと残念(2013年9月時点)。
チェックインした時間も遅めだったので、少し休憩したところですぐに夕食です。
食事は落ち着いた雰囲気のダイニングルームで。
メニューは洋食のコース料理ですが、最初に以下の3つの料理がテーブルに並べられていました。
自家製豆腐の味噌がけ。
豆腐がまるでレアチーズケーキのようにクリーミー。
スズキとボタンエビの甘酢がけ。
甘酢の酸味が魚介の旨味を引き立ててくれます。
そして、テーブルの真ん中に立派なズワイガニがなんとまるごと一杯!(二人分)
食卓に着く前に、思わず驚きの声をあげてしまいました。
洋食のコースなので、上品なこじんまりとした料理が続くのかと思っていましたが、これには意表を突かれましたね。
大きいだけでなく、身も味噌もぎっしりと詰まっています。
カニ甲羅にカニ身を入れてカニ味噌と混ぜて頂きます。
くー、たまらん!なんという至福の味!!
北海道では珍しいブリのカルパッチョ。
最近はこっちでもブリがよく獲れるようになってきたんだとか。
シーザーサラダ。
ここ大沼のある七飯町は、道南でも有数の野菜の生産地だそうです。
上にのってるトウキビが物凄く甘い。「恵味」って品種らしい。
ホッキとボタンエビのアヒージョ。
「孤独のグルメ」を見てからアヒージョ食べてみたかったんで嬉しい。
ホッキとエビの旨味が効いたオイルにパンを浸して食べると劇うま!!
ホッキは、カキのような旨味もホタテのような甘味もないので、貝類の中では地味な存在のように思っていたのですが、こんなに美味しくなるとは!
絶品続きの夕食でしたが、このアヒージョの美味しさが一番印象に残りましたね。
牛肉のワイン煮込み。
牛肉がトロットロに煮込まれていて、めちゃめちゃ柔らかい!
もう終わりかと思ったら、まだ出てきました。
パーナ貝とボタンエビのブイヤベース。
魚介の旨味が溶け出たコクのあるスープが美味しい!
デザートは夕張メロンのシャーベット。メロンの上品な甘さがいいね。
量にも質にも大満足の夕食でした。ごちそうさまでしたっ!
ちなみに、今回私が味わったコースの他にも、お酒が好きな人のために、食事の品数が少ない代わりにワインか焼酎が付くコースもあるそうです。
夕食のあとは、オーナーの方に七飯町にある温泉「ゆうひの館」まで送ってもらい、その帰りには城岱牧場へ「函館裏夜景」を見に連れて行ってもらいました。
函館山から見る夜景のようなきらびやかさはないのですが、車の中からもゆっくり眺めることができます。
そして、翌朝の朝食です。
宿の朝食。パンケーキ、野菜のグリル、スクランブルエッグ、サラダ、サーモンのスープ、ホッケのエスカベッシュ。
朝からボリューム満点!
特に、こんな大きなパンケーキが出てきた宿は初めてだったので、嬉しかったですね。
ズッキーニやナス、トマト、カボチャなどの野菜のグリルと、スクランブルエッグ。
グリルされた野菜は甘味が増して美味しい。
サーモンとジャガイモという北海道らしい組み合わせのスープ。
ありそうだけど、今まで食べたことなかったなー。
デザートのメロンとゴールドキウイ、ヨーグルト。
キウイはグリーンよりゴールド派な私には嬉しい。
メロンもジューシーで甘いっ!
これまで北海道で数々の宿に泊まってきましたが、そのなかでもこの「ペンションハイネ」の食事は間違いなく五指に入る満足度でした。
道南は食材に恵まれたエリアですが、それをさまざまな工夫を凝らした料理で味あわせてくれるオーナーにも脱帽です。
この食事の内容で、1泊2食8000円というのは驚異的なコストパフォーマンスですね。食事だけでもこの価格を上回る価値があると思います。
「じゃらん」の口コミ評価でも、夕食・朝食共に5点満点というのも頷けますね。
道南の豊かな食材を、バラエティに富んだ料理で心ゆくまで味わいたい!という人には、ぜひともお勧めしたいペンションです。
ではでは、またー
(旅行日:2013年9月20日)