浅虫温泉のリーズナブルなお宿、「宿屋つばき」に泊まったよ

2014年 9月 5日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

「北東北フリーきっぷ」を使った青森旅行の4泊目は、浅虫温泉の「宿屋つばき」に泊まりました。3泊目まではずっとビジネスホテル泊だったので、この旅行で初めての温泉宿です。

浅虫温泉は青森市東部の陸奥湾に面した大きな温泉街で、「東北の熱海」とも呼ばれているそうです。ちょっと面白い地名ですが、麻を蒸すことに温泉が利用されてきたため、「麻蒸」が転じて「浅虫」となったと言われています。

現在約30軒の宿が営業しているそうですが、その中でも価格がリーズナブルで、宿泊予約サイトのクチコミ評価も高い(楽天トラベルで4.3、じゃらんで4.4)、「宿屋つばき」を選びました。

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この日は下北半島を走る観光列車、「リゾートあすなろ」に乗って大湊まで行ってきました。戻りも同じ列車で引き返し、浅虫温泉駅で下車します。

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お、こんなところにも青い森鉄道のマスコットキャラ、モーリーくんがいる。カフェの店長なのかw

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浅虫温泉駅の駅前には、温泉街の玄関口らしく足湯もありました。
あ、写真撮るの忘れてた・・・

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駅前の通りがすぐ、浅虫温泉のメインストリートになっています。

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浅虫温泉駅から距離にして100mほど、徒歩一分くらいで「宿屋つばき」に到着しました。
入り口の横には、宿泊者じゃなくても自由に利用することができる足湯もあります。

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全15室の小さな宿らしく、落ち着いた雰囲気のロビーとフロント。

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ロビー横には休憩所が。

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案内された部屋は6畳と狭めの和室ですが、バス・トイレ・広縁付きです。

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と、言っても広縁も狭い。
海側の部屋もあるそうなのですが、残念ながら町側でした。ま、一番安いプランだからしょうがないか。

今確認してみたら、海側で広めの部屋でも300円くらいしか値段が変わらなかったので、そちらにしたほうが良かったかも。建物から海はまでは200mほど離れているので、どれくらい海が見れるかはわかりませんが、夕陽はキレイに見えるそうです。

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広くないとは言っても、清潔で居心地も良好。

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浴衣やタオル類。ひと通り揃っています。

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テーブルの上に用意されているお茶菓子。

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しばらく休憩していると、窓の外が赤く染まってきたので、外に出て夕焼けを見に行くことに。

少し遅かったので、夕陽の姿はすでに湯の島の影に隠れてしまっていたのですが、見事に空を染める夕焼けを見ることができました。

海辺の温泉は数々あるけど、これだけ美しい夕焼けを見れるところはそうそうないと思うので、浅虫温泉は「夕陽の見れる温泉」としてアピールしてもいいと思うんだけどなぁ。

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この日の日中や翌日も天気が悪かったのに、タイミング良く素晴らしい夕焼けを見ることができて嬉しい。

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宿に戻り、まずは3階にある宿泊者専用の貸切露天風呂「ちゃっこいまるゆ」に入ることに。
予約制ではなく、空いていれば朝の8時30分まで、いつでも無料で自由に入ることができます。貸切湯がタダって宿はいいよねー。

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味のある丸い木造りの湯船に、無色透明のお湯が掛け流されています。
お湯は含石膏弱食塩泉となっていますが、成分総計が1.027g/kgなので、ほとんど単純温泉ですね。

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展望がいいとは言えないのですが、壁の上から夕焼けを望むことも。

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続いて1階の大浴場へ。
こちらもチェックインしてから夜通し入ることができます。朝が8時30分までってのはちょっと早いかな。

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浴場には内湯がひとつあるだけで、露天風呂などはありません。
こじんまりとしていますが、鉄道旅で凝り固まった身体をゆったりと伸ばして、柔らかなお湯を堪能することができました。

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相方に撮ってきてもらった女性浴場。広さも形も似たような感じですね。

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大浴場の入り口の前には、ふかし湯の「ごろ寝処」があります。
岩盤浴ほどは熱くなく、横になっているとじんわりと身体が温まって気持ちいい。

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朝食のみのプランだったので、夕食は外に食べに行きます。

浅虫温泉には美味しそうな海鮮丼を食べられる店もあるのですが、夜はやってないようなので、温泉街の裏路地にある「たか」という店に行くことに。
おばあちゃんが一人でやっていて、食べ物のメニューが焼きそばと餃子しかないという、なんともディープな雰囲気の店です。
旅館で豪勢な料理を頂くのもいいけど、たまにはこういうところで食べるのもいいよね。

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翌朝は1階にある予約制の貸切湯へ。
本来は500円のようですが、プランに付いていたので無料で入浴することができました。
掛け流しの湯を独泉できるってのは、温泉好きにとってこの上ない贅沢だよねー。

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朝食は和食膳です。お、朝からなかなか豪華。

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名物の貝焼き味噌。
大きなホタテの貝殻に、水で溶いた味噌とネギなどの具材を入れ、卵でとじる青森の郷土料理です。
本来は本物のホタテの貝殻を使うんですが、ここでは貝殻型の器でしたw

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甘く煮られた蕗やベビーホタテの佃煮が美味しい!

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ホタテのさつま揚げと焼鮭。

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卵に火が通り食べごろになってきました。
あれ?前日食べた青森駅前の「帆立小屋」の貝焼き味噌には、ホタテの身も入ってたんだけど、これは入ってないのね。
でも、味噌と卵が絡みあってご飯にもよく合う。うんうん、美味しい。

朝からたっぷりと食べて満腹になりました。ごちそうさまでした!

まとめ

今回の宿泊費は1泊朝食付きで一人6480円でした。和室でゆっくりくつろぐことができ、充実の朝食が付いていて、貸切湯2ヶ所を含めた3ヶ所の浴場に入れると考えると、かなりお得だったと思います。

ちなみに2食付きのプランでも1万円以下で泊まることができ、夕食の評価もかなり高いようです。

近くには海の見える浴場を持つ宿もあるので、お風呂を比べると物足りなく思うかもしれませんが、浅虫温泉には「麻蒸湯札」と言って、各宿の湯めぐりができるチケットもあるので、この「宿屋つばき」に安く泊まって、眺めのいいお風呂に外来入浴しに行くのもお勧めです。

ではでは、またー。

▼浅虫温泉 宿屋つばき

(旅行日:2014年8月9,10日)