こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
10月の中旬から下旬にかけて、南東北(宮城、山形、福島)を中心に旅行してきました。
旅行の主な目的は、温泉に入りまくること、「あまちゃん」「八重の桜」の舞台となった地を見に行くこと、そして紅葉を見ることでした。
旅行中はずっと天候に恵まれず、また時期が外れていた場所もあったので、期待したような紅葉を見れないことも多かったのですが、合計で12ヶ所の紅葉スポットを満喫してきました。
すでに冬真っ盛りの今となっては、季節外れ感たっぷりですが、撮影してきた紅葉の写真をどんどんと貼っていきたいと思います。
それでは、どうぞー。
須川湖
栗駒山の北麓、秋田・岩手・宮城の県境の近くに位置する須川湖。
このあたりは標高が高く、紅葉も終盤を迎えていたようですが、霧に煙る山々と静寂な湖が幻想的な雰囲気を作り出していました。
ミズナラの葉。いつも見てる北海道のミズナラって、こんなふうに赤くなることはあんまりない気がする。
紅葉が湖面に映って滲む様も美しい。
板井沢の滝
須川高原から宮城方面へと降りていく、国道398号線沿いにあった板井沢の滝。
二段に折れながら流れ落ちる優美な姿をしています。
蔵王・坊平高原
蔵王の山形側、坊平高原のスキー場から眺める山々。
蔵王の宮城側は霧に包まれていて紅葉を見るどころではなかったのですが、山形側に抜けると青空が広がっていました。
山肌を紅葉が鮮やかに染めあげています。
ハウチワカエデ?にしては切れ込みが深い気がする。コハウチワカエデ?
蔵王中央高原
蔵王の温泉街からロープウェイで登っていく蔵王中央高原。
茶色が目立つので、このあたりはすでに紅葉も終盤かな。
高原を一周できる遊歩道が整備されているので、歩いて来ました。
ミズナラの葉。
ウリハダカエデ。私の住んでる北海道では見られない三裂のカエデです。
片貝沼。先程までかかっていた霧が晴れてきました。
これはハウチワカエデで間違いないと思う。
ドッコ沼。静かな湖面が紅葉を映し出します。
山寺(立石寺)
山形県の名刹、山寺。この時期はまだ紅葉には早かったようで、キレイに色付いている木はほとんどありませんでした。
鳴子峡
鳴子温泉の東側に位置する鳴子峡。大谷川によって刻まれた、2.6Kmに渡って続く深い峡谷で、宮城県有数の紅葉スポットとして知られています。
深々と刻まれた峡谷が、鮮やかに彩られています。
でも、ピークにはまだ早かったかな?
鳴子峡レストハウスから、大深沢橋を望みます。
妖しいほどに赤く染まったツタウルシ。
緑、赤、黄、オレンジ、茶色と、まるでパレットに絵の具を落としたような情景。
雨露に濡れるウリハダカエデの葉。
大深沢橋の上からは、谷間を抜けるJR陸羽東線の路線を見ることができます。
観光列車「リゾートみのり」が徐行しながらトンネルから姿を現しました。
鉄道ファンには有名な撮影スポットです。
レストハウスから少し離れたところにある新展望台から、谷底を見下ろします。
鶴ヶ城のライトアップ
会津若松の鶴ヶ城で紅葉のライトアップをやっているというので見に行ってきました。
紅葉する木はあまり多くないのか、天守以外はそれほどライトアップされているスポットはなく、訪れる人もまばらでした。
暗闇に浮かび上がる、紅葉と鶴ヶ城。赤と白の対比が美しい。
磐梯山ゴールドライン
会津と磐梯高原を結ぶ観光道路、磐梯山ゴールドライン。会津の誇る秀峰、磐梯山を望むスポットが点在しています。
ここまでずっと天候には恵まれなかった今回の旅行ですが、この10日目にしてようやく気持ち良く晴れてくれました。
やっぱり紅葉は晴天の下で見たいよね。
ゴールドラインの途中にある駐車場から5分ほど歩いたところにある「幻の滝」。近年までほとんど知られていなかったそうです。
白糸のような流れが、幾段にも別れて落ちてくる、美しい滝です。
五色沼
裏磐梯高原の景勝地、五色沼。この地に点在する数十ある湖沼の総称です。
遊歩道が整備されているので、歩いてみました。
最初に見えてくるのが五色沼最大の毘沙門沼。
紅葉もさることながら、神秘的な湖水の色も美しい。
毘沙門沼越しに望む磐梯山。
瑠璃沼のほとりに立つモミジの木。
遊歩道のゴール地点に位置する柳沼。
さざ波立つ湖面に映る紅葉はまるで油絵のよう。
磐梯吾妻レークライン
裏磐梯から東へと向かう磐梯吾妻レークライン。その名の通り、桧原湖、小野川湖、秋元湖という三つの湖を眺めながらのドライブが楽しめます。
「三湖パラダイス」と呼ばれる展望台からの眺め。
深紅に染まるナナカマドは、北海道では街路樹から山地まで広く見られる、私にとってはお馴染みの木。
展望台から西を望むと小野川湖と桧原湖の姿が。
道路を渡って東側には秋元湖を望むことができます。
中津川渓谷
磐梯吾妻レークラインの途中に位置する中津川渓谷。
この旅行ではいくつもの紅葉スポットを見てきましたが、ここが一番感動したかも。
遊歩道を深い谷に向かって降りていきます。
日が傾き始めた時間帯だったので、赤みを帯びた光が紅葉をより一層美しく照らし出します。
空を覆い尽くすかのように広がるブナの黄葉。
西陽を浴びて、眩しいほどに輝いています。
磐梯吾妻スカイライン
土湯峠から高湯温泉の間を結ぶ磐梯吾妻スカイライン。
山岳地帯を走るダイナミックで変化に富んだ景観を楽しむことができ、「日本の道100選」にも選出されています。
土湯峠側の展望台からの眺め。
広がる山々を西陽が赤く染める様は、壮大さと美しさを兼ね備えるまさに絶景!
高湯側に抜ける前に日が暮れてしまったので、翌日また逆方向から走ってみることにしました。
深さ80mにも及ぶ「つばくろ谷」。磐梯吾妻スカイラインでも屈指の紅葉スポットと言われています。
不動沢橋の美しいアーチが、景観を一層印象深いものにしています。
「天狗の庭」と呼ばれる景勝地。広々とした斜面が色付く木々に覆われています。
浄土平の近くまで登ってくると、黄色や赤に染まった低木が多く見られます。
まとめ
南東北の数々の紅葉スポット、いかがだったでしょうか?
天候が悪くて紅葉の鮮やかさがいまいちだった場所、時期が合わずに行けなかった場所もありましたが、後半の福島県で見た紅葉風景は、とても印象に残るものになりました。
特に、磐梯山ゴールドライン→磐梯吾妻レークライン→磐梯吾妻スカイラインのコースは、天候にも恵まれたこともあって、まさに絶景の連続。ここまで見事な山の紅葉を見られるドライブコースというのは、なかなかないと思います。
次回行くときは、11月上旬くらいに時期をずらして、今回は行けなかったスポットやいいコンディションでは見れなかったスポットを周ってみたいですね。
ではでは、またー。
(旅行日:2013年10月20日~31日)