「熱川バナナワニ園」の主役はレッサーパンダだ!【富士伊豆静岡旅行記#6】

2012年 8月 22日
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【富士伊豆静岡旅行記#5】の続きです。

この旅行でもベスト3に入るほど楽しみにしていた場所、「熱川バナナワニ園」へとやってきました。
と、言ってもバナナやワニに惹かれたわけではありません。
ここには私が最も愛する動物が世界一多く飼育されているのです。

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はやる心を抑えつつ入園口へ。
バナナワニ園は本園・ワニ園、本園・植物園、分園の三ヶ所に分かれています。
入園料金は各館共通で1300円。

「なぜ伊豆でバナナとワニ?」と思いましたが、ここ熱川は伊豆でも屈指の温泉地で、温泉の熱を利用して熱帯植物の栽培やワニの飼育をしているそうです。なるほど。


まずは植物園に入ります。
温室の中に多種多様な熱帯の植物が栽培されていました。


植物園なのになぜか突然マナティ。
世界でも他に3頭しか展示されていないという、アマゾンマナティという種類だそうです。
そんな超レアなマナティですが、ぬぼーっと泳いでいるのは他のマナティと同じ。


食虫植物のウツボカズラ。
他にも見たこともないような珍しい植物があり、意外と楽しめます。


区画されたプールには、さまざまな種類のスイレンが浮かんでいました。


そして植物園のハイライトはこのオオオニバス。デカいッ!
人が乗れそうなほどの驚愕のデカさです。

 
お次は道路を挟んで向かい側にあるワニ園へと入ります。
ここでは17種類約200頭のワニが飼育されているそうです。まさにワニパラダイス。


というわけで、ワニ。
いろいろ写真を撮ったはいいものの、どれが何ワニだったか完全に失念しています。だって、どれも同じように見えるし。


これぞワニといった風貌の最もワニらしいワニ。


イケメンワニ。


水槽の下からワニのお腹を見れるような施設もありました。
旭山動物園のペンギン館を思い出しますが、すごいスピードで泳ぎまわり意外な姿を見せてくれるペンギンと違って、ここのワニは下から見てもやっぱりワニです。


ワニもアクビするらしい。

この他にも世界中の珍しいワニが多数飼育されていました。
ここまでワニにこだわった施設は他にはなかなかないでしょうし、ワニファンとか爬虫類マニアの方は、たいそう楽しめるんじゃないでしょうか?

 
さて、ここまでは前座です。
このバナナワニ園の主役は、ワニでもバナナでもなく、これから見に行く分園にいるレッサーパンダなのです。

日本の他の動物園などで飼育されているレッサーパンダは、全てシセンレッサーパンダという種なのですが、このバナナワニ園には日本で唯一ニシレッサーパンダを飼育しています。
それだけでも貴重な施設なのに、レッサーパンダ飼育数は現在26頭と、なんと世界一を誇っているのです。
私のようなレッサーパンダラブな人には楽園と言ってもいい施設でしょう。

 
分園は本園から少し離れているので、シャトルバスで送迎してもらえます。

地図を見ると、レッサーパンダは何ヶ所かに別れて展示されているようです。
まずは木々の植えられた広い屋外施設へ。
しかし、なかなかその姿が見つかりません・・・


いた!木の上で爆睡中のレッサーパンダをやっと発見。でも、枝葉が邪魔してお顔がよく見えないよ。

この広々した屋外施設にいたのはわずか2匹ほどで、あとのレッサーパンダはみんな檻の中での展示でした。何か事情があるのでしょうが、もったいないなー。


おお、かわええー!


正面から見ても・・・


横から見ても・・・


後から見ても可愛い。まさに360度スキ無しの可愛さ。


レッサーパンダは木登りが得意なだけあって、高いところが好きみたい。
しかし、なんでそんな不安定なところで休憩してるの?


ちょっと眠たげ・・・
このニシレッサーパンダは、他の動物園にいるシセンレッサーパンダと比べると、顔がちょっと白っぽいのが特徴です。


何か落ち着かないのかごろんごろん暴れまわってた。


笹の葉もぐもぐ。


くてー。


キュートな顔だけど隠し持った牙はけっこう鋭い。

愛らしいレッサーパンダの姿をたっぷり堪能してすっかり満足しました。
もう、ここだけ「バナナワニ園」から独立して「レッサーパンダ園」にすればいいのに!

 
一応、分園で展示されていた他の動植物もご紹介。


アルダブラゾウガメ。重そうな身体を引きずるように歩きます。


「バナナワニ園なのにちっともバナナ的要素がないやないか!」と、思ってたら、やっとありましたバナナの木。


パパイヤ。この他にもいろんな熱帯の果樹が栽培されていました。


分園の出口にはフルーツパーラーがあるのですが、そこでは珍しいミラクルフルーツが食べられるというので試してみました。
この小さな赤い実を舌に擦りつけるようにして食べると、その後に食べた酸っぱいものが甘く感じるという不思議なフルーツです。
本当にキウイの酸味が甘味に変化し、レモンも違う柑橘系果物になったかのように甘くなってびっくり!
一度は体験してみるといいかも。


「バナナワニ園」なのに、あまりにもバナナ感が不足していたので、せめてと思い最後にバナナソフトを食べました。うん、確かにバナナ味。
他にはバナナカレーも気になったのですが、食べる勇気もお腹の余裕もなかったので、今回はスルー。

 
ほとんどレッサーパンダ目的で訪れたのですが、珍しいワニや動物がいるし、面白い植物もたくさん栽培されているし、とっても楽しめる施設でした。
名前は「バナナワニ園」ですが、「別にワニにもバナナにも興味ないよ」って人にもお勧めですよー。

伊豆熱川温泉「片瀬館ひいな」に泊まったよ【富士伊豆静岡旅行記#7】に続きます。

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