歴史ロマンの街、下田をぶらり散策【富士伊豆静岡旅行記#5】

2012年 8月 21日
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【富士伊豆静岡旅行記#4】の続きです。

弓ヶ浜の民宿をチェックアウトして、旅行の3日目の始まりです。
まずは昨日通り過ぎた下田へと向かいます。
ここまできて伊豆半島の先端の石廊崎まで行かないってのも、もったいないような気もしますが、もう2度訪れたことがあるし、今回は時間もあまりないこともあって諦めました。

1854年に締結された日米和親条約により、日本で最初に開港された港町、下田。
歴史の舞台となった史跡が、今も数多く残されています。

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まず見に行ったのが、下田開国博物館
日本の開国に関するさまざまな資料が数多く展示されているので、ふむふむとお勉強。なかなか見応えがありました。

入館料は1000円とちょっとお高めですが、観光案内所などいろんなところに100円引き券が置いてあります。


続いて訪れたのが、日米下田条約締結の舞台となった場所、了仙寺。
敷地内には宝物館があり、ここにも開国や黒船に関する資料が展示されています。


寺の境内には多くのアメリカジャスミンが咲き誇り、いい芳香を放っています。いい時期に来ました。


別名「ジャスミン寺」とも呼ばれているそうです。


了仙寺から、小川に添って「ペリーロード」と呼ばれる道が続いています。
条約締結のため黒船で到来したペリーが、了仙寺に向かって歩いた道だそうです。


川の両側の小路は石畳になっていて、歴史を感じさせる風情ある建物が並んでいます。


500mほどのペリーロードを通り、海の方に出てすぐの場所に、ペリー上陸記念碑があります。


本堂の前に亜熱帯樹というシュールな光景を見せてくれる、宝福寺。
悲話で知られる「唐人お吉」の菩提寺で、敷地内には「唐人お吉記念館」があります。

勝海舟が土佐藩主・山内容堂に、坂本龍馬脱藩の罪の許しを請うた場所としても知られています。
龍馬が訪れたわけでもないのに「坂本龍馬飛翔之地」という石碑が立ってたりして、龍馬の人気の高さがここでも伺えます。


吉田松陰拘禁の地。
アメリカへの密航に失敗し、自首した吉田松陰が拘禁されていた寺院があった場所で、現在は公民館になっています。

 
下田にはまだ見所があるのですが、翌日開催される「黒船祭」にも来る予定なので、ここで一旦離れて海沿いを走る国道135号線を北へ向かいます。


白浜海岸より少し南あたりの小さな湾。エメラルドグリーンの感動的な美しさです。
伊豆も先端のほうまで来ると、海の色が本当にキレイですね。


さらに北へ10分ほど進んだあたりの展望台からの眺め。
天気にも恵まれ、青々とした大海原を一望です。


昼食は熱川の「伊豆の味処 錦」で、鯵のたたき丼(1575円)を頂きました。
ごはんの上に、まるで塔のように盛られた鰺のたたきがそびえ立っているという圧巻のビジュアル。
青魚ならではの脂のノリに、ショウガやネギの爽やかな風味が相まって上々の美味しさです。

 
お腹を膨らませたところで、次は前々から行ってみたかった「熱川バナナワニ園」へと向かいます。

「熱川バナナワニ園」の主役はレッサーパンダだ!【富士伊豆静岡旅行記#6】に続きます。

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