三島で極上のうなぎを味わい、柿田川の清流を見に行く【富士伊豆静岡旅行記#10】

2012年 8月 24日
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【富士伊豆静岡旅行記#9】の続きです。

下田から伊豆の真ん中を縦断し、この日の宿泊地、三島に到着しました。
三島と言えばやっぱりうなぎ!というわけで、夕食は街中にうなぎを食べに行くことに。

三島にはいくつものうなぎのお店があるのですが、その中でも江戸末期創業という老舗「桜家」さんで頂くことにしました。

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うな丼・うな重が肝吸い付きで3350円。昨今の事情により、やはり値上がりしてるようです。
うな丼もうな重も値段は同じなので、お店の人に「どう違うんですか?」と聞いてみたら、違いは器だけだそうなので、より美味しく見えそうな気がするうな重のほうをチョイスしました。

お重にぴったり収まるように、大きくて厚みのあるうなぎがまるまる一匹分のっています。
うなぎはほっこりと柔らかく蒸されていて、驚くほどに臭みがなく、思わず唸ってしまうような美味しさ!まさに絶品!

かなりの値段なのに、店内はいっぱいで並んで待つ人もいるほどでしたが、この極上のうなぎを味わえばそれも納得ですね。
 
ここまでの3泊は温泉旅館や民宿に泊まってちょっと贅沢してしまったので、この日はビジネスホテルに宿泊。
コインランドリーで洗濯したり、溜まっていた仕事を片づけたりしました。

そして旅行5日目。まず向かったのは伊豆国一宮、三嶋大社です。


市街地の近くにあるのに、一万五千坪という広々とした境内。
朝の神社はキリッとした空気が流れていて気持ちが引き締まります。


外構えの総門。


源頼朝と北条政子が参詣の際に腰掛けたと言われる岩。
うん、いかにも座りやすそうな形。


神馬舎。


さらに内側にある神門。


舞や神事が奉納される舞殿。


重厚でありながら気品に満ちた本殿・幣殿・拝殿。
1866年に再建されたもので、重要文化財に指定されています。

主祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神 (つみはやえことしろぬしのかみ)。二神を総称して三嶋大明神と呼ぶそうです。


樹齢1200年と言われる日本一の金木犀。うわ、こんなデカイ金木犀見たことないよ。
秋にはどれほどの芳香が境内に漂うんだろか?

 
次に向かったのは、都市近郊にありながらも、日本屈指の清流が見られるという柿田川公園です。
国道1号線沿いの駐車場にクルマを停め、200円の駐車料金を支払い、公園を散策します。
ちなみにこの柿田川公園、三島市ではなくお隣の清水町に位置するそうです。


緑に囲まれた気持ちのいい小道をてくてく歩いていきます。


しばらく進むと柿田川に出ます。
流れの中に鮮やかな水草がくっきりと見えるくらいに、水が澄んでいます。
おおー、これはまさに清流。


公園内には水の神様を祀る貴船神社があります。


縁結びのご利益もあるようで、こんなものが。

 
さらに進んでいくと第二展望台があります。
第一展望台から行くのが筋のような気もしますが、先に第二が現れたのでしょうがない。


ここから見ることのできる湧水池が美しすぎ!
神秘的なコバルトブルーの水に吸い込まれそう。


さらに進むと第一展望台があります。
ここが柿田川の源で、富士山の雪解け水がこんこんと湧き出る様子を見ることができます。
湧出量はなんと一日に約100トン。そう言われてもいまいちスゴさがピンと来ないのですが、東洋一を誇るそうです。


湧きでた水は澄んだ川となって流れていきます。
三島の市街地から1,2kmしか離れておらず、大動脈国道1号線がすぐそこに通っているというのに、この水の美しさは驚異的ですね。

一昔前までこの柿田川は、工場排水などで汚染されて魚も住めない状態だったそうですが、地元の人々の運動によって、ここまでの清らかさを取り戻したそうです。その努力には頭の下がる思いです。

 
三島はこの柿田川公園以外にも、清流を楽しめるスポットがたくさんあるそうなので、ちょっと暑い季節にゆっくり周ってみるのも良さそうですねー。

静岡の富士見スポットを巡り、徳川家康を祀る久能山東照宮へ【富士伊豆静岡旅行記#11】に続きます。

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