清らかな富士の湧水群、忍野八海に行ってきた【富士伊豆静岡旅行記#1】

2012年 8月 10日
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こんにちは、ロプロスです。

5月16日から5月22日まで、富士山周辺や伊豆、静岡あたりを周ってきました。
それからもう3ヶ月近くも経っているのですが、その時の旅行記です。

何故、この時期に静岡だったのかというと、世紀の天体イベント、金環日食を見るためだったのです。
私の住んでいる北海道では部分日食にはなっても、金環日食にはならなかったんですよね。
ちょうど静岡は日食帯の中心にあり、周囲にも魅力的なスポットが数多くあるということで、これを機会に行ってみることにしました。

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いつもは新千歳空港から出発することが多いのですが、今回は地元旭川空港からスカイマークの成田便に乗りました。
チケット代は片道6800円。地元の空港から関東までこの料金で行けるのは魅力です。
やっぱりわざわざ新千歳まで行かなくてもいいのは楽ですね。もっと旭川と関東、関西を結ぶ便が増えてくれるとありがたいのに。


飛行機の窓から。怖いほどに深く青い空と見事な雲海。

成田空港の第二ターミナルに到着。
ここでレンタカーを借りました。
前回の南近畿旅行のときは、格安の「ニコニコレンタカー」を使ったのですが、成田空港周辺には都合のいい格安レンタカーがなかったので、少し割高ですが大手の「日産レンタカー」を使うことにしました。

レンタカーに乗り込みすぐに高速道路へ。一路、静岡方面に向かって走ります。


首都高速からは、オープンを間近に控えたスカイツリーを見ることができました。

狭く曲がりくねった首都高速をビクビクしつつも無事通り抜け、東名高速に入ります。


海老名のサービスエリアで休憩。
ここはメロンパンが名物と聞いていたので、食べることにしました。
生地にメロン果汁を練り込んだものと、メロンクリームが入ったものを食べたのですが、どちらもこれまでに食べたメロンパンの中でもトップクラスの美味しさでした。


横浜中華街にもあった世界チャンピオンの豚まん。

御殿場インターで高速を降りて、国道を山中湖方面へと走ります。

山中湖は通りすぎて、忍野村にある湧水群、「忍野八海」へと到着。
有料の駐車場にクルマを停めて、あたりを散策します。

忍野八海は、富士山の伏流水が湧き出てできた8つの池(湧池、菖蒲池、鏡池、お釜池、銚子池、濁池、底抜池、出口池)の総称です。
名水百選や天然記念物にも選定されています。


湧池。お土産屋が並ぶ一帯にあり、「八海」の中でも一番賑やかなところです。
池の水は澄んでいて、底の方まではっきりと見えるほど。
池の畔にはサトザクラが咲いていました。


ここでは湧水を味わうこともできます。スッキリ冷たくて美味しい。


茅葺屋根の水車小屋。絵になるなぁ。


中池。大きくて目立つ場所にある池なのですが、これは人工的に作られた池で、「八海」のうちには入ってないそうです。


中池のさらに中にある池。
こちらも「八海」ではないのですが、深いコバルトブルーが感動的な美しさ。


これを書いているときに調べて知ったのですが、この人工的な中池の存在が、元々あった周囲の池の湧出量を減少させるなど、悪影響を与えているという話があるそうです。

中池もこの青い池も見た目には本当に美しいのですが、そう聞くと考えてしまいますね・・・


菖蒲池。その名の通り、周囲には菖蒲が生えています。


鏡池。あまりキレイな池ではありませんが、晴れていれば水面に富士山の姿が映るそうです。
しかし、残念ながらこの日はあいにくの曇り空で、富士山は雲の向こう。


お釜池の入り口。


お釜池。池の中央がぽっこりと深くなっています。深さは4mもあるんだとか。


銚子池。


点在する池はもちろんキレイなのですが、周囲の鮮やかな新緑と清らかなせせらぎにも心癒されますね。


どこか郷愁を感じさせるような風景。


道路沿いのお店で焼いていた草餅を頂きました。
純日本的風景を楽しんだ後には、こういった日本の伝統的なおやつがよく合います。

八海のうち、出口池は少し離れていて、底抜池は有料の場所にあったので、今回は時間もあまりなかったので見ることができませんでした。
あと、濁池は写真撮るの忘れてたw

八海コンプリートはまたいつの日にか、ということにして、今夜の宿のある河口湖へと向かいました。

河口湖畔の温泉旅館「湖楽おんやど 富士吟景」に泊まったよ【富士伊豆静岡旅行記#2】に続きます。

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