こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
前の記事、神津島で美しい海を満喫してきたよ(後編)【伊豆諸島旅行記#7】の続きです。
伊豆大島、利島、式根島、新島、そして神津島と周ってきた「伊豆諸島島巡りの旅」も終わりの時が近づいてきました。
神津島の多幸湾の港から、東海汽船のフェリー「かめりあ丸」に乗り込み、東京へと向かいます。
港の職員さんやお巡りさんが手を振ってお見送りしてくれました。
離島の旅ではこれが嬉しいよね。
少しずつ離れてゆく港。船旅ならではの、切ないような寂しいような感情が胸に込み上げてきます。
海上から望む神津島最高峰の天上山。
昨日も同じ船に乗ったんだけど、そのときの激しい揺れとは打って変わって、今日は穏やか。
伊豆諸島の海がこんなにも青く美しいとは思ってなかった。
岩壁にぽっかりと穴の空いたユニークな形の祇苗島。
三宅島と御蔵島も見える。
フェリーは神津島の東側を回って、北へと進路を取ります。
離れゆく神津島。
魅了されるような風景が満載の本当に素晴らしい島でした。また来るよ!
▼神津島で美しい海を満喫してきたよ(前編)【伊豆諸島旅行記#6】 | ロプログ
▼神津島で美しい海を満喫してきたよ(後編)【伊豆諸島旅行記#7】 | ロプログ
お、伊豆半島の向こうに富士山がひょこっと顔を出してる。
フェリーは前々日に訪れた式根島に寄港します。
温泉に1箇所しか入れなかったし、美しいと言われるビーチもあまり見れなかったので、この島にもまた来なきゃなぁ。
▼ワイルドな温泉が点在する式根島に行ってきたよ【伊豆諸島旅行記#4】 | ロプログ
新島から式根島に渡るときに乗った村営船「にしき」が通り過ぎて行きました。
続いて新島にも寄港。
島の東側の羽伏浦で見た、朝焼けをバックに次々と打ち上げられる波は、この旅の中でも最も印象に残るシーンでした。
▼新島で夕焼けと朝焼けを見てきたよ【伊豆諸島旅行記#5】 | ロプログ
神津島の海もキレイだったけど、この新島の海も負けず劣らず美しい。
利島から式根島へ移動するときに乗った神新汽船の「あぜりあ丸」。
新島を後にします。
この島にも1泊したものの、夕方から朝までしか滞在できなかったので、いつか再訪したいね。
続いて見えてきたのは、海の上にぽっかりと山が浮かんでいるかのような利島。
港のほうから見ると、まるで富士山のような美しい山容をしています。
椿だらけのこの島を歩いたのは、たった2日前なのに、ずいぶん昔のことのように感じる。
▼「椿の島」、利島に行ってきたよ【伊豆諸島旅行記#3】 | ロプログ
本物の富士山もはっきりと見えてきた。
伊豆大島が見えてきました。もうすぐこの船ともお別れです。
神津島を出航して1時間45分。この旅で最初に周った伊豆大島に戻ってきました。
▼フェリーで伊豆大島に渡って椿や桜を見てきたよ【伊豆諸島旅行記#1】 | ロプログ
▼伊豆大島の三原山に登ってきたよ【伊豆諸島旅行記#2】 | ロプログ
このまま「かめりあ丸」に乗り続けても東京に戻れるのですが、4時間半もかかってしまうので、時間の節約のため2時間程度で着く高速ジェット船に乗り換えます。
ちなみに、この「かめりあ丸」は1986年就航という老船で、これを書いている4日前(2014年6月7日)に引退したそうです。
お疲れさまでした!楽しい旅をありがとう!
岡田港のフェリーターミナル。
3日前に到着したときと比べるとずいぶん人が多いなぁ。
次のジェット船が来るまで1時間ほどあるので、フェリーターミナルの待合室で休憩します。
あれ?こんなところに猫ちゃんがいるー。
観光客の飼い猫かと思ったら、この辺りに住み着いている地域猫のようです。
「おっちゃん、えさちょうだい、えさちょうだいー」
かいかい。
畳の上でも我が物顔。
猫ちゃんもどこかへ行っちゃったし、ただ待っているのも退屈なので、突堤の先まで歩いてみます。
港からも富士山の姿が。
突堤の先端に立つ「あんこさん」のような姿をした灯台。かわいいw
1本前のジェット船が出航していきました。
4隻あるというジェット船には、それぞれ異なった派手なカラーリングが施されています。
これから乗り込むジェット船。
こちらはピンクのカラーリングで、「セブンアイランド愛」という名前が付けられています。
時間が来たので乗船します。
名残惜しいけど、これで本当に伊豆諸島とはお別れ。
船内はフェリーと違って全席指定の椅子席のみ。もちろん航行中にデッキに出たりすることはできません。
チケットを買ったのが遅かったからか、座席は真ん中のほうで外の風景を楽しめないのが残念。
ジェットエンジンで海水を吹き出し、宙に浮きながら時速80kmで翼走するというジェット船はさすがに速く、三浦半島の久里浜を経由して、1時間ほどで東京湾に入ります。
乗り心地は、ゆらゆらした揺れはないけど、絶えず震動があって、飛行機よりもバスや列車に近い感じ。
フェリーのような旅情はないけど、こういうタイプの船に乗るのは初めてなんで、ちょっと面白い。
久里浜で多くの乗客が下船したので、窓際の席に移動します。
東京湾に浮かぶ建造物。なんだろ、これ?
お、海ほたるが見えた。
東京ゲートブリッジとスカイツリー。
赤クレーン三兄弟。
レインボーブリッジが近づいてきました。
レインボーブリッジを真下から。
竹芝桟橋に接岸します。
伊豆大島を出航して1時間45分。東京の竹芝桟橋に戻ってきました。
これで5日間の伊豆諸島5島巡りの旅はおしまい!
さっきくぐってきたレインボーブリッジが見える。
フェリーターミナル前に立つマストのオブジェにも別れを告げて、ビルの谷間へと歩き始めました。
まとめ
3月7日から11日の5日間にかけて、伊豆大島・利島・式根島・新島・神津島と、伊豆諸島の5島を巡ってきた今回の旅。
いつもの二人旅よりも自由の効く一人旅ということもあって、とにかく自分の足でいろいろ周ってみようと思い、各島を歩きまくったのですが、普段の運動不足が祟ってか、東京に戻ってきたときには脚の痛みが酷く、まともに階段を昇り降りできなくなるほどでしたw
でもそのおかげで、伊豆大島の千波地層切断面や三原山の火口、利島の椿畑、式根島の野性的な露天風呂、新島の夕日と朝日、神津島の美しい海と、数多くの感動的なシーンに出会うことができました。
短い日程なのに欲張って5島周ることにしたため、各島の見どころを充分に見ることができなかったことは、ちょっと心残りですね。またいつか、ぜひぜひ再訪したいものです。
今はLCCの普及で東京から1万円以下で沖縄にも行けちゃうけど、せっかく沖縄にも負けないような素晴らしい風景を見せてくれる島々が身近にあるんだから、関東に住んでる皆さんも気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?船旅もいいものですよー。
ではでは、またー。
(旅行日:2014年3月11日)