川崎近海汽船のお洒落フェリー、「シルバープリンセス」に乗ったよ

2013年 12月 12日
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こんにちは、ロプロス(@ropross)です。

例によってかなり前の話になっちゃうのですが、10月の20日から31日までの12日間、南東北を中心に旅行してきたので、そのときの旅行記を少しずつ書いていこうと思います。

今回の旅行では、北海道から東北へ渡るのに、川崎近海汽船(シルバーフェリー)の苫小牧→八戸航路を利用しました。
そのときに乗った、「シルバープリンセス」というフェリーの乗船記です。

フェリーが出航するのは21時15分ですが、その1時間40分ほど前に苫小牧港のフェリーターミナルに到着。
車がある場合は、出航時間の90分前までにターミナルに到着する必要があります。

よく利用する日本海航路の新日本海フェリーは、苫小牧の街からかなり離れた苫小牧東港にターミナルがあるのですが、こちらは街から近くて利用しやすいですね。

ターミナルに入り、シルバーフェリーの窓口で乗船手続きを行います。
あらかじめ予約確認のメールをプリントアウトしておけば、乗船申込書に記入する必要がなく便利。

車で乗船できるのはドライバー一人だけなので、同乗者の相方はターミナルからブリッジでの乗船となります。

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手続きを終えたら、車を乗船待機場所に移動させて、乗船が始まるのを待ちます。

目の前にはこれから乗るシルバープリンセスの姿が。昨年(2012年)に就航したばかりのまだ新しい船で、白の船体にピンクのラインが入っているという、フェリーとしては斬新な色使いです。

よく乗る新日本海フェリーの船と比べると、少し小さめかな。

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船体後部からフェリーに乗船。係員の指示に従い、車両甲板に車を停めます。

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階段を登り、船室へと入ります。
フロントとロビー。これまでに乗ってきたフェリーとは違って、なんだかオサレっぽい雰囲気です。

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今回利用した部屋は、2等シングル(2等寝台)。
他のフェリーの2等寝台だと2段ベッドが当たり前なのに、この「シルバープリンセス」ではシングルの個室になっています。
料金は大人一人6750円(2014年以降は7290円に値上げするようです)。

ベッドの他に、椅子、テーブル、デスクライト、鏡、時計、電源、ゴミ箱と、設備も非常に充実しています。
窓がないため閉塞感はありますが、2段ベッドと違って完全にプライベートな空間を確保することができます。

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部屋はオートロックになっていて、ホテルのようなカードキーで開けるようになっているので安心です。

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徒歩で乗船した相方と合流し、出航前に船内を探検します。

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船内の内装は、白とピンクを基調とした女性受けしそうな可愛い系のデザインになっています。

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オットマン付きのチェアが並べられたスペース。のんびりとリラックスできそう。

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カラフルなブロックが置かれたキッズスペース。

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おむつ交換台や洗面所の備わったベビールーム。

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電子レンジや給湯ポットが用意されたオートレストラン。

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さまざまな軽食が売られている自動販売機。
炒飯、焼きそば、スパゲティ、お寿司と、メニューはバラエティ豊かだけど、自販機の軽食って美味しいのかな?

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食事スペースも明るくて清潔。

今回はすでに夕食も済ませているし、朝食前に下船するので、オートレストランを利用することはありませんでした。

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こちらは一番安い雑魚寝の2等室。
広くはないけど、とてもキレイで、荷物を入れるロッカーがあるのも安心ですね。

こちらの料金は大人一人4500円(2014年からは4860円)。私達の部屋、2等寝台よりも2250円安く乗ることができます。

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出航時間が近づいてきたので、デッキに出てみます。

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雨が降っているので、洋上で星空を見ることはできなさそう。

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先ほど乗船手続きしたターミナルが見えます。
港湾施設の夜景が美しい。

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いよいよ出航です。
少しづつ街明かりが離れていく情景は、なんとも言えない旅情を感じさせてくれます。

フェリーの旅には鉄道旅とはまた違ったロマンがあるよねー。

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出航したところで、お風呂に入ることにします。
男女別の浴場は、脱衣所も浴室も非常に清潔。浴室には窓があるのですが、外はもちろん暗闇なので残念ながら海を眺めることはできません。

かなり揺れが大きくて、お湯が波打ち、あまり落ち着いて入浴することはできませんでした。

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マッサージチェアまで置かれています。


この日は台風が近づいていたため、外洋に出るにつれ、どんどん波が高くなっていったようで、お風呂を出たあたりから、ますます船の揺れが激しくなってきました。

乗り物に弱い私はあえなく酔ってしまい、歯をを磨くこともコンタクトレンズを外すこともできず、そのままベッドに転がります。
念のため持ってきた酔い止めを飲み、少し楽になったものの、そのまま立ち上がることはできず、いつの間にか眠ってしまいました。

そして、気付いた時には、フェリーは八戸港のすぐ近くまで来ていました。身支度をして下船の準備をします。

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まだ暗い午前4時45分。フェリーは八戸港に接岸します。

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下船するときは、同乗者も一緒に車に乗って行くことができます。このあたりのルールはどこのフェリー会社も同じかな?

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「シルバープリンセス」に別れを告げて、東北旅行のスタートです!

まとめ

苫小牧21時15分発、八戸4時45分着、乗船時間は7時間30分と短いので、寝ているとあっという間に着いていました。
充分な睡眠をとるのは難しいのですが、東北に着いて早朝から行動を開始できるのは便利ですね。

いやー、しかし、これまで何度も本州-北海道航路のフェリーには乗っているのですが、これほど揺れたのは初めてでした。まいったまいった・・・
ちゃんと天気予報見て、波が高いときにはあらかじめ酔い止め飲んどいたほうが良かったですね。

シルバーフェリーでは苫小牧-八戸間を一日に4往復しているのですが、それぞれに違うフェリーが就航しています。
今回乗った「シルバープリンセス」は、その中でも2番目に新しく、これまでに乗ってきた他社のフェリーとは、ずいぶん雰囲気が違いましたね。
その名が示す通り、特に女性客を意識した作りになっているようで、船内はお洒落でとてもキレイ。これから始まる旅への気分を高揚させるのに、相応しいフェリーだと思います。

札幌-苫小牧港や八戸港-八戸市街のバスとも接続しているので、車がなくても安く手軽に北海道と東北を往復することができます。なかなか利用価値は高そうです。

ではでは、またー。

▼シルバーフェリー(公式サイト)

(旅行日:2013年10月20日)