【富士伊豆静岡旅行記#2】の続きです。
宿をチェックアウトして、まずは昨日素通りした山中湖のほうへ戻り、山中湖東側の三国峠中腹に位置する、パノラマ台へと向かいました。
パノラマ台からは山中湖と富士山を一望する見事な風景を見ることができます。
おー、ここから見る富士山も壮観!
続いて、湖畔に降りていき、山中湖北岸の長池親水公園から、湖越しの富士山を眺めます。
湖と秀峰の組み合わせってのは、抜群の相性ですね。
山中湖に浮かぶスワン遊覧船と富士山。
お次は富士吉田にある、北口本宮冨士浅間神社へ参拝に行きました。
杉と燈籠の立ち並ぶ参道。
参拝客の姿は少なく、歩を進めるたびに神聖な雰囲気が深まっていきます。
参道を抜けると、朱塗りの堂々とした大鳥居が現れます。
高さ17.7mで、木造鳥居としては日本一の高さなんだとか。
随身門。
龍の口からとうとうと流れ出る手水。
荘厳な造りの拝殿。
主祭神は富士山の女神、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
その夫神の彦火瓊瓊杵命(にこほのににぎのみこと)と、父神の大山祇神(おおやまづみのかみ)が共に祀られています。
拝殿横の庭園には、輝くような緑鮮やかなモミジが。
拝殿の奥の左右には、それぞれ東宮本殿、西宮本殿があり、どちらも重要文化財に指定されています。
写真は武田信玄が川中島の合戦の勝利を祈念して造営したと言われる東宮本殿。この神社で最も古い社殿です。
神社の奥からは富士吉田口登山道が続いています。
参拝を終えたあとは昼食です。
富士吉田と言えば、ご当地うどん「吉田うどん」が有名。ローカルグルメハンターとしては当然これを食べに行きます。
吉田うどんの店は市内に何店舗もありますが、その中で「くれちうどん」という店を選びました。
馬肉の乗った肉うどん(400円)をオーダー。
馬肉とキャベツはトッピングの定番のようですね。
うどんはかなりの太麺で固め。讃岐うどんのような弾力のあるコシではなく、もっさりとした無骨な食感で、とても食べ応えがあります。
汁はうどんとしては珍しく味噌が入っているようで、これが甘く煮られた馬肉と良く合います。
うん、なかなか美味しい。
信玄餅で有名な「桔梗屋」で、桔梗信玄ソフトを食べました。
ソフトクリームに信玄餅がトッピングされ、きな粉と黒蜜がかけられたもので、お得感があります。
富士五湖の真ん中に位置する西湖。
このあたりから雲行きが怪しくなり、富士山の姿がうっすらとしか見えなくなってきました。
ちょうどこの時期、本栖湖近くで「富士芝桜まつり」が開催されていたので寄ってみました。
約80万株の芝桜の群生は、首都圏では最大級だそうです。
晴れていれば富士山と芝桜という素晴らしい組み合わせの光景が見れたのですが、残念ながら空は一面灰色のまま。
池の周りをぐるりと取り囲むように、芝桜が広がっています。
日が射していれば、芝桜のピンク色もぐっと映えるのですが、曇り空の下ではその鮮やかさも陰をひそめがち。
芝桜の花びらは普通5枚なのですが、中には4枚や6枚や7枚のものもあって、それらレアな花を見つけると幸せになれるとかなれないとか。
続いて国道を南下し、富士宮市の白糸の滝へと向かいました。
湾曲した岸壁から湧きだした富士の雪解け水が、幾筋も流れ落ちる様は、その名の通り白糸のよう。
思わず見とれてしまうような優美な滝です。
「日本の滝百選」に選ばれ、国の天然記念物にも指定されているそうです。
お土産屋さんにいたでぶねこちゃん。
すぐ近くにある音止の滝。こちらは白糸の滝とは対照的に、水量の多い落差25mの豪快な滝です。
音止の滝近くの食堂で富士宮やきそばをテイクアウト。
さすがに専門店ではないので、味の方はまあまあといったところ。
もっと見たいところはあったのですが、富士周辺の観光はこれくらいにして、ここから一気に今夜の宿のある伊豆の下田まで走ります。