こんにちは、ロプロス(@ropross)です。
例によってずいぶん前の話なんですが、今年(2014年)の3月に伊豆諸島を旅してきました。いつもは相方との二人旅なのですが、今回は珍しく一人旅。
東京の竹芝桟橋からフェリーに乗り、伊豆大島、利島、新島、式根島、神津島の5島を4日間で巡ってきたのですが、そのときに撮ってきた写真を、いつものようにぼちぼちと貼っていこうと思います。
まずは伊豆大島の前編です。ではでは、どうぞー。
朝、旭川の自宅を出発し、車で新千歳空港へ、飛行機で成田空港へ、バスで東京駅へ、そして歩いて竹芝桟橋へ。
長い道のりを経て、ようやく伊豆諸島への旅のスタート地点に到着しました。
フェリーターミナル前の広場には、船のマストを模したオブジェが建っています。
東海汽船の大島行きフェリーのチケットを購入。
今回は一人旅なので、一番安い雑魚寝の2等和室を選びました。
大島復興支援事業として1500円のキャッシュバックがあったので、かなりお得な価格で大島まで渡ることができます。
Twitterにうっかり本名の書かれたチケットの写真をアップしてしまったのは内緒。
ターミナル内は休日前だからかかなりの人。観光シーズンでもないのに、こんなに島に渡る人がいるのかー。
フェリー乗り場にも長蛇の列が。
これから乗り込むフェリー「かめりあ丸」。今年(2014年)の6月に引退を控えた老船です。
いつも乗ってる北海道航路の大きなフェリーと比べるとかなり小さく、揺れないか心配。
船内に入り2等和室へ。
割り当てられた一畳分くらいのスペースに荷物を置きます。
最近の二人旅でフェリーに乗るときには、少し高めの寝台を選んでるのですが、バイクで一人旅していた頃には、このカーペット敷の和室をよく利用していました。懐かしい。
枕は無料ですが、毛布を借りるのは100円かかります。
2等席には和室の他にも椅子席もあるんだけど、船内で一晩過ごすことになるので、さすがに不人気。
船名の通り、ロビーの壁には椿が描かれています。
大型フェリーのような大浴場はないけど、シャワールームはありました。使わなかったけど。
デッキに出てみます。船の大きさの割にはかなり広々。
定刻の22時に出航。
レインボーブリッジをくぐります。
お、あの建物は確かフジテレビだな。ってことは、お台場ってところか。
遠ざかるレインボーブリッジ。グッバイ、東京。
キリンのような巨大クレーンが並んでます。
東京ゲートブリッジと東京スカイツリー。
このまま伊豆大島まで一気に行くかと思ったら、横浜にも寄港するらしい。
横浜ベイブリッジの下をくぐります。
ランドマークタワーやコスモクロックなど、みなとみらいのあたりが見えてきた。
おや、こんなところにピースボートが停泊してる。その向こうには横浜マリンタワーも。
横浜港大さん橋に近づいていきます。
おお、ここ歩いて来たことがある!なるほど、この桟橋に停まるのかー。
この時間だと灯りは少なめだけど、やっぱり横浜の夜景はキレイだね。
大さん橋に着岸しました。
横浜からもかなりの人数が乗ってきます。
横浜を出航したところで、船室に戻っておやすみなさい。
翌朝5時半頃、間もなく大島に入港するとの船内アナウンスで目を覚まします。
船上から見る朝焼けは格別に美しい。
伊豆大島の港が近づいてきました。
島の北側にある岡田港に着岸。
風向きに寄っては西側の元町港に入港することもあるそうです。
タラップを降りて、伊豆大島に上陸!
海が穏やかだったので、船もほとんど揺れることがなく、快適な船旅でした。
サンキュー、かめりあ丸。
かめりあ丸は、この後大島を出港してから、利島、新島、式根島と経由し、神津島まで行きます。
雲に隠れながらも東の空を赤く染める朝日。
岡田港からバスに乗り、島の中心地、元町に来ました。
どこかの田舎町の駅前のような雰囲気。
元町港のフェリーターミナル。
こちらに入港してくれたほうが便利だったんだけど、春前のこの時期は、こちらの港が使われることは少ないらしい。
一日乗り放題のフリーパス(2000円)を買ったので、バスで島内を巡ります。
島内を走る路線バスは、意外と言っては失礼かもしれないけど、かなり立派。
バスに乗ってまず訪れたのは、島の南西側にある千波地層切断面。
火山の噴火によって降り積もった堆積物が、幾重にも重なりあって作られた地形だそうです。
おー、なんだこりゃ。
バウムクーヘンのようでちょっと美味しそう。
断面は600mにもわたって続いています。これは面白い地形だなぁ。
海の向こうには、三角形の利島と亀のような形の新島、さらに薄っすらと神津島が見えます。
翌日以降に訪れる予定の島々です。
うーん、やや曇っているからか、三宅島までは見えない。
再びバスに乗り、島の北側をぐるりと周って東岸に位置する大島公園へ。
白い花びらのオオシマザクラが満開になっていました。
しかし、ここの主役は桜ではなく椿。
「椿まつり」ってのが開催されています。
公園内には、園芸種と野生種合わせて8700本もの椿があるそうで、さまざまな色・形の椿が、ちょうど見頃を迎えていました。
これはオーソドックスな椿。野生種かな?
八重咲きの椿。
葉の濃い緑、花びらの鮮やかな赤、雄しべの明るい黄色。それぞれが調和した美しさ。
椿は北海道にはない花なので、見れて嬉しい。
ステージでは、大島の伝統衣装に身を包んだ女性が、「アンコ椿は恋の花」に合わせて舞踊を披露していました。
椿に負けじと咲き誇るオオシマザクラ。
ソメイヨシノの薄ピンク色もいいけど、オオシマザクラの真っ白な花びらもまたいいなー・・・あ!
メジロがいた。メジロと桜って、いかにも春らしい組み合わせだよね。
本州じゃ珍しくもなんともない鳥なんだろうけど、北海道ではあまり見られないので、これまたちょっと嬉しい。
桜のすぐそばに亜熱帯樹があるってのは、なんだか違和感のある風景。
椿が見頃だってことは知っていたけど、桜まで咲いているとは知らなかった。
この時期に思いがけずお花見が楽しめて得した気分。
私の住む旭川に桜が咲くのはまだ2ヶ月は先なのに、日本は広いなぁ。
伊豆大島の三原山に登ってきたよ【伊豆諸島旅行記#2】に続きます!
(旅行日:2014年3月7,8日)