どうもどうも、ロプロス(@ropross)です。
年末恒例、年に一度のブログ更新、今年の旅行の振り返りです。
今年は過去最多の5回も海外を訪れたり、島旅や鉄道旅を楽しんだり、その分温泉に行く機会が減ってしまったりと、去年までと比べると旅のスタイルも少し変わってきたのですが、この一年間も大きなトラブルなく、15回で合計116日間もの旅行を楽しむことができました。ありがたいことです。
写真約80枚の長い記事になりますが、みなさんが旅先を決める際の参考にでもなれば幸いに思います。ではでは、どうぞー。
道南 1月7日~12日(6日間)
今年最初の旅行は道南方面へ温泉&グルメ旅。
北海道を代表する温泉旅館のひとつ、函館・湯の川温泉の「割烹旅館 若松」や、いわない温泉の「おかえりなさい」、湯の川温泉の「笑 函館屋」と、個性的な温泉宿に宿泊してきました。
「ラッキーピエロ」の函館山ハンバーガー、「ハセガワストア」のやきとり弁当と、函館グルメも堪能。
白老温泉のラグジュアリー宿「ピリカレラホテル」は白老牛をメインとした夕食が絶品!食事という点では今年のベスト宿でした。
定山渓・小樽 1月22日~24日(3日間)
1月はさらに定山渓と小樽の高級温泉宿に1泊ずつ。
奥定山渓に佇む一軒宿、「佳松御苑」。部屋では、大きな窓から眺める原生林と源泉掛け流しの温泉を楽しめ、イタリアンに和のテイストを加えたコース料理も美味。お籠りするのに最適な宿でした。
こちらも北海道屈指の老舗温泉旅館、小樽の「銀鱗荘」。ずっと泊まりたかった憧れの宿です。明治6年築の鰊御殿を移築した本館は豪壮で趣に満ち、往時の栄華を偲ばせてくれました。
十勝 2月6日~8日(3日間)
2月は冬の北海道ならではの雪と氷の世界を楽しむために十勝へ。
氷結した然別湖の上に立つ氷で造られたホテル、アイスロッジに宿泊。氷でできたドーム状の建物の中でシュラフに包まって眠りました。寒くて熟睡はできなかったけど。
さらに世界唯一の凍りついた湖上にある氷上露天風呂に入ったりと、他ではなかなか味わえない貴重な体験を楽しみました。
近年、フォトスポットとして人気になった豊頃町・大津海岸のジュエリーアイス。太平洋に流された十勝川の氷が海岸に打ち上げられたもので、美しく透き通った氷塊が朝日に照らされ輝く様はまさに宝石のよう。
マレーシア(KL・マラッカ・ペナン) 2月16日~27日(12日間)
今年最初の海外旅行はマレーシアへ。首都・クアラルンプール、世界遺産に登録されているマラッカ、同じく世界遺産の街、ジョージタウンのあるペナン島と周遊してきました。
中華様式とコロニアル様式の入り交じった歴史的建築が立ち並ぶマラッカ。趣深い街並みをゆっくり散策してきました。
プラナカン(中華系移民とマレー人女性の子孫)の邸宅を利用したホテル「ホテル・プリ」や「ザ・マジェスティック マラッカ」にも宿泊。
クアラルンプールでは、首都のシンボル、ペトロナス・ツインタワーを間近に望む「トレーダースホテル」に宿泊。これまで泊まった都市部のホテルのなかでは一番の眺望でした。
今年泊まったホテル・宿のなかで最も印象に残ったのが、ペナン・ジョージタウンにある「チョン・ファッ・ツィー ザ・ブルー マンション」。華僑の大富豪の邸宅を利用したホテルはインディゴブルーの壁が実にフォトジェニックで、館内も中庭もどこもかしこも絵になります。
ペナンでは他にも、白亜のコロニアル様式建築が美しいクラシックホテル「イースタン&オリエンタルホテル」や、人気のビーチエリア、バトゥ・フェリンギに位置する「シャングリ・ラ ラササヤン リゾート&スパ ペナン」にも宿泊。
このマレーシア旅行は、個性的な数々のホテルでの宿泊がとても充実した旅でした。
世界遺産の街、ペナンのジョージタウンでは、ガイドブックに載ってるような有名な建築以外にも、街中いたるところに歴史のありそうな趣ある建物が点在していて、ただ歩いているだけでも楽しめました。
初めて訪れるイスラム教国だったので、モスクにも初めての訪問。信徒に礼拝を呼びかけるアザーンの旋律にも心惹かれました。
台湾南部(台南・墾丁・恒春) 3月15日~23日(9日間)
3月は通算4度目となる台湾へ。今回は新千歳から高雄空港に飛んで、台湾で最も深い歴史を持つ街・台南、台湾最南端のリゾート地・墾丁、清朝時代に築かれた城壁に囲まれた街・恒春を巡ってきました。
台南では趣あるノスタルジックな雰囲気の蝸牛巷や神農街を散策。
廃墟となった倉庫がガジュマルの木に絡みつかれて、独特の光景を作り出している安平樹屋。
台湾といったら夜市は外せない。台湾ではこれまでに10ヶ所以上の夜市を訪れたことがありましたが、台南の花園夜市ではその熱気と賑わいに圧倒されました。
台南は歴史の街であると共にグルメの街としても知られています。棺材板、牛肉湯、サバヒー粥、鱔魚意麵、蚵捲など、台南ならではの食を存分に満喫。さらにはイチゴのたっぷりのった魅惑のカキ氷も。
台湾は温泉も充実しています。台湾最南部に近い四重渓温泉では、日本統治時代から100年以上の歴史があるという老舗旅館「日式清泉温泉館」に宿泊。さすがに純和風というわけではなく、和のテイストと台湾らしさと南国ムードがごちゃ混ぜになったような面白さがある温泉宿でした。水着で入る台湾式露天風呂のユルい雰囲気もいい。
台南最南部に位置するリゾート地、墾丁では、美しい海を見渡す「關於夏都(シャトー ビーチ リゾート)」や、蒋介石の別荘を改装した「華泰瑞苑(グロリアマナー)」に泊まり、のんびりとリゾート気分を味わいました。
他にも台湾最南端の地、鵝鑾鼻を訪れたり、台湾最南の夜市、墾丁大街夜市で食べ歩きしたり、城塞都市・恒春を訪れたり。
五島列島 4月10日~20日(11日間)
4月にはずっと前から行きたかった念願の五島列島へ。各島に点在する教会を巡ったり、海と島の織りなす美しい風景を楽しんだり、魚介類などのグルメを満喫したり、グランピングを初体験したり、無人島の旧校舎に宿泊したりと、思い出深い充実の旅行になりました。
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ、奈留島の江上天主堂。クリーム色の板張り壁に水色の窓枠がなんとも可愛らしい教会でした。
五島列島の各島にはいくつもの教会が点在してします。レンガ造りや石造りの貫禄ある教会から公民館のような素朴な教会まで、様々な個性的な教会を見学させていただき、潜伏キリシタンの苦難の歴史にも思いを馳せました。
福江島の渕の元カトリック墓地群から見た夕陽は、今年見た数々の夕景の中でも一番印象に残りました。
福江島の最西端に位置する大瀬崎灯台。ダイナミックな断崖と鮮やかな海の色、どこまでも広がる東シナ海。最果て感も相まって、ずっと心に残るような風景。
五島列島はここ以外にも、島々を見渡す展望スポットや水の澄み切ったビーチなどが点在する絶景の宝庫。海がキレイというのは前々から聞いていたけど、想像以上の美しさでした。
福江島の廃校になった小学校を利用したグランピング施設「ノルディスクヴィレッジ」に宿泊。広いテントの中にはベッド、コタツ、冷蔵庫、テレビなどが備えられホテルと変わらない快適さ。夕食のBBQでは豪華な五島産の食材をたっぷり満喫できるし、周りは里山で環境もいいし、最高に満ち足りた時間を過ごすことができました。
グランピングはこれが初体験だったんだけど、ホテルの快適さと気楽さでキャンプの開放感と清々しさを味わえるのは素晴らしい。
五島は魚介類も驚くほどの美味しさ。それだけでなく、五島うどんやかんころ餅といったローカルグルメも味わってきました。
五島列島の中でも一番訪れてみたかったのが、事実上の無人島となっている野崎島。特に海を見下ろす丘に佇む煉瓦造りの旧野首教会の姿は、美しくも物悲しさを漂わせる感動的な光景でした。
教会の他にも、打ち捨てられた廃村、廃校の宿泊施設、美しい海、可愛らしい鹿たちと、五島列島で訪れた6島のなかでも、最も思い出深い島になりました。
日本縦断鉄道旅 5月22日~6月2日(12日間)
5月は日本を(ほぼ)縦断する鉄道旅へ。旭川から鹿児島までを往復し、12日間で30本の列車に乗りまくってきました。
初乗車の北海道新幹線をはじめ、東北新幹線・東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線・北陸新幹線・上越新幹線・秋田新幹線と、何本もの新幹線に乗車。そのスピードと快適性には誇らしさすら感じました。
東北新幹線では憧れのグランクラスにも乗車。高級感抜群の広々したシートは、もうこのままずっと乗っていたいくらいの居心地の良さ。
九州の「はやとの風」「しんぺい」「やませみかわせみ」、新潟-酒田間を走る「きらきらうえつ」といった観光列車の旅も楽しみました。
鉄道旅ではいつもの車旅と違ってホテル・宿の選択肢は限られてしまうのですが、城郭のような風格がある「蒲郡クラシックホテル」、登録有形文化財にもなっている人吉の「芳野旅館」、茅葺き古民家が重厚な日田の「旅籠かやうさぎ」、天然洞窟野天風呂がある富山県・小川温泉の「ホテルおがわ」など、それぞれに特徴的なホテル・宿にも泊まることができました。
鉄道旅といったら駅弁も楽しみたいところ。札幌駅の「石狩鮭めし」、神戸駅の「ひっぱりだこ飯」、岡山駅の「桃太郎の祭りすし」、大分駅の「山海三昧」、新潟駅の「海老づくし」などなど、全国の駅弁を19食もいただき満足満足。
鉄道に乗るだけではなく、行く先々でそれなりに観光も。蒲郡の竹島に行ったり、門司港でレトロな街並みを歩いたり、対岸の下関に渡って唐戸市場で海の幸を満喫したり、大宮の鉄道博物館に行ったり、山居倉庫など酒田の街を散策したり。
洞爺湖・ニセコ 6月12日~15日(3日間)
初夏の北海道を楽しむため、洞爺湖とニセコへ。
コバルトブルーの湖面が美しい洞爺湖や堂々とした姿の羊蹄山と、このエリアはいつ行っても目を奪われるような景観を見せてくれます。
ニセコでは昆布温泉の「ニセコグランドホテル」に宿泊。自然を間近に感じられる混浴の大露天風呂が最高に素晴らしく、この温泉をゆっくり何度も満喫できるというだけでも、泊まる価値があるお宿でした。
オーストラリア(ケアンズ) 6月24日~7月5日(12日間)
6月下旬から7月上旬にかけては、オーストラリアのケアンズへ。初めての南半球への旅です。グレートバリアリーフと世界最古の熱帯雨林という2つの世界遺産を訪れたり、オーストラリア固有の可愛い動物と触れ合ったりしてきました。
ケアンズで滞在した「シャングリ・ラ ホテル ザ・マリーナ」では、部屋のベランダから180度の弧を描く見事な虹を見ることができました。
ケアンズ駅から熱帯雨林に囲まれたキュランダへと向かう観光列車、キュランダ高原列車に乗車。「世界の車窓から」のオープニングに使われたシーンも見ることができました。
オーストラリアといったら、カンガルー、ワラビー、コアラといったこの大陸にしか生息していない個性的な動物も魅力。ケアンズ周辺には動物が展示されたテーマパークがいくつかあります。コアラも抱っこしてきたんだけど、ウォンバット親子の可愛さはそれ以上!
グレートバリアリーフ北部に浮かぶ小さな島、グリーン島へ。島に唯一のホテルに滞在し、グラスボートに乗ったり、島のガイドツアーに参加したり、ビーチでのんびりしたり、ゆっくり丸2日間、サンゴ礁の海と生い茂る熱帯雨林を満喫してきました。
ここではシュノーケリングにも初挑戦。何十匹の魚の群れと一緒に泳いだり、宝石のような美しい魚を目と鼻の先で見れたりと、感動の体験でした。
旅行の後半はレンタカーを借りて、久しぶりの海外ドライブ。オーストラリアは日本と同じ左側通行だし、ケアンズ周辺は交通量も少なく、爽快なドライブを楽しむことができました。
モスマン渓谷やアサートン高原を周ったのだけど、その中でも一番印象に残ったのが、グラナイトゴージ・ネイチャーパークで出会えた野生のロックワラビー。エサを食べる仕草の可愛さにすっかり魅了されてしまいました。
モスマン渓谷に位置する隠れ家リゾート「シルキーオークスロッジ」に宿泊。深い熱帯雨林に囲まれた広大な敷地に点在するロッジには、ハンモックのあるバルコニーがあり、生命力豊かな自然を間近に感じることができます。とにかく環境が最高で、泊まって良かったと心から思えるホテルでした。
モスマン渓谷の周辺は街の光が届かず夜は真っ暗闇に覆われ、南十字星やケンタウルス座といった南天の星空をくっきりと見ることができました。
モスマン川の例えようのないような美しい緑色も、この旅で印象に残った風景のひとつ。
ロシア(ウラジオストク) 8月7日~12日(6日間)
暑いのが苦手なので8月に北海道から出ることは少ないのですが、北海道とあまり気候の変わらないロシアのウラジオストクへと新千歳から直行便が出ていて、わずか2時間ほどで行けることを知ったので訪れてみることに。
「日本から一番近いヨーロッパ」と言われるだけあって、街には欧風の建築が並んでいます。地理的には極東アジアなのに面白い。
港と金角湾大橋を見渡す鷲の巣展望台をはじめ、内部を見学できるC56潜水艦、シベリア鉄道の終着駅で駅舎は100年の歴史を持つウラジオストク駅など、市内の見どころを観光。
ウラジオストクは食事が美味しいことでも知られています。ボルシチ、ペリメニ、ピロシキ、ブリヌイ、ビーフストロガノフといったロシア料理から、ヒンカリ、ハチャブリといったグルジア料理まで味わい、食事満足度の高い旅になりました。
ウラジオストクには面白い見どころが数多くあるわけではないけれど、バレエとサーカスのクオリティは非常に高く、大いに楽しむことができました。ロシアのエンターテイメント力に感服。
玉ねぎ型のドーム屋根が可愛らしいロシア正教の教会。日曜日には観光客でもミサを見学させてもらうことができ、大きなイコンの掲げられた聖堂に賛美歌が響く荘厳な雰囲気を味わうことができました。
ウラジオストクにも猫カフェがあるというのでへ行ってみることに。、「コト(猫)カフェ ヴァレリヤチニ」では、日本の猫カフェの半額くらいの料金で、11匹の猫ちゃんたちとたっぷり触れ合うことができました。
南東北 9月6日~12日(7日間)
9月は温泉とフルーツを目当てに南東北へ。福島の桃や山形のブドウなどのフルーツを存分に味わい、温泉は秘湯宿にも高級宿にも宿泊してきました。
ずっと食べたいと思っていた宮城県亘理でいただく本場のはらこ飯。鮭の煮汁で炊き込んだご飯の上に、鮭とイクラがたっぷりとのっています。期待を裏切らない美味しさ!
郡山と喜多方を結ぶ観光列車「フルーティアふくしま」。カフェのようなお洒落な車両に、福島産の桃をふんだんに使った美味しいスイーツ、風光明媚な車窓風景と、楽しみ盛りだくさんの列車でした。
「フルーティアふくしま」の車内で食べた桃スイーツだけでなく、福島市内の「フルーツピークス」や「森のガーデン」では桃パフェを、山形県の「HATAKE Cafe」や「漆山果樹園」ではシャインマスカットなどのブドウのパフェをいただきました。これだけフルーツのスイーツを一気に味わったこともなかったので大満足!
青白く美しい濁り湯を広い混浴露天風呂と貸切湯で存分に楽しむことができる高湯温泉「安達屋旅館」と、標高1126mの山中に佇む一軒宿で多彩な露天風呂に入れる新高湯温泉「吾妻屋旅館」に宿泊し、秘湯風情とお湯をゆっくりと堪能することができました。
秘湯宿だけでなく、赤湯温泉の「山形座 瀧波」、遠刈田温泉のオーベルジュ「別邸 山風木」と高級温泉宿にも宿泊。
特に「瀧波」は、庄屋屋敷を利用した和モダンな空間、源泉掛け流しのお湯をいつでも楽しめる部屋の露天風呂、山形産の素材を使った上質な料理と、素晴らしく充実した時間を過ごせる宿で、今年泊まった温泉宿の中でも総合的な満足度はNo.1でした。
対馬・壱岐 10月3日~10日(8日間)
4月の五島列島に続いて、10月も九州の島旅へ。昨今の情勢の影響で対馬の観光客が激減していると聞き、壱岐と合わせて前から行ってみたいと思っていた両島を訪れることにしました。
対馬・壱岐に渡る前に、「猫島」として知られる福岡の相島へ。何十匹もの可愛らしい猫ちゃんを、眺めて撮って撫でて大満足!
島のほとんどが山林に覆われ豊かな自然が残る対馬。本当にどこへ行っても観光客の姿はほとんどなく、静かな島の雰囲気を味わうことができました。
大陸への窓口として古くから多くの人々が行き交った対馬は歴史好きにも魅力的な島。日本三大墓地のひとつに数えられる対馬藩主の菩提寺、万松院や、竜宮伝説の残る和多都美神社、旧日本軍の砲台跡などの寺社・史跡にも訪問。
山林に覆われた対馬とは対照的に、平野が広がり稲作も盛んに行われていた壱岐は古くから「一支国」として栄え、今も数多くの古墳が残されています。中には石室の中に入り、石棺を見ることができる古墳まで。
壱岐の自然風景も見応えがありました。猿岩と呼ばれる奇岩は本当にサルの姿そのもの。
遊覧船で壱岐の北側に位置する辰ノ島という無人島へ。エメラルドグリーンの海の美しさは南国の島々にも劣らないほど。
対馬では黄金アナゴや「せんそば」「いりやき」「とんちゃん」といった郷土料理、壱岐では赤ウニや壱岐牛、黒鮑などの島の美味をたっぷり味わうことができました。
壱岐には離島としては珍しい本格的な温泉地があります。壱岐湯ノ本温泉の宿に3泊し、濃厚な赤褐色の強食塩泉を存分に満喫してきました。
海を望むラグジュアリーな空間と島の贅沢な食材を使った美食を満喫できる「海里村上」、離島にある温泉旅館のなかでは日本一なのではないかと思わせるほど満足度の高い「平山旅館」と、とても島だとは思えないようなレベルの高い2軒の宿での滞在を楽しめました。
夕張・小樽・定山渓 10月22日~24日(3日間)
例年だと北海道外に紅葉を見に行くことが多いのですが、今年はその予定がなかったので北海道内の紅葉を楽しむことに。三笠~夕張と小樽・朝里~札幌・定山渓と、紅葉が美しいドライブコースを楽しんできました。
三笠の桂沢湖から夕張の滝の上公園にかけてのコースは、錦繍に彩られた絶景の連続。
小樽の朝里川温泉から札幌の定山渓温泉に向かう道道1号線でも、快晴にも恵まれて見事な紅葉風景を見ることができました。
今年1月にも宿泊した小樽の高級温泉旅館「銀鱗荘」。そのときには冬季で露天風呂に入れなかったのが心残りだったのだけど、たまたま格安の宿泊プランが出ていたので再び泊まることに。石狩湾を望む広々した岩造りの露天風呂でゆったりのんびり。
タイ(バンコク)・カンボジア(シェムリアップ) 11月17日~28日(12日間)
11月は今年最後の海外旅行。憧れのアンコール遺跡群を見るためにカンボジアのシェムリアップへ。経由地としてバンコクにも立ち寄るので、ついでいくつかの見どころを周ってきました。一度の海外旅行で複数の国を訪れるのは初めて。
バンコクではツアーに参加して郊外に位置する2つの市場を見学。「メークロン市場」では列車が人や商品に触れそうなギリギリのところを通るシーンを見て、「ダムヌンサドゥアック水上マーケット」では手漕ぎボートに乗ってその独特の雰囲気を体験してきました。
インスタ映えスポットとして人気のタラートロットファイ・ラチャダーにも。カラフルな屋台の屋根が並ぶ様は宝石箱のよう。
バンコクの三大寺院は時間がなくてワット・ポーしか行けなかったけど、ルーシーダットンと呼ばれるタイの健康体操を体験したり、黄金の巨大な涅槃仏を見たり、タイ王朝の歴代国王を象徴する仏塔を見たり、タイ古式マッサージを受けたりと充実した時間を過ごせました。
こちらもフォトジェニックなスポットとして有名になったワット・パークナム。エメラルドの仏塔と天井画がなんとも幻想的。
バンコクからカンボジアのシェムリアップに移動し、念願のアンコール遺跡群へ。ついに長年の憧れだったアンコール・ワットと対面することができました。
そびえ立つ祠堂だけでなく、回廊に施された神話や歴史をモチーフにしたレリーフも引き込まれるような素晴らしさ。
アンコール・ワット以外の遺跡にも多数訪れました。アンコール・トムの中心寺院、バイヨンでは観音菩薩様の四面仏塔が穏やかな微笑みで出迎えてくれます。
アンコール・ワット、アンコール・トムと並ぶ三大遺跡のひとつ、タ・プローム。巨大な熱帯樹が遺跡を呑み込むような異様な光景が広がっています。
その他にも「東洋のモナリザ」と呼ばれるデバター(女神)像が有名なバンテアイ・スレイ、密林に沈む夕陽が美しいプレ・ループ、アンコールには珍しいギリシア神殿風の建物が遺るプリヤ・カン、人工池の中に浮かぶニャック・ポアンなど、いくつもの遺跡を訪れました。
アンコール遺跡群のなかで最も印象的だったのが郊外に位置するベン・メリア。アンコール・ワットと同規模だったという900年前の遺跡が、密林に呑み込まれ荒廃するがままの状態で遺されています。これは言葉を失うような光景。途方もなく素晴らしい。
気球に乗って上空からアンコール・ワットを眺めたり。
朝焼けのアンコール・ワットを見に行ったり。
これまでに見たこともないようなスケールの遺跡、見惚れてしまうような見事なレリーフ、荒廃した遺跡を呑み込む密林などなど、心に刻まれるような数々のシーンを見ることができた素晴らしい滞在になりました。
丹後・岡山・直島 12月9日~18日(10日間)
今年最後の旅行は、カニと猫と温泉が目的の旅。丹後の夕日ヶ浦温泉と、瀬戸内海に浮かぶ真鍋島・直島、美作の温泉を巡ってきました。
夕日ヶ浦温泉の宿「海舟」に宿泊し、カニ刺し、カニ天ぷら、焼きガニ、カニしゃぶ、茹でガニ、カニ雑炊など、食べきれないほどのズワイガニを心ゆくまで満喫してきました。
4月に訪れた相島と同じく「猫島」として知られている笠岡諸島の真鍋島へ。人懐こい猫ちゃん達の姿にすっかり夢中になってしまいました。
岡山駅と宇野駅を結ぶアートをテーマにした観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」に乗車。1時間ほどの短い鉄道旅は、車内の小洒落た雰囲気を楽しんだり、予約販売のスイーツを食べたりしているとあっという間。
宇野港からフェリーに乗って、「アートの島」として知られる直島へ。有名な草間彌生さんの「赤かぼちゃ」をはじめ、入浴できる美術施設、直島銭湯「I♥湯」や、空き家をアーティストが作品として改修した「家プロジェクト」などを鑑賞。現代アートには全く興味がなかったんだけど、なんだかんだで楽しめました。
倉敷では旧紡績工場のレンガに蔦が絡まる外観が印象的なホテル「倉敷アイビースクエア」に宿泊。観光する時間はほとんどなかったのだけど、夕暮れ時の美観地区を見れたので満足。
現存十二天守のうち唯一の山城、備中松山城。ここを訪れた目的は現存天守だけでなく、猫の城主「さんじゅーろー」に会うため。ふくふくしていてなんとも愛らしく、その中にも城主らしい貫禄も感じさせる魅力的な猫ちゃんでした。
旅の後半は美作の温泉巡り。湯原温泉の1688年創業という古い歴史を持つ老舗旅館「油屋」に泊まったり、郷緑温泉の一軒宿「郷緑館」や真賀温泉の「真賀温泉館」と足元湧出のお湯を味わったり。
奥津温泉では、前々からの憧れだった老舗旅館「奥津荘」に宿泊。国の登録有形文化財になっている趣深い建築、川を間近に眺められる客室、足元湧出の新鮮なお湯を満喫できる温泉、牛肉を様々な郷土料理で味わえる夕食と、魅力満載の名宿でした。一年の最後に素晴らしい宿に泊まれて良かった!
まとめ
旅行回数:15回
総日数:116日
入った温泉:47湯
泊まった温泉宿:23軒
行った島:14島
今年は海外旅行に5回も行き、島がメインの旅にも2回行ったので、その分、温泉に入ることも温泉宿に泊まることも去年の半分以下と激減してしまいました。
まだまだ入りたい温泉、泊まりたい宿はたくさん残っているので、来年は充実した温泉旅を楽しみたいところです。
また、以前は不安も大きかった海外旅行も、去年までの台湾→香港→ベトナムに続いて、今年はマレーシア→オーストラリアとちょっとずつ遠くに行くことができるようになり、飛行機による長距離移動や、言葉や文化の違う場所に身を置くことにも少しは慣れてきたので、来年はさらに遠い国を目指して行けたらいいなと思っています。
ゆったり落ち着ける温泉か新しい体験ができる海外か、どちらを選んでゆくか悩ましいところですが、これからゆっくり考えて行き先を決めていきたいですね。
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■去年までの旅行まとめはこちら
▼2018年に行った17回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2017年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
▼2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
▼2015年に行った14回、合計113日間の旅行を振り返ってみた
▼2014年に行った14回、合計105日間の旅行を振り返ってみた
▼2013年に行った15回、合計72日間の旅行を振り返ってみた
▼2012年に行った16回、合計64日間の旅行を振り返ってみた
▼2011年に行った15回、合計66日間の旅行を振り返ってみた
▼2010年に行った17回、合計56日間の旅行を振り返ってみた
ではでは、またー。